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家族に疎まれて、醜穢令嬢として名を馳せましたが、信用出来る執事がいるので大丈夫です  作者: 花野拓海
二章 しかし、概して人々が運命と呼ぶものは、大半が自分の愚行にすぎない。
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目指せCommon Life

前回のあらすじ


レベッカ「お母さんがわからないよ………」


アイト「慎重になりましょう。もしかしたら罠です」


2章社交会編とか言いたかったけど、まだ道中っていうねwww

 レベッカたちが乗っている馬車は夕方には王都に到着した。


「わぁ!」


 レベッカは、始めてみる自分が住んでいる街以外の街の景色に見蕩れているようだ。


「お嬢様。あれが、今日の社交会が開かれる王城です」


 アイトが誘導した先には、レベッカが住んでいる屋敷よりもはるかに大きい城が堂々と建っていた。


「あれがお城かぁ………本当にお屋敷よりも大きいんだね!」


 はじめての馬車。はじめて見る街。そして城。

 レベッカのテンションは今も上昇中だ。


「落ち着いてくださいお嬢様。その調子では夜まで持ちませんよ」


 アイトに宥められて、ゆっくりと馬車の席に座り直す。

 やがてレベッカたちの乗っている馬車は王城の中に入って行った。

 入って行ったのだが、


「ねぇアイト?なんでお父さんたちは降りて私は降りないの?」


 何故かアイトに、レベッカは馬車で待機するように言われたのだ。


 置いていかれている不安を胸の中に抱きながらアイトに質問をすると、


「お嬢様はもしかしたら旦那様に除外される可能性もありますからね。そんなことはしないと思いますが、念の為です」


 そう言われると納得するしかないのだが、


「じゃあ、私はちゃんと入れるの?」


 そこが今のレベッカの不安点だった。


 もしかしたら中に入れないかもしれない。そんな考えが頭の中を駆け巡る。


「それなら大丈夫です。懸念点を旦那様に伝えたうえで、僕の行動は事前に伝えていますので」


「つまり………?」


「お嬢様は問題なく社交会に間に合います」


 その言葉を聞くと、レベッカは安堵の息を吐いた。


 いくらアイトを信じているとはいえ、不安なのだ。


 そして馬車を指定された馬車に置いたアイトは、馬車の扉を開いた。


「どうぞ、お嬢様」


 アイトが差し出してくれた手をレベッカが掴む。


 そして優しく、ゆっくりと地面に降りた。


「ありがとうアイト」


 レベッカはお礼を言ってから周囲を見渡す。


「………馬車しかないね」


 色々な貴族の人たちを密かに期待していたレベッカは、少しだけ落胆してしまう。

 周りにはどう見ても馬車ばかりだったのだから。


「まあ、ここは馬車を停車する場所ですからね。普通の貴族の子はここまで来ないでしょう」


 普通の貴族の子はここまでこない。ということは


「もしかして、私って普通じゃないの!?」


「いえ、お嬢様は元々普通ではございません」


「うぐっ」


 虐められていることを除けば普通だと思っていたレベッカの心に、アイトの言葉はクリティカルヒットした。


「で、でも!それも今日まで。貴族の娘として、社交会に出るんだから!」


 正直、社交会に出てもレベッカの現在の境遇が普通の貴族とは違うので今日までではないのだが、せっかく張り切っているレベッカを蔑ろにする訳にはいかなかった。


「頑張ってくださいね」


 結局、アイトにできることはエールを送るだけであった。

Q.馬車ってお城のどこら辺に停めてるの?

A.馬車小屋があるんですよ。離れ的な存在で建ってます


Q.レベッカって他の貴族と会ったことあるの?

A.ない。家に訪ねて来た時も、レベッカはそもそも部屋から出してしもらえなった


Q.レベッカが理想とする普通の貴族とは

A.社交会とかのパーティーに、度々顔を出したり、招待されてる貴族です。ルルアリアとかトリスタンとかはちょくちょく呼ばれてる


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