表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
イーヴィル・アイ(邪視眼)  作者: ランプライト
第七章:変態×魔導師
33/65

-033-

中年男:「お前が「護符」を破壊して回ったお蔭で、悪霊は拘束を解かれ、今や力を取り戻しつつある。」


藤森:「だって、知らなかったの。 そんな、大切なものだなんて、…判らなかったの!」


中年男:「済んだ事は、仕方がない。 私は、次の被害が拡がる前に、再び悪霊を封印するだけだ。」


藤森:「どうやって?」


中年男:「方法は幾つもあるが、一番確実なのは、お前の身体から悪霊を分離して、「アメミット」に喰わせるやり方だ。 「アメミット」に喰われた霊魂は、永久に、復活する事は叶わない。」


中年男:「ただこの時に、お前の身体は14の肉塊に解体される事になる。 …残念だったな。」


確かな言葉で、男は私は生きてはいられないと、…そう言った。

それも、殺意では無く、まるで作業の様に、まるで家畜をそうする様に、「解体する」と、…そう言った。



中年男:「既に、その為の準備は着々と整いつつある。…先ずは、悪霊を一箇所に集める。 悪霊が棲み付くのは大抵「脳髄」だ、特に人間が性的興奮状態に置かれた場合、悪霊は殆ど100%が「脳髄」と「性器」に集中する。 その間に、お前の魂を本来宿るべき「心臓」に隔離して、悪霊と完全に分離させる。」


中年男:「心配は無用だ。 忠実に「ミイラ」を製作するのと同じ工程を行えば、お前の魂は必ず「心臓」に集中する。 それで、悪霊の宿った「脳髄」と「性器」を取り除き、重要な内臓を分解・保管し、その後に然るべき処置を行えば、お前は、…来世での甦りを保証される。」 


こいつ、…狂ってる? 本気で「魂」とか、「悪霊」とか、「ミイラの甦り」とか、本気で考えてる訳?



中年男:「此処で大切なのは、悪霊が棲み付いた脳を傷つけない様にする事だ。出来るだけ、生きた状態の侭で、悪霊を外へ逃がさない状態の侭で、身体を解体する必要がある。 心配するな、痛みは極力感じない様にしてやる。 特殊な媚薬で、性的絶頂感覚を味わい続けた状態で、気付いた時には、全ては完了しているだろう。」


こいつ、…狂ってる! 本気で、私を、生きた侭解剖しようって、本気で言ってるの?


そんなの、中ニ病にも、…程がある!



中年男:「先ずは、体中の老廃物を排泄させる。 既に下剤は先ほど注射済だ。 今から行うのは、よりスムースに作業を進める為の処置だ。」


そう言うと、男はごそごそと、私の足元で何かを、用意して、…冷たい、管の様なものを、…


藤森:「嫌!…触らないで! いや!、…イヤあ!」


抵抗出来ない私の、ア………に、…挿し込んで、…大量の温められたグリセリン?が、…



藤森:「…ああああっ!…あうぁ、…おぁあおお、…やだぁぁぁぁ…、」


有り得ない! …有り得ない!! …有り得ない!!!

…そこは、入れる処じゃなくって!…


悔しさと、恥ずかしさが、体内に侵入してくる熱い液体に…、無理矢理、絶望へと、…塗り替えられて行く、



中年男:「直ぐに、便意が訪れる。気にせずその侭漏らししても構わない、…その為の施術台だ。」


藤森:「…なんで、私が、…こんな目に!?」


中年男:「再び被害が広がってからでは遅いのだ、今なら、お前一人の命で、事は済む。」


藤森:「アンタ、…馬鹿じゃないの?」


中年男:「誰だって何時かは死ぬ。死が社会に与える影響を最善に仕向ける事が、重要なのだ。」


藤森:「嫌ぁ、…なんで、アンタなんかに!」



中年男:「私は暫く席を外すとしよう、排泄の現場など、見るに耐えないからな。」


藤森:「早く、解いて! …やめてよ! …早く、帰して!」


中年男は、身動きも取れずに泣き叫ぶ私を一人放置した侭、…何時の間にか部屋を出て行く。


それから間も無く、猛烈な、痛みを伴わない便意が、押し寄せてきて、…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ