うぇいうぇい♪(やりすぎた……)
ざわざわ……
「あ、あはははは…は……」
今、僕の顔はひきつっている。何故なら……
「先輩!しっかりしてください、先輩!」
「し、尻尾がぁ~……」
ミリアさんが僕達の持ってきた尻尾を見た瞬間に目を丸くして倒れてしまって、そしてそれを見た周りの人達の視線が全部僕達に向いているからだ。
「……?ヒロ?」
どういう事か分かっていないであろうルーナはきょとんとした顔でキョロキョロしている。
「……はっ!?」
あ、ミリアさんが起きた。
「大丈夫ですか、先輩!?」
「えぇ、もう大丈夫よ。……正直ここまでするなんて予想外だったから、ビックリしたの。」
「良かったぁ~……。にしてもヒロさん、こんなの冒険者ランク:Gがやることじゃないですよ。」
「そうよヒロさん。……これで冒険者を初めて4日とは思えないわよ。」
「い、いや~……あはははは……」
「「「!!!!?」」」
話を聞いていたのであろう周りの人達が驚いているようだ。
「ぶ~……私も頑張ったのにぃ~……。」
二人から出た名前が僕だけだったからかルーナが拗ねている。
「もちろんルーナのおかげだよ。……ありがとう♪」
フォローの為に優しい笑顔を意識してお礼を言いつつ、頭を撫でた。
「…!?え、えへへへ♪///」
ルーナは不意をつかれたような顔をして、顔を真っ赤にしながら嬉しそうにはにかんだ。犬耳は気持ち良さそうに垂れ下がり、尻尾は千切れんばかりにブンブン振っている。
(可愛いなぁ~ルーナ♪)
「「……ヒロさん!?」」
「……はっ!?」
ミリアさんとルルさんの声を聞いて、5秒位で我に帰った。……また、トリップしていたようです。
「す、すみません…つい……」
「はぁ~……まぁ、私達の言い方にも思うところがあるので良いでしょう。……さて、それでは依頼の方ですが……スノーラビットが70体、キラーラビットが40体ですので銅貨六十二枚になります。少しお待ちください……」
そういってミリアさんは席を外した。
「ヒロ!銅貨六十二枚だって!凄いね!」
「う、うん。そうだね!」
嬉しそうにぴょんぴょんしているルーナを見てちょっとほっこりした。
「お待たせしました……ルーナさん、嬉しいのも分かりますが場所を考えましょうね?」
「…あ。す、すみません…。」
「分かったのならよろしい。……こちらが報酬になります。」
「「ありがとうございます。」」
そういって僕達は銀貨六枚と銅貨二枚を受け取った。
「またきます!行こう、ルーナ。」
「うん!」
僕達はギルドを後にした。
……後日、ギルド内外で『天然二人組』という言葉を聞くようになるのはまた別のお話




