そよ風にふかれて
食事を済ませて、また歩き始めました。
「…………平和だなぁ。」
歩きながらポツリと呟いた。
「そうだね。」 「そうですね。」 (平和が一番です。)
三人も同じ気持ちみたいで、少し嬉しかった。
……まぁ、敵は相変わらずリスキルしてるけど。
「……でも、ちょっと…ふあぁぁぁ……眠たくなってきたよ。」
結構ポカポカ陽気だから、眠たいんだよね。
「私も~……」 「私も、少し……」 (私は大丈夫ですよ。)
フェリスはさすがだなぁ…と思いながら歩いていると、開けた平原に着いた。
「ちょっと休憩しようか?」
どうせならちょっと仮眠しよう。……さっきの場所ですれば良かった気もするけど。
「さんせ~……」 「私も賛成です…」
ルーナとシャノも賛同のようだ。
(ヒロ、あっちがよさそうですよ。)
フェリスが指…じゃなくて右前足でさした所には小さな花畑があった。
「きれ~♪」 「綺麗です…♪」
女性陣には好評のようである。
「じゃあ、あそこにしよう。」
僕達は花畑に移動した。
僕とルーナとシャノは花畑の前で腰を下ろした。…フェリスは僕達の直ぐ真後ろです。
「間近で見るともっときれい♪」 「えぇ、本当に♪」
二人は結構楽しんでいるみたいだ。……じゃあ、僕は
「うんしょ、うんしょ……えっと、ここがこうなってるから、ここをこうして、っと……出来た!」
(ヒロ、それは?)
フェリスの言葉に二人も振り向いた。
「うん、花冠。……はい、ルーナ、シャノ。」
初めてだから少し形がおかしいところもあるけど、一応出来た。僕はそれを二人の頭にかぶせた。
「わぁ……ありがと、ヒロ♪」 「ありがとうございます、ヒロ♪」
二人とも笑顔で喜んでくれた。……まるで……
「二人とも可愛いお姫様、だね。」 (そうですね。)
僕が素直に思った事を言い、フェリスが更に後押しした。
「そ、そうかな……♪//」 「私が、お姫様!?……そ、そんな……♪//」
二人とも恥ずかしそうにもじもじしている。……うん、そこも可愛い。
「ふあぁぁぁ……フェリス、体借りて良い?」
(分かりました……フッ!……はい、どうぞ。)
元の大きさに戻ったフェリスに頭をもたれ掛からせるようにして、仰向けになった。
「私も!」 「私も、失礼します。」
二人も僕の横に並んで仰向けになった。
「……寝よっか、僕の可愛いお姫様方?」
そう言って僕は二人を抱き寄せた。
「ひゃん♪……うん♪」 「ふああ♪……はい♪」
二人とも嬉しそうである。
……気持ちのよいそよ風に吹かれながら、僕達は眠りに落ちた……
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