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勧善懲悪、暴れん坊エル

 役所で判明した事はリッターは結婚しており子供が居たという事。残念ながらこの妻と子供の記録は無かった。原因は事故後の周囲からの責任者=加害者という偏見をもった扱いであった。この事は数少ないこの地に留まった当時の関係者の子孫という老魔族から確認が取れた。

 リッターの妻は元研究者で、研究所で働いていた人達の家族と一緒に都市から逃げたらしい。どこへ行ったかなどは完全に判らず、子孫を見つけるのはかなり厳しい状況に追い込まれた。


「これは捜査方法を変えるしかないかな」


「うむ、当時はかなりの被害で他の研究施設にも被害があったり、魔術研究自体が危ぶまれたと言っておったからの。、

 行方をくらませるなら、本格的に消息を絶つようにしたんじゃろう」


「次に記録が残ってそうなのは当時爆発したという研究所だけど…」


「うーむ一応魔素第一研究所は別の研究者により再開されているようじゃが、再開時期が500年後じゃからな」


「駄目モトということで行ってみよう」


「ふむ」


 しかし、やはりと言うべきか、爆発に巻き込まれた魔素第一研究所の資料は一切残っておらず、現在の所長から話を聞いても、残ったであろう資料はすでに資料室へと移されていると告げられて完全に糸が切れた。


「これはまいったのぉ」


「他に3500年前の資料を探す手がかりは無いものかな」


「とりあえず今現在の魔素第一研究所において変異魔素についてどれほどわかっているか確認してみるか」


 変異魔素を調べる事は困難らしくこれまた行き詰る。変異魔素の仕業ではないか、そう疑われる事例はあるのだが、結局獰猛な魔獣が現れたとして処分されていたりするのである。そのような場合は強力な魔獣を処分したと報告があったら現地に赴くが、既に魔物の遺体は残っていないし残滓も見当たらないのである。

 冒険者達に聞き取り調査をしても通常より手が掛かったぐらいで、処理された魔石などを調べても、通常の魔石と差を見つけ出す事もできなかったという。

 また竜族が討伐した際などは一瞬で焼き尽くされる事などが処理方法であり、自分達が遭遇したようなワイバーンクラスの魔物が暴れた例や討伐記録は存在しなかった。

 これでは流石にどの件が変異魔素のものなのか慶司たちにもさっぱりわからない。


「お手上げとはまさにこのことじゃの」


「うーん、黒竜になったエルみたいな騒動…うーんうーん」


「どうした唸って」


「いや、なにか思いつきそうな?」


「とりあえず悩み続けてもしょうがないのぉ…ご飯を食べようぞ」


 料理店に入って注文を済ませても慶司は唸っている。実際にお手上げ状態なのだから悩むしかないのではあるが…


「それにしてもやはり主様のご飯を食べたいの」


「そうかな、ここの料理も美味しいじゃないか」


「でもこう野外で食べたり、特別なメニューだったりデザートが付いて来るじゃろ」


「デザートで釣り上げてしまった気がしてならないな」


「それはついでじゃ」


「ここは一つ釣りか狩でもして頭を休めるとするか」


「うむ、それが良い」


 先ず慶司とエルは宿を取って荷物を放り込むと冒険者ギルドへと向かった


 依頼書をみるとこの地域では採取20、狩猟が10、討伐3、護衛5と思った以上に採取が多かった。

 採取で求められているのは高額の霊木探しという変わり種から水晶採掘、傷薬の材料までと多岐にわたっていた。狩猟は都市の規模の割に少なく感じたが、食料の多くを北からの輸入に頼っているらしい。マギノよりも更に南東100km程行ったところに港町エリノがあり、大陸北東のグラームから届けられる穀物と塩漬けの肉などを仕入れている。その商隊の警護がそこそこあるようで、こちらからは魔術製品を輸送している。

 他の地にも販売しているので、その分ここでは酪農が少なく、野菜をつくる畑だけは広がっているといった感じである。討伐の依頼などはそこから出されている。南にむかってアルザスから流れてくる川が海に向かって注いでいて、ハンマーレブの依頼などが見つけられた。


 ハンマーレブとロックハイドフィッシュの依頼を持ちながら、狩猟で他の依頼を見た時に、やっと慶司の頭の処理は終わったようだった。


「そうか、冒険者ギルドの記録も見ないと…」


「なんじゃと?」


「3500年前の記録があるかどうかまではわからないけど冒険者ギルドの記録を見てみないと」


「ぬぬぬ…」


「じゃあ、このハンマーレブとロックハイドフィッシュを釣りにいってからギルドで調べよう」


「ふむ、よかろう!」


 慶司は2枚の依頼書をもってカウンターへ行って手続きをして出掛けた。ハンマーレブとロックハイドフィッシュを多めに取ってその場で串焼きにしてから依頼の報告を済ませると調べ物は明日にしようとエルに告げて宿に戻りぐっすりと睡眠をとった。


「昨日の焼いたハンマーレブも中々の味じゃったの」


「茹でたりするのに比べて旨みがのこりやすいのかもね」


「うむ、石で叩いてわって食べるというのも中々よかった。

 冒険者になってよかったと思うのはその場で新鮮な獲物を食べれることかもしれぬ」


「喜んで食べてるところをみれるのも良いものだからね」


「そうか? じゃったらまた調べ物だけするのは良くないからの、調べ物が終わったら狩にいくのじゃ」



 ◆◇◆          ◆◇◆          ◆◇◆



 今日は裏からではなく表からギルドへ入る。あら? とミシェルさんがこちらに気が付き対応してくれる。

 テーブルに座りワクワクした表情でどんな依頼を斡旋しましょうかと喜んでいる。申し訳ありませんその表情には答えられないんです。


「いえ実は依頼を受けに来たのではなくて調べ物がありまして」


「えー、そうなんですか…残念ですねぇ新鮮な討伐依頼がありましたのに」


「まあ調べ物が終わったら受けてもいいんじゃがの」


「そうなんですか? じゃあ協力しますのでさくっと終わらせましょう」


「調べたいのは3500年前の黒竜騒ぎと強力な魔物などに関してのギルドに保管されている討伐記録なんです」


「3500年前?」


「ええ、古い記録になるとは思うのですが」


「そうですね、まだこの冒険者ギルドとしてではなく、ほかのギルドもあった時代ですので、どれだけ正確な情報をお出しできるかわかりませんが…」


「では、ギルド本部長へ資料室への入室許可を取ってきますので少々お待ち下さい」



「ふむ、君たちが資料室への入室希望を出している冒険者か」


「はい、えっとチーム白銀の翼のお二人です」


「フン、調べてどうするのだ」


「突然お伺いしてもうしわけありません、白銀の翼の慶司とエルと申します、調査している案件がありまして、魔術ギルドや研究機関でも資料が残っていない為冒険者ギルドの資料からヒントでもあればと思いまして」


「で、本部にきたと?」


 どうにも態度の宜しくない残念な人が本部長のようである、ミシェルさんもわざわざ本部長が対応にでてくるとも思わなかったようで後ろで下を向いたり上を向いたりと忙しい


「なんじゃ、調べ物はさせれんとでもいうのか」


「フン、一介の冒険者をホイホイと資料室の入室を許可してたんでは示しがつかんのでな」


「ほう、我らが一介の冒険者だから許可はせんというのか?」


「赤竜の牙の団長クラスならまだしも無名の冒険者チームが来て記録を見せろなどと言われて報告されるなんてのは無駄だから、諦めてお帰り願おうか」


 あー、うん、確かに一介の冒険者である…間違ってはいない、後ろではミシェルさんが頭を抱えている。まあこの人も虫の居所でも悪かったのだろう。しかしまずい、ブチブチと音が聞こえてくる


「フゥ…ッフッフッフ笑わせてフゴニュフゴゴゴゴ!?」


「えーとじゃあすいませんちょっと一旦帰りますので失礼しました」


「フン! 忙しいのにキミも持ってくる話を選び給え!」


 本部長はカツカツと威張りながら戻っていく、お、凄い魔術のエレベーターがあるんだ凄いな!


「ニュゴ!クェオギ!ニョグモモ!」


「はいはい、落ち着いて、手を離すから深呼吸!」


「スーーーーーーーハーーーーースーーーーーーハーーーーー」


「落ち着いた?」


「ヌヌヌヌヌなんじゃあ奴は!」


「なんだかすいません、どうも討伐の依頼の処理が上手くいかなかったところへ話しを持っていってしまったようで、普段はあそこまで横柄な態度ではないと思うのですが」


「うーん、まあ一介の冒険者なのは間違ってなかったんだけど、ちょっと困ったね」


「あんなのはクビにしないと冒険者ギルドの存続に関わるぞ!

 ぶっ壊す!

 ぶっ壊すのじゃ!」


「ハイハイ、落ち着こう」


「赤竜の団長クラスなら考えてみるじゃと!?

 ウヌヌヌ!

 そこの柱を一本ぶち抜いて崩壊させてくれるわ!」


「いや、他の人に迷惑かけちゃだめだよ」


「ウヌヌヌヌじゃあどうするのじゃギャフンと言わせないと気が済まんぞ!」


「ギャフンか…まあ出来なくないけど大人気ないしなぁ…」


「え?ギャフンってあの本部長に言わせられるんですか?」


「ええ、まあ出来なくはないんですが気が乗らなくて…」


「いえ、随分失礼な態度をとってましたし、大して忙しくもない役職で踏ん反り帰ってたくせに持ってくる話を選び給えとかいうのをギャフンといわせることができるならお手伝いします! ええ是非ともさせてください」


 ああ、うっすらと綺麗な顔に角が生えてる幻影が見える…周りのほかの受付のお姉さん方もウンウンと頷いて…


「仕方ないですね、じゃあ協力というか流石にここで内容は…」


「判りました、お昼ご飯を外で食べますからそのときに打ち合わせをしましょう!」



 ◆◇◆          ◆◇◆          ◆◇◆



 近くの料理店で待ち合わせをして作戦会議じゃというエル、楽しくなってきました! と喜んで参加を決めてくれたミシェルさん…


「ところで、3500年前の黒竜事件ってどんなものだったんですか?」


「えっとですね、変異魔素という物があるのをご存知ですか?」


「え、ええ名前だけは一応」


「黒竜事件はその変異魔素が引き起こした可能性が高いんです、そしてそれを研究していた魔素第一研究所は当時爆発事故があったせいで記録が残っておらず研究者も残っていない、

 そしてつい先日にもその変異魔素の仕業と思われる事件に我々が関わる事になったので、当時の背景を調べようという事になったんです」


「3500年前の研究所…」


「まあ、それでどうしても調べたいので大人気ない方法をとるのですが…

 ミシェルさんに協力というかそうですね、ギャフンと言わせたこと以外の内容を他言無用でお願いしたいのですが」


「わかりました!あの本部長をギャフンといわせられるなら

 …あのセクハラ親父…フフフ」


「フッフッフそうか屑であったか!

 これで遠慮なく屠れるな!」


 ああ、セクハラしてたんですか本部長さん名前も知りませんがそれはいけませんよ、イケメンだったら許されるだろうが!とかそんな事は関係ないんです、イケメンは才能です、そしてイケメンといわれたりダンディーと言われる人はそういうことをしないからイケメンなんですよ…


 正直最初は気が進まなかった、だがしかし、女の恨みは怖い! とばっちりなんて受けたくないし、ちょっとムカつくのも事実である。翌日の昼に伺う約束をミシェルさんにして慶司は走り回った。



 ◆◇◆          ◆◇◆          ◆◇◆




「本部長、お客様です」


「なんだね、忙しいのだが」


「ですが、本部長じきじきにご指名で来られてますのでご対応を…」


「誰だワシを直接呼びつけるなど、受付は誰だね!」


「ミシェルさんです」


「で呼びつけてるのは誰だというんだ」


「はぁそれが名前は名乗られておらずこちらの書類を…」


「無礼な奴だな、何…ンン…ヌ!

 なんだこの早く来賓室へ来いセクハラオヤジとは!」


「ブッ、いえあの、下でお待ちのお客様が…」


「ふざけてるのか…」


「一応もう一枚お預かりしてるのですが…」


「よこせ…・ぬぁ?

 グッファ! (ゴン!)」


 今度の手紙は封蝋がされており本部長もみた事はあっても受け取った事のない封蝋である、思わずふんぞり返っていたためにひっくり返って強かに頭を床にぶつける事になった。手紙には一言「一介の冒険者より」と書かれている物と「ギャフンと何も聞かず言えばよろしい、ブリガン」との二枚が封入されていた。彼は驚かされた怒りでワナワナと震えて階段を飛び降りていった


「おお、走って来よったぞ」


「まったく呼び出してどうしてここまで時間がかかるのでしょう」


「まったくですな…嘆かわしいものです」


「誠に申し訳ありません」


 ガチャ! とノックも無く入ってきた本部長は始め怒りで顔を真っ赤にしてなんの悪戯だ!

 と怒鳴った後で部屋の顔ぶれを見た瞬間に真っ青をとおりこして白い顔になった…


「ふむ、やはり言いませんでしたな」


「うむ、セクハラオヤジじゃ許す必要もなかったがな、ニヤニヤ」


「本当っに申し訳ありません」


 先程から謝ってばかりいるのはギルドの代表責任者である。「ギャフン」小さくうな垂れてそういった本部長は役職を降格させられて裏のギルド受付となった、またこの件がきっかけでギルド内部の組織改善案が出される事になりギルドと癒着していた者が逮捕されるなど冒険者ギルドの健全化に繋がったという。



 まあ、そんなこんなの騒ぎにはなったがエルがあの場で暴れなかっただけましだと思って下さいと恐縮していた代表責任者をみつつ慶司は思った。冗談抜きで暴れはしないが余りよくない…心臓に悪い。


「まぁこれで事件も調べられるし、組織も改善すると言っておったからな一件落着じゃ!」


「あ~もうなんだか印籠をもって歩きたい気分になった」


「なんじゃそれは」


「勧善懲悪のお話で世直しをするご隠居様の身分証明になる部下の持つ家紋の入った小物入れなんだけどね、『この紋所が目にはいらぬか!』っていえば身分が証明されて悪者が諦めるっていう」


「おもしろそうじゃの」


「おもしろそうですわ」


「持ち歩かないからね?」


「いや、慶司様、身分を示す書類ぐらいはお持ちになっておいても宜しいかと…」


「え?」


「爺もそう思うか」


「はい、そうですなぁ封蝋に使用している物を何かに掘らせるなどしてお持ちになってもらって、慶司様のおっしゃるような小物入れのようなものかメダルなど宜しいかと…」


「印籠を作るのか…確か薬入れ何だよな…」


「ふむ、ではこの封蝋をお持ちいただいて職人に作らせて下さい」


「…最終的に俺のダメージがでかい」


「しかし、チーム名でも面白いとは思ったけどまさか本物の白銀竜様のパーティーだったなんて」


「ええ、まあでも普通のパーティーとして活動したいので、ほんとにこれだけは内密にお願いします」


「もちろんです、今回の件はほんとスッキリしました、それでもしかしたらですが私の先祖がお探しされている方々の一人かもしれないと…」


「なんじゃと?」


「いえ、多分なのですが私の母方の話なのですが魔素の研究には携わるな、家訓だと言われたので」


「ふむ、でもお主は…・」


「私はクウォーターですからほとんど魔族より人間よりなんです」


 新たな手がかりとなるのかどうかわからないが、ミシェルさんに見えた角はもしかしたら幻覚ではなかったのかもしれない…そんなこんなで当時の記録を閲覧しにギルド本部の資料室へ


「ふむ、まず最初はこの冒険者ギルドの一つであった狩猟ギルドへの報告か…

 リザードのような魔物が現れて討伐不可能…そして傭兵ギルドに討伐依頼がだされておって10人規模で全滅…一週間後には一旦騒ぎが収束するも次に現れたのがバジリスク5匹で冒険者ギルドが動くも町が壊滅、ここで冒険者ギルドも撤退しておるな…

 ふむ討伐隊が結成されて傭兵団が100人規模で動いておるがバジリスクを2匹倒し敗走、原因はバジリスク以外にヒュドラ、ワイバーンによる襲撃とある…


 聖地へ連絡が入ったのがその後で先代になる竜聖母様の指導の下で竜族が10匹出動、10匹のうち4匹が傷を負うもバジリスクやワイバーンを撃退…4匹が黒竜化して聖地近辺を破壊…母上、先代の炎竜が戦い相討ちになって黒竜を殺すも生き残った竜が全員火山へ…か、酷い対応じゃな…


 我も人のことは言えぬが、運がよかったとしかいえぬ…この中で妙だと言えばリザードを討伐できない狩猟ギルドか?この報告はえらく聖地から離れておるというより竜族の支配地の端じゃ…それがどうしてここまで聖地に近づいた…」


「うーん…そう言えば今回の方はどうしてエルが討伐に出たの?」


「話してなかったか? 供物をささげに来た村からの報告を我が聞いて直接退治にむかったのじゃ」


「よし、その村へ向かおうか…」


「オビス村じゃからまあ直ぐ行けるじゃろ」


「え? その村私の出身なんですけど?」


「「え?」」


「幼馴染もいますし村長をはじめほとんどがクウォーターですがハーフの子もいて、どうせ調べればわかることですし」


「フム…不思議な繋がりもあるね」


「主様よ…行くしかあるまい」


「そうだね一旦アルザスへ寄っていこう」


「流石に休みを取ってついていけませんが、私の友達も残っていると思います村長たちに良ければ元気にしてるか気にしていたと伝えて下さい。」


「うむ、まかせよ」


 二人は宿を出て一路アルザスへと向けて出発した。

2014/09/05修正

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