マスコミをマスゴミっていうのはやめてさしあげろ!事実でも傷付くんですよ!
前回のあらすじ
受け付け「エントリーですね?」
フィアラ「推薦でーす」
チノ「フィアラちゃん!」
「フィアラちゃん!パフォーマーになってくれたんだね!」
チノは、そう言いながらフィアラの手を掴んで、上下にぶんぶん回してくる。
「あ、えっと………」
予想以上のテンションの高さに、フィアラは思わず驚いてしまう。
「ねぇねぇ!折角だからちょっとお話ししない?」
ということで、チノに連れられてフィアラはチノの楽屋に連れてこられた。
「ゆっくりしててね〜」
フィアラは始めてきた楽屋を興味深く観察している。
「緊張してる〜?こっち座りなよ」
「え?あ、うん。ありがとう」
チノに促されて、フィアラもソファに座る。
「えへへ〜。実は楽屋に誰か呼ぶの始めてなんだよね〜」
そう言ったチノは心の底から嬉しそうな表情をしている。
「えっと、私以外に推薦した人は?」
「うん。パフォーマーにはなってくれたんだけどね。話す機会もなくて、全然話さなかったの」
まあ、パフォーマーも忙しいだろうし、そう言ったすれ違いがあってもおかしくは無い。
「だから、こうして話すのはフィアラちゃんがはじめてかな!」
チノはそう言うと立ち上がり、クルクルと回転した。
「嬉しかったんだ!私、普段は他のパフォーマーの人とはあまり話さないから」
「でも、私は今日が始めてですよ?」
「それでも、だよ!」
もしかしたら、チノはフィアラがこれからも続けると、そう信じているらしい。
「なんで、私を推薦してくれたんですか?」
フィアラの疑問にチノは「ん〜?」の悩むと、
「まだ、秘密かな」
「………そう、ですか」
まあ、元々答えてもらえるとは思っていなかった。
「あ、そろそろノーマルランクの人は準備じゃない?今日が始めてでしょ?」
応援してる、と。チノはそう言ってくれた。
「楽しみにしてるから!」
チノは笑いながらそう言って見送ってくれた。
フィアラは楽屋に向かう途中で、少し考えていた。
(なんで、チノさんはあんなに期待しているのだろうか)
無自覚な期待。無条件な期待。だけど、それには必ず裏があるはずだ。
才能を見出す力?それが外れない自信?それを裏付けする根拠は………
「恩恵………」
ならば、チノの恩恵は才能を見出す力かと思われる。
パフォーマンスの魅力を引き上げる力ではない、ということだ。
「まあ、見てみればわかるかな」
フィアラはこれがデビュー戦。勝っても負けても後悔のないようにしなくては。
「ここで、精一杯目立てば………」
他の人を実力で上回ってみせる、と。そう覚悟してフィアラは楽屋の扉を開いた。
Q.チノからの推薦組ってチノと仲悪いの?
A.仲悪い悪くない以前の問題。ていうか、もうパフォーマーしてなかったりする
Q.ノーマルランクって競争率高い?
A.高い。だからしたこともないフィアラにとっては鬼門




