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拝啓 異世界に行くことになりました ~ほのぼのもふもふライフ~  作者: アーク
第一章 初めまして異世界転生
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張り切っちゃうぞ!

「……で、どうして王子様と王女様がここに居るんですか?」

 素直に僕は疑問をぶつけてみた。


「いや~ちょっと気分転換に来てみたんだけど、そうしたら『俺と稽古つけてください。』って人が来てね。それで相手していたらこんな人だかりが出来たんだよ。」


「そ、そうだったんですか……」

 それは単なる手合わせなのか、それとも王女様に良いところを見せようとしただけなのか…どちらにしても大変だったんだろうなぁ…


「お疲れ様です。」


「いやいや、僕もちょっと稽古し足りなかったなぁ~って思ってたからちょうど良かった位だよ。」


「は、はぁ……」

 この人はちょっとした戦闘狂(バトルジャンキー)なのかな?


「あ、そういえばどうして僕達の事を知ってたんですか?」


「うん。君たちのことはたまに耳にするんだ。『旅鳥(トリップ・バード)という少年と犬人族の少女の初心者離れしたパーティーが居る』ってね。」


「あ、あははははは……」

 そう言われて僕は乾いた笑いしか出来なかった。そしてやっぱりやりすぎだったんだと思った。


「あれ?そういえばルーナは……!?」

 ふと気がついてルーナの方を見ると、王女様に撫でられていた。


「はふぅ~わふぅ~♪」


「うふふ。ルーナさん、可愛いです……♪」


「あはは、ユリアはルーナさんのことを気に入ったみたいだね。」


「………………」

 なんだろう、この突っ込みたいけど突っ込めない雰囲気は……


「ところでヒロ君、手合わせ願えないかな?」


「え?い、いいですけど…理由をお聞きしても?」


「いやー、ちょっと噂の君の実力が知りたくなっただけさ。」


「そうですか……」

 やっぱりこの人は戦闘狂(バトルジャンキー)のようだ。


「ヒロ、王子様と手合わせするの?頑張って!」


「う、うん!」

 王女様から解放(?)されたルーナがキラキラした目でそう言ってきた。


「それで、ルールはどうしますか?」


「うん、互いにスキルは無し。この木剣でやろう。ほい。」


「っとと。」

 木剣を投げ渡されて、慌てて受け取った。……うん。もうどこから出てきたとか突っ込まないことにするよ……


「ヒロ!頑張れ~!」


「兄様はお強いですから、頑張って下さいね。」


「まぁ、やれるだけやってみるよ。」

 女性陣二人からエールをもらい僕は笑顔で応えた。よし、張り切っちゃうぞ~!

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