表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/20

白い髪の少女

完全スマホ投稿


中学もろくに通わなかった私が、文章めちゃくちゃで妄想を書きなぐっています


皆様の暇つぶし程度になれば幸いです

遠くに連なる山々を白く覆っていた雪も溶けて、麓まで流れる小さな川の近くに色とりどりの花が咲く。


厳しい寒さに長い間冬眠していた虫や動物などの生き物もあちらこちらに姿を見せて、この山間部にある村にもやっと春が来たことを教えてくれる。


<オリナ村>

村人が100人もいない小さな山村だ。

ドルトナ山脈の麓に作られた村で、住民はほとんどが山の恵みで糧を得て生活している。

この辺りは山の恵みが豊富なだけでなく、山に存在する神の聖域に近いため、魔に狂った獣がほとんど現れない。

こんな小さな村でもここ数十年は平和が保たれていた。


その村、オリナ村の入り口で、1人の少女が立ちすくんでいた。


「・・・どうして?いつもならこんなに遅くなることはないのに・・・」


太陽はとうに頂天を過ぎ、村の西にある山に近付きつつある。

山間部は山に太陽が隠れるとあっという間に夜になるので、ほとんどの村人は陽が山に入るまでには家に帰る。


少女は、この村と隣街を行き来し物資を運ぶ仕事をしている父の帰りを昼を過ぎた頃から待っていた。


(いつもなら昼までには帰って来るはずなのに)


いつもなら、少女の父は馬車で昼前にはこのオリナ村に帰ってきている。


「ルル?ドンさんはまだ帰って来てないのね」


この村に唯一ある店、雑貨屋のおかみのメルナがルルと呼ばれた少女に話しかけた。

メルナは歳の頃は40近いが、子供がいなくても不思議に思われないくらい外見の若い女性で、他の女性からよく羨ましがられている。


「メルナさん・・・」


わざわざ店から様子を見に来てくれたメルナにすまなさそうにルルが応えた。


「すみません、荷物、遅れてしまって」


「馬鹿ね、そんなことはどうでもいいの」

「それより、ドンさんは時間とか約束にだけにはとても厳しい人だから少し心配ね」


メルナも少女の父を心配しているのだろう、街の方角を眺めながらそう呟く。


昔から、ルルの父は約束、特に時間はきちんと守れと口煩く言うので村人からは頭が硬いと有名なのだ。

山に住む人間は太陽の位置でしか時間など気にしないので、ルルの父は少々うとまれていた。

真面目なぶん、信頼もされていたが。


「ドンさんのことだから村に帰って来たらすぐにうちに荷物を届けに来るだろうし、うちのお店で待っていたらどう?」


メルナとしてはドンのことよりも、ルルが夕方に1人で外に居るほうが心配である。

いかに顔見知りばかりの平和な村でも用心にこしたことはないのだ。

特に夜は何があってもおかしくない。


ルルは一度、父がいるであろう街がある方角を眺めてメルナに振り返り、


「すいません、お邪魔してもいいですか?」


と、申し訳なさそうにメルナにお願いした。


辺りはすっかり薄暗くなっている。

二人は、村の入り口から真っ直ぐにのびる本通りを進み、左手にある大きなトトの木の横にある赤い屋根の建物、メルナの経営する雑貨屋に向かった。


正面から店には入らず、裏口から店の奥にある家へと直接あがらせてもらった。


メルナがすぐにお茶を淹れてルルにくつろぐよううながす。

お茶からは湯気がわき、ルルを安心させるような柔らかなハーブの香りが漂った。


居間にあがらせてもらうのは久しぶりです、とルルが言うと、メルナは、ルルなら毎日でも歓迎するわよと微笑んで自分も椅子に座った。


「心配しなくてもドンさんなら大丈夫よ、あんな真面目な人も珍しいんだから」


「魔獣とか野盗に襲われてないといいんですが・・・」


男の人が街で遊んで予定が狂うのはよく聞く話で、メルナがそのことを言っているのがわかったが、ルルは街からの帰り道で何かあったのではないかと心配していた。

そもそもメルナの言う通り、ルルは父が街で遊ぶところを想像できない。

ルルにとって父は、ただただ真面目な父なのだ。


「それこそ心配ないわよ、と、あの人帰って来たみたいね」


ただいま〜と裏口から声が聞こえた。

メルナの夫、ダンが帰ってきたのだ。


「お邪魔してます」


慌ててルルは立ち上がりダンに挨拶をした。


「ルルちゃんじゃないか!いやぁ〜見るたびに可愛くなるねぇ」


ダンは嬉しそうにルルに話しかける。


ルルは昔から可愛いと評判で、整った顔立ちだけでなく、顔も小さければ足も長いと村では男だけでなく女からも絶讃されていた。

さらに、ここいらの地域ではまったく他に見ることのないルルの珍しい白い髪は、光の加減で淡いピンク色や輝く銀色に見え、まるでおとぎ話に登場するお姫さまのように見るものをとりこにする。


「今年で15歳だったか?俺があと20年若ければほっとかないのになぁ」


ダンはまじまじとルルを見つめ、そう言った。


ちなみにダン自体は外見にそれといった特徴などなく、美男子でもなければ醜男でもない。普通に40歳相応である。


「私は若くなくとも今すぐあんたを叩きのめせるんだけどね」


メルナは呆れた感じで鼻の下が伸びたダンに言い放つ。


ダンは思わずうおっと声を出してルルに続けて話しかけた。


「おっと失言・・・それはそうとルルちゃん今日はどうした?ドンとケンカでもしたか?家出なら大歓迎だぞぅ?」


ルルは困ったように笑い、ドンがまだ街から帰って来ていないことをダンに教え、メルナの好意でここで待っていることも話す。


「パパが帰って来るまで待たせていただいてよろしいですか?」


ダンは嬉しそうな顔を隠しもせず


「ドンもたまには嬉しいことしてくれるじゃないか、ぜひ今日はうちに泊まって行けばいいさ、なぁ、メルナ?」


「何が嬉しいのかは聞かないとして、泊まっていくのはいつでも歓迎だからね?」


メルナは諦めた顔でダンに言うとルルには笑顔でそう勧める。


「そんじゃま、話はそこでひとまず置いておくとして、夕飯でも作りますかね」


「私、手伝います!」


「ええ、悪いけどお願いするわ」


「・・・もう今日からうちの子にならないかなぁ」


台所に入る二人の後ろ姿を見送ったダンの心の声が口から漏れた。


夕飯は山菜のサラダとウッギという名の小動物の肉を濃いめのスープで煮込んだものだ。

保存の利く硬く乾燥したパンを汁に浸すと美味しい。

この辺りでは硬く乾燥したこのパンが主食であり、スープに浸して食べるのが一般的である。


山の神様に感謝の祈りを3人が捧げ、食事が始まった。


夕飯の席で、ルルが魔獣や野盗の心配をしていることをメルナがダンに喋るとダンが爆笑する。


「ウハハハハ!ドンが相手なら野盗の心配をしたほうがいいぞ?ドンは容赦無いからなぁ」


「皆さんパパが強いみたいなこと言いますよね」


まだ笑うダンに対してルルは不思議そうにそう言った。

メルナが、当たり前だけどと前置きして、


「ルルはドンさんの若い頃を知らないものね」


と言い、メルナに続いてダンも、


「ルルちゃんが産まれてからはドンのやつもハンターを辞めて隠居しちまったからなぁ」


懐かしそうに呟いた。


「父は、強かったんですか?」


ルルは知らない話に興味がわく。

父のドンはこの手の話しをしてくれないのだ。


「強いなんてもんじゃない、当時は[Bランク]のハンターなんてゼクトの街だけじゃなくその周辺の街にも1人もいなかったからなぁ」


ゼクトの街とは、ドンが物資を運びここオリナ村と往復している街で、ここから一番近い街でもある。

ドンはそのゼクトの街の元ハンターで[Bランク]の凄腕だったのである。


ルルの母と出会い、ルルが産まれてからは、貯めていたお金で家と馬車を買い、危険なハンター稼業を辞めたのであった。


「でも、剣を振っている姿もまったく見たこともないんですよ?」


ルルはまたも不思議そうな顔をする。


自分の前で父がそういったことをまったくしないし、あまり自分のことを話さないので、ルルはまるで赤の他人の話を聞いているような錯覚を毎回覚えるのだ。


「ひょっとしたらルルがハンターに対して興味がわくのを恐がっているのかもね」


メルナが思案げにそう答えた。


あの真面目なドンが、自分の娘と、ほとんどならず者のハンター達が関係を持つなんて許すわけがない。


「ドンの娘に手を出す阿呆なハンターはなかなかいないだろうにな、泣かしただけで一瞬で殺されちまう」


これまたダンが笑い出すが、ルル自身はこれにはほとほと困っていた。

この村の住民は昔から知っているからいいが、たまに他所から来た人間に、周りがドンの名前を出して娘のルルを紹介するとすごく驚かれるのだ。

そして、隠してはいるが内心で怖がるのが分かるのだ。


「ルルちゃんに変な虫が付かないのは良いことだけど、ちょっと度が過ぎるかもね」


メルナも苦笑した。


「とにかく帰って来なくとも心配することはないからね?ひょっとしたら昔の仲間にでも偶然会って話が弾んでいるだけかもしれないし」


「そうそ、ルルちゃんはドンに似て真面目に心配し過ぎるんだよ」


メルナとダンが、大の男が1日街から帰らないくらいで気にすることはないとルルに助言する。


「この時間まで帰って来ないということは、ま、明日の御帰りだろうね、ドン様はよぉ」


「たまにはドンさんも息抜きしないとね、ルル、あんまりドンさんを怒ったら駄目だからね?」


「はい・・・」


ルル自身も、父が仕事人間で全く遊んだりしないので、何か趣味でも見つけて息抜きして欲しいと考えていた。

父が自分を一番に考えてくれるのがよく分かるので、逆に私だけに構わず楽しいことをして欲しいと思っていたのである。

父自身にとっては娘に注ぐ愛情、娘の成長それこそが一番の楽しみなのだが。


小さい頃、父が仕事のたびにこの夫婦にお世話になっていたルルは、時間が経つのも忘れて最近の出来事などをこの夫婦に話していた。

そのせいか、父が帰って来ない不安からすっかり解放されて安心したルルは眠くなってしまい、先に休ませていただきますね、と、寝所に1人入る。


ダンとメルナがルルにお休みなさいと声をそろえてかける。


ルルが寝所に行くのを見届けると2人は深刻そうな顔をして話し始めた。


「こいつは何かあったなぁ」


「ええ、ダンさんがルルに心配かけるなんてあり得ないわね」

「例え旧友に会ったにしても時間を気にしてきちんと帰って来るのがダンさんだし」


「違いないなぁ」

「ま、明日俺が街までひとっ走りしてくるわ」


「良いの?リゲルさんに頼まれてた屋根の修理はもう終わったの?」


ダンは雑貨屋の延長で村の雑事をこなしている。

修理道具を各家庭で持つほどこの村は裕福ではないので、材料費+わずかな賃金で雑事をこなすダンは村にはいなくてならない存在である。

先日からダンは、リゲルという村人の家の屋根の修理をしている。


「あぁ、いや、まだ終わってないが、1日2日遅れるくらいどうってことない」


ダンは、メルナに明日の留守を頼むと、早めに休むとするか言い、奥の部屋に入っていった。


居間に残されたメルナは、1人でドンのことを思う。


(ドンさんに限ってもしもの心配はいらないと思うんだけど・・・)


こうして、普段とは違うルルの1日は終わりを告げる。


隣街ではドンが大変な事態に巻き込まれていることに気付けるわけもなく。

1話を見てくださりありがとうございました!

駄文で不愉快な思いをした方、申し訳ありません

初投稿作品なので、たくさん罵倒ください

いえ、勉強になりますので


ダンさんとドンさんの名前をよく間違えます


なんでこんなにこんがらがるような名前を1話で作るんでしょう、私は

私だけかも知れませんが


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ