紆余曲折
時間が大分経ちましたが、気付いたらアクセス数が異常でした笑
何コレ恐い。四度見した私はやはりチキン。
残念クオリティです。
暗いです。
泣いてばかりです。
腐向けです。
それでもよろしい変態なお姉様方はどうぞ!
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夢を、みなくなった。
所々ボヤけた夢を。
まるで誰かに隠されたかのように。
まるで誰かに奪われたように。
あの日、俺の部屋で日向コーチに話した日から。
何となく日向コーチの違和感に気づいた夜から。
スッパリと。
夢が消えた。
「…ぅ…」
辛い夢を見なくて済んだ。
なのに…何故?
何でなんだ?
涙が溢れて止まらない。
あんなに夢を見ることを嫌がってたのに。
心臓が痛くて辛くて寂しい思いをせずにいるのに。
もう泣かないでいられると思ってたのに。
何で俺は泣いている?
理不尽だ。
もう何だよ。
俺の魂が〇〇〇〇を求めているからか?
〇〇〇〇に恋したからか?
夢の中の優しい〇〇〇〇に会えないからか?
※※の恋人の〇〇〇〇が見れないからか?
俺が、気づいたから?
日向コーチが誰だったのかを。
あの人が、もしかして……。
大学で日向コーチが目を合わせてくれなくなった。
他の奴らには普通にしてるのに。
俺だけ避けられてる。
話しかけても気まずそうな顔をする。
俺も泣きたくなった。
他の仲間は励ましてくれたりする。
理由は聞かない。
優しい仲間の言葉は傷心の俺を泣かせる。
何度も何度もお礼を言った。
けれど、日向コーチとの距離は縮まらない。
食堂で親友と一緒に食べる。
拓哉と会話しているのに目はあの人を探してる。
しかし見つからない。
溜め息の回数ばかり増える。
暗い俺を拓哉は心配してくれる。
理由を聞かれるが曖昧に返してばかり。
なるべく笑うようにしてるのに。
笑顔だけは得意だったのに。
周りに迷惑ばかりかけてしまう。
心配かけてばかりだ。
駄目だな、俺。
どうしようもない。
あの人が恋しくて堪らない。
辛いよ。
〇〇〇〇の笑顔を思い出しただけで、呼吸がままならなくなるほど。
俺の魂が、※※が探してるんだ。
俺はどうすればいいんだろう。
この場所から動けない俺は、待つしかないのだろうか。
拓哉と食堂で別れた後、トイレの個室で一人泣いた。
お願いします。
日向コーチ。
早く答えを教えてください。
でなきゃ、俺は涙で干からびそうです。
片思いで死ぬのは、嫌です。
助けてください。
練習終わりの帰り道。
すっかり暗くなった大学を一人で歩く。
今日も日向コーチは目を合わせてくれなかった。
大学の門の近くまできて気づいた。
更衣室に携帯電話を置いてきてしまった。
疲れた足に鞭を打ち、急いで更衣室に戻った。
―バン!
慌てて更衣室の扉を開ける。
すると驚いた表情の日向コーチと対面。
まだいたんだ。
久しぶりに視線が交わった気がして嬉し涙を流す。
何で泣いてるのかわからない。
勝手に涙が流れるんだ。
俺の意思を無視して。
きっと※※が嬉しがってるんだ。
だって、胸が温かいから。
夢の時のように。
じんわりと広がる心地よい熱。
口が勝手に動く。
「やっと、見てくれた。寂しかった。一人にしないって言ったのに。俺は今、一人ぼっちだぞ。どうしてくれる。嘘つき。」
「……記憶が戻らなければ、貴方様は私を忘れ、“また”女性と幸せな家庭を築きます。どうか、私の勝手な我が儘を受け入れて下さい。」
「“また”?
お前は、それを黙って見届けていたのか?俺に飽きたのか?なら何故このような形で記憶を掘り起こしたんだよっ!!」
ガァン!
深々と頭を下げる日向コーチ。
勝手に喋る唇。
勝手に動く身体。
俺はまた、夢の時のように傍観している。
※※が力一杯ロッカーを殴る。
けど、〇〇〇〇はずっと頭を下げ続ける。
暫く沈黙が続く。
酷いよ。
何も知らずに結婚する俺を黙って見守っていたなんて。
悲しいのはお前だろ?
何で邪魔してくれなかったんだよ。
お前が幸せにしてくれるなら、俺はどんな場所でも良かったのに。
幸せに出来る覚悟がなかったのか?
そんなに俺は、ダメな奴だった?
…何とか言えよ。
頭の中がぐちゃぐちゃでワケわかんない。
~♪♪~
日向コーチの手にあるケータイが鳴る。
この音楽は俺のケータイの着信音。
確認するとやっぱり俺のケータイ。
拾っておいてくれたのだろうか。
ならば返してほしい。
しかし、いま俺の体は※※のモノ。
俺の意思は通用されない。
夢のように俺は何も出来ない。
※※は唇を噛み締めて泣いている。
困った顔でケータイを差し出す〇〇〇〇。
※※はそれを払い落とした。
ガシャン!
嗚呼、壊れたような音がする。
八つ当たりするなよ。
物は大切にしろ。
もう電車に乗り遅れたし。
歩いて帰らないと。
…もう、無理だ。
違うことを考えようとしても、〇〇〇〇が目の前にいるだけで頭が支配される。
胸がジクジク痛む。
何で〇〇〇〇はこんなに辛そうな顔をしているんだ?
※※だって苦しいのに。
そんなのを見せられたら、自分が悪いみたいじゃないか。
いや、実際に悪いのは俺か。
ケータイなんか忘れなきゃ、こんな事態にはならなかった。
俺が、全て悪い。
生まれた俺が全部。
片思いしてしまった俺が…原因だ。
手の平で顔を隠しても何も変わらない。
〇〇〇〇がケータイを拾う前に先に取る。
傷付いたケータイの汚れを払いポケットに。
グイッと涙を腕で拭い、なるべく綺麗に笑う。
素直じゃなくてごめんなさい。
「俺、輪廻を断ち切ります。だから……さようならヒュウガ。」
夢の中で恋した人。
優しい人。
大切にしてくれた人。
大好きだった人。
変わった世界で、離ればなれになった人。
ありがとう。
約束を覚えてくれてて。
とても俺は嬉しかった。
だからね、さようなら。
お互いを苦しめる“重り”は外さなきゃ。
二人が傷付くだけでしょ?
だからこそ、言い出しっぺの俺が終わらせなきゃダメだ。
「ヨル様…?一体、いま何を考えて、いますか?」
「今度、俺は違う人間になって生まれる。大学卒業したら、あの“綺麗な夕焼けが最期の戦場”に行こうかな。」
「ま、待ってください!何故貴方様が自殺しなくてはならないのですか!?私は貴方様には幸せになってもらいたくて」
「触るな!!」
後少しで触れそうになった瞬間に叫んだ。
ビクッと跳ねた肩を見て自分が傷付いた。
ほら、どんどん俺を嫌えばいい。
そして見向きもしなくなればいいんだ。
それが、最善の方法。
弱い俺の精一杯の拒絶。
―ザリッ。
踵を返して走り出す。
ヒュウガは止めない。
俺も止まらない。
ヒュウガが望んだ未来なんかに従わない。
紆余曲折のまま終わってやる。
入り組んだ運命の道を永遠に迷子になるから。
心配して追いかけても、もう遅い。
紆余曲折
またご自身で意味を調べてくださいませ。
夜君がキレました。日向コーチはこれからどうするのか、見物です(ジュルリ←
拓哉登場しましたが影薄いな。拓哉も夜の仲間もみんな優しいな笑
思わず笑ってまった。
続きを書くかはアナタの一読and私の気まぐれにかかってる(キリッ
変わり者さんカモン!!でも、あまりアクセス数増やさないでほしい、な←
ありがとうございました。




