王宮アゲイン
「……あれ?そういえば、王子様達どこにいるんだろう?」
着いたのは良いけど、王子様達の場所がわからないなぁ、と思っていたときだった。
「……私が案内しましょうか?」
「え?…うわっ!」
背後から声をかけられて振り返って見ると、あのときのメイドさんがいてびっくりした。……まったく気配を感じなかったんですが……
ルーナも驚いて固まっている。
「ルーナ」パンッ
「…はっ!」
ルーナの顔の前で手を叩いたら、ルーナは復活した。
「どうされましたか?」
メイドさんが不思議そうに聞いてきた。…いや、ツッコミたいけど止めとこう。
「いえ、何でもないです。……案内してくれるのなら是非お願いします。」
何事もなかったように返事をした。
「分かりました。…それでは、私に着いてきてください。」
メイドさんに着いていくように歩き出した。……ちなみに、メイドさんの名前はカノンだった。
「……着きましたよ。」
そう言って案内されたのは、ちょっとした大部屋だった。
「……!ヒロ君!?ヒロ君じゃないか!久しぶりだな。」
「……!ルーナさん!お久しぶりです。」
中に居たのは、王子様と王女様だった。
「お久しぶりです。」 「です。」
僕達は軽く会釈した。
「そんなに畏まらなくてもいいぞ。……それにしても突然だな。どうした?」
「えっとですね……」
僕はここに来た理由を話した。……既にルーナは王女様に別の部屋に連行されました。……大丈夫かなぁ?
「成る程……よし、分かった。カノン!」
「はい、何でしょうか?」
「ちょっとさっきの条件に合うメイド達を集めてくれるか?」
「…畏まりました。」
そう言うとカノンさんは早足で部屋を後にした。
「えっと…どういうことですか?」
いや、何となく分かるけど一応王子様に確認した。
「なぁに。ここで働いている者ならヒロ君達の条件に合うからな。せっかくだから、ここで雇ったらどうだ?」
「…ですよねーーー!!!」
やっぱりそうなりますか!……良いのかな?
「良いんですか?一介の冒険者に、王宮のメイドさんを雇わせても?」
一応気になったから聞いてみた。
「ん?あぁ、それなら大丈夫さ。君の実力なら大丈夫だし、ちゃんと手は回しておくよ。」
……そういうものなのかな?……余り詮索はしないけど……
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