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シンジャエ

前回のあらすじ


レベッカ「気にしてないから!」


エリザベス「私は、あなたを信じてる」

 人が死ぬ光景は、いつまで経っても慣れないものだ。

 それが、親しくなった、なろうとした人物であるならば尚更。


「お母さん!?」


 なにかによって胸を貫通されたエリザベスはそのまま背中から地面に倒れる。

 エリザベスの身体をレベッカが完全に倒れる前に受け止めた。懸命に回復魔法をかけても、空いた穴が大きすぎて塞ぐことができない。


「なんで………閉じてよぉ!」


 折角仲良くなれたと思ったのに。親子の絆を紡げると思ったのに。そんな矢先にこの事態。

 誰がやった?そんなもの、決まっている。


「ちっ。レベッカには当たらなかったか………」


 茂みの中から、そう言いながらエリザベスの胸を貫通した人物、ヴァインヒルトが出てくる。


 ヴァインヒルトはエリザベスを一瞥するが、何も言わない。

 それが気に食わなくて、レベッカは文句を言おうとしたが、エリザベスがレベッカの頬を触ったことによって中断された。


「!?お母さん!」


「ダメ、よレベッカ………抑えて………」


 なにを、抑えればいいのだろうか。その湧き出てくる憎悪の感情を、だろうか。


「ごめ、んね………ダメな、母親で………大切な、子、一人も、守れなくて………」


 レベッカ地面の上に正座すると、エリザベスの頭をゆっくりと膝の上に乗せる。


「ごめ、んね………レベッカ………」


 泣きながら懺悔するエリザベスの頭を、レベッカは優しく撫でる。


「謝らなくて、大丈夫。私は、短い時間だったけど、話せて、楽しかったから………」


 レベッカも静かに涙を流しながら言う。


「確かに、時間は短かったかもしれないけど、お母さんは、私のお母さんで………」


 だから、


「謝らなくて、いいから。私は、お母さんが好きだよ?ありがとう。私を、大切に思ってくれて………」


 レベッカは今作れる精一杯の笑みをエリザベスに向ける。

 エリザベスはレベッカの笑みを見て、静かに涙を流すと


「レベッカ………あなたを、愛して………」


 最後まで言い終えることなく、エリザベスの手はレベッカの頬から離れ、落ちてしまった。


「茶番だな………」


 そんな光景を見て、ヴァインヒルトは冷たく言い放つ。


「エリザベスもエリザベスだ。無駄な情に流されやがって。役立たずが………」


 死体蹴りするような言葉にも、レベッカはもう、何も感じない。これ以上、何も感じないのだ。

 レベッカはエリザベスをもう一度見る。頭には、綺麗な髪飾りが着いている。

 その髪飾りを丁寧に髪から取ると、自分の髪に付けた。これでずっと、一緒だ。エリザベスとレベッカは心で繋がっている。


 そうしてエリザベスを地面に優しく寝かせると、ヴァインヒルトを見る。

 レベッカがヴァインヒルトを視界に入れた瞬間


「しんじゃえ」


 ヴァインヒルトの身体が内部から爆ぜた。


「!?」


 突然の出来事に動揺を隠せないヴァインヒルトは、再生すると、レベッカを睨みつけた。


「なんの真似だ?そんなことをしても」


「しんじゃえ」


 今度はヴァインヒルトの身体が発火し、燃えカスになってしまった。


「聞いてるのか!たとえ何度殺しても」


「しんじゃえ」


 今度はヴァインヒルトの身体の内部から氷の華が先、血ごと凍てつかせた。


「おい!人の話しを」


「しんじゃえ」


 今度はヴァインヒルトの両側に巨大な岩石が出現し、ヴァインヒルトを圧死させた。


「無駄だと」


「しんじゃえ」


 再度魔法によって殺されるヴァインヒルト。

 レベッカは、朧ながらも認識している。ヴァインヒルトが死なないことくらい。だけど、この湧き上がる感情を、抑えることなんてできやしなかった。


「しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、しんじゃえ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエ、シンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエシンジャエ」


「シンジャエ」

Q.家族の絆、ですね!

A.たった二人ですけどね!育んでるのは


Q.死ぬの?

A.死なないけど、殺せないわけではないから

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