オークション開始
「冒険者様ここまでになります。中で護衛を雇うのもひとつの手なので考えておいてください」
「ありがとう忠告感謝する」
グラスバラに到着した俺は街の中を歩く事にした。
「おい、にいちゃん金目のもんだしな」
少し人目から外れた場所になった瞬間これかよ、「は〜」ため息をついて俺はCランク冒険者証を見せつける。
「ひっ、悪かったよ、つい魔がさして初めてだったんだ見逃してくれ」
逃げていくカツアゲ犯を俺は無視して歩き始める。
Cランク冒険者はもう一般人を隔絶した段階だナイフを持った暴漢くらい10人いても倒せる。それを知っている奴はCランク冒険者証を見せるだけで逃げていく。
俺はジンバラ主催のオークション会場に近づく、するとセキュリティーから何か身分を証明の提示を求められる。
「これでいいか?」
「ご提示ありがとうございます。オークション開始まではまだ6時間ほどありますが中でお過ごしいただく事も可能です」
「じゃあそうするよ」
俺の狙いは鑑定士の魔眼だ何としても鑑定士を探さなければならない。
会場ではすでに座りお酒を嗜む者、知り合い同士で話す者、人脈を広げる為に声をかける物がいた。
「どうも、君はオークションは初めてかい、なにそんなに警戒しないでくれよ、同業者さ」
Aランクの冒険者証を見せつける男はフランクに俺に話しかけてきた。
「どうも、よろしくお願いします」
「うん、非常に好感が持てるよCランクを超えるとつい傲慢になりがちだからね」
こいつ何の為に話しかけてきたんだ?まじで挨拶したいだけなのか?
「ん?その顔はなぜ話しかけてきた?て聞きたい顔だね。僕はここグラスバラに蔓延しているとあるドラッグの取り締まりを依頼されてね。冒険者なら何か知ってるかなって確認したんだ、実はこのオークションは僕と君以外にも結構冒険者がいるから挨拶したりしてもいいかもね。何か分かったら教えてくれお礼はするよ」
「ありがとうございます。注意しておきますね」
なるほどな薬も蔓延してるのかよこの街やっぱりかなり闇深いな。
オークション開始20分前
「皆様お待たせいたしました。今回のオークションの進行を務める。ラシーと申します本日から3日間オークションをお楽しみください。そうして今回も超一流鑑定士ザーメラミー様に鑑定をお願いしてます。オークション終盤ではザーメラミー様からご挨拶もあるのでよろしくお願いします。では挨拶が長くなりましたがオークションスタートです」
「まず1品目は一角族の頭蓋骨、錬金術の素材はもちろん、装飾やコレクションにもいかがでしょう最低入札額大金15枚からスタートです」
「20」「25」「33」 「42」
「他はいませんかでは一角族の頭蓋骨、大金貨42枚で落札ですおめでとうございます」
何であんなもんに結構な額が出せるのか疑問に思いながらオークションを見続けていた。
「6品目は巨人族の睾丸、世界の珍味の一つで精力剤や不妊治療にも効果がありなかなか入手できない貴重品その上今回の巨人族の睾丸はなんと完全な保存状態、冷凍や干物では無く生の状態で手に入れられます。最低入札額大金貨30枚からスタートです」
「30」「45」「51」・・・・「91」
かなり釣り上がった頃赤い鎧の集団に囲まれた太った男が手を挙げた。
「200!」
「何と急に高額入札大金貨200枚だーー!!他はいませんかではここで決定です。巨人族の睾丸は大金貨200枚で落札です」
太った男はにやにや笑っている。あんな額ださなくても今感じからして120くらいで落札できそうなのに200も払ってやがるどんだけ金が有り余ってんだよ。
「はらぺこ皇帝が居るってのは本当だったんだな」
「こりゃ珍味は狙えないですね」
「あれがかのはらぺこ皇帝それにしてもすごい護衛ですね」
「何でも噂じゃAランク冒険者に匹敵するメンバーで護衛を固めているらしいぞ」
「それはそれは1人くらい分けて欲しいものですね」
あいつがはらぺこ皇帝か見た感じはそんなに強そうな感じはしないが師匠は最大限警戒しろって言ってたな、もしもスキルがバレたら一生はらぺこ皇帝のテーブルに体が並ぶ可能性があるから気をつけなきゃな。




