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KAKUYO2  作者: 四季
511/521

震える唇に ◇

2022.3.26に書いたものです。

そっと寄り添って

震える唇に指で触れる

伝わる感触に

胸が震えるようだった


愛おしさは高まるばかり


一秒

二秒

三秒


時が流れれば流れるほど

どこまでも愛おしくなる


触れてはならないのかと

時に自分に問いかけるけれど

それは無理だって

自分を納得させる


時が刻まれるたびに

愛は膨らんでゆく


そっと寄り添って

震える唇に指で触れる

伝わる感触に

胸が震えるようだった


今度こそは

指ではないもので触れたい


大きすぎる望みと理解はしていても


震える唇に

触れてみたい

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