お宅拝見
「「今までお世話になりました!」」
次の日の朝、僕とシャノはカシミさんに挨拶しに行った。
「こちらこそ、今まで楽しかったですよ。また、いつでも来てくださいね。…ヒロさん、シャノのことをお願いしますね。」
「もちろんです。それじゃあ、そろそろいきます。行こう、シャノ。」
「はい。…カシミさん、ありがとうございました。」
「二人とも、体には気を付けなさいよ!」
カシミさんに見送られながら、僕達は宿を後にした。
……そして、僕が昨日買った家の前
「ヒロ!おはよっ!」
そこにはすでにルーナがいた。
「おはよう、ルーナ。」
「…あれ?シャノさんも一緒なの?」
「うん。一緒に暮らすことになったんだ。…駄目かな?」
「ううん、オッケーだよ!私もシャノさんと暮らしたいな~と思ってたもん♪」
「ありがと、ルーナ。……良かったね、シャノ。」
「はい。……ルーナさん、これからもよろしくお願いします。」
「うん、よろしくー♪」
うん。仲良くしてくれるようで何よりだよ。…僕の読んでた小説じゃなかなかこういった『一緒に頑張りましょう』展開なかったからなぁ~。
「じゃあ、入ろうか?」
「うん!」 「はい!」
二人の返事を聞いた後、いよいよ家に入った。
「……それにしても、凄いなぁ。」
「うん。」 「そうですね。」
と言うのも、実際に見てみると人が十数人は住めそうで、リビングとか、お風呂とかが普通より大きい作りになっている。……優良物件である。
「ここは寝室かな?」
寝室は五人ぐらいは寝れそうな大部屋が一部屋、一人用が十部屋あった。……この広さ分の家具を運んでくれたスリードさん達には感謝しきれないや。
「じゃあ、ここが僕の部屋。ここがルーナの部屋。ここがシャノの部屋ね。」
「はーい。」 「分かりました。」
手前から順に僕、ルーナ、シャノである。
「……さてと、今日も依頼しようか?」
「うん。……シャノさんはどうします?」
「私はこの家の掃除でもしてますね。」
「……ルーナ、シャノ。」
「ん?」 「どうしました?」
「もう僕達一緒に暮らすんだし、お互いに呼び捨てでいいんじゃないかな?」
これは一応昨日から決めてたんだよ。
「分かった!じゃあ、シャノって呼ぶね!」
「私も少し恥ずかしいですが、ヒロ、ルーナと呼びますね。」
「うん。……じゃあ、一応まとまった所で今日から一緒に頑張ろー!」
「「「おー♪」」」
さ、頑張りまっしょい!
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