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第48話 「ナンパですか…?」

またまた久々更新。

聖女系公爵夫人ルイミア、今日もアホと戦う。今度は、海だ!


短編コメディーです。笑えなくても苦笑いで許して頂ける方、お暇つぶしにどうぞ…。



 海に来たぜ…。海水浴ではないぜ…。


季節感ってぇなに?


足元ちゃぷちゃぷしに、家族で来たぜ…。


勿論、マキアス様、アタシ、2歳になったマルセルちゃんだぜ。


勿論、遠くの海の家では、侍女たちがイカを焼きながら遠目に警護している。



 パラソルの下で、休むアタシ。


当然、水着ではない。もうお腹が大きいし…。


「お!公爵夫人じゃん!美しい…!」


「る、ルイミア様だぁ!」


男たちの四川が熱い。…大好き四川。


「拝んどくか。小銭出しとく?」


「やめろー!」


と、何とかギャラリーを追い払った。



 まぁいいか。リュックから飲み物だそーっと。


と思ってたら、なんか、向こうからチャラいのがキタ…。


尚、パラソルの下ではマルセルちゃんがスヤスヤ横になってる。


マキアス様んは、海の家に行ってる。



「わりぃわりぃ、まったぁ?」


「何でイキナリ彼氏ヅラしてんだコラ。」



「ふふ、出逢いに完敗」


お前は既に負けている。



「向こうで2人っきりになろうか…べいべえ。」


子連れ妊婦さんを口説きに来るとはさすがのアタシもびっくり。


「…興味ないから帰れ。」


「今はまだ、ってことはそのうちってことかい?」


「言ってねえー!欠片もかすってねえー!」



「照る照るのかい…?」


「晴れそうだな!」



「俺のソバ煮てくれるだけでイイ…!」


「でたアホ変換!」


「訂正…俺の祖母に似てくれるだけでいい!」


「コンプレックス深!?」


「訂正!俺の傍に~!」


「勿論断る!!」




 「ルイミア…そこのアホは?」


「あ、マキアス様ん、しつこいナンパだから助けて~。」


「な!男が居たのかよ!?」


「当たり前だー!」


「ふ、ルイミアに惹かれるのは当然だが、締めろ。俺の妻だ。」


「マキアス様ん……判りにくい誤字ってんじゃねえ!」


「えー?」


「“諦め”はこう!“締め”はこう!難度高い!」


「あ、ホントだ…。」


「取り合えず砂にかけ…100回書け…波に消されても書け…。」


「諦め諦め諦め諦め諦め諦め…あー!波が!」


「仕方ないからゆるす…マキアス様ん。」


「ルイミア…。」


「まきあすぅ…。」


「いやちょっと!オレの存在は!?」


「…まだいたのか…。」


「というワケであきらめて帰れ。」



 「まま、このひとだあれえ?」


マルセルちゃんが起きた。


「通りすがりのナンパ男よ?」


「うん。かんちがいしていきてるかんじの、ひと。」


子供はずばっと言っちゃうものである。



「ぐはああ!俺のアイデンキティーが!」


「なんのコラボだ!?」



「許せん!俺と勝負しろー!」


ナンパ男はマルセルちゃんに戦いを挑んだ!


「2歳児に挑むのかアホ―!」


「2歳児だろうと!勝負! 勝った方が、彼女の息子だ!」


「息子の座を狙うなアホ―!!」



マルセルちゃんがナンパ男を指さす。宙に浮くナンパ男。


「アレ、俺、飛んでるー!?」


「やべえ、おれ、手に入れた自由の翼!今なら太陽に手が届く!」


ポジティブなアホだ。


「アーイ キャン クラーイ!!」


「泣いてどおする!」



キラーん。ナンパ男は波にざぶんと落ちて行った。


―――――――――


 「さて、アホが去ったところで、海の家でイカ食べよう。」


「良いですわね!」


「うん!ぱぱ!」



 3人手を繋いで、海の家に移動。 到着…だが!


さっきまでイカを焼いていたはずの侍女フランが倒れている。


侯爵家、最高戦力の侍女軍団が!?


「ま、まさか一気倒産のプリキュジョが!」


「内部留保どうした!?」


「み、見ろルイミア!砂浜に文学が!こ、これは…!ダイニングメッセージ!」


「(スルー)どれどれ…?」


<イカ7匹……うま…けふ>」


「フラン…ありがちな食い過ぎ…!? けふまで丁寧に…。」


「馬を一頭まるごとかー!?」


「そっちじゃねえ!!」



「ぱぱ。僕、いかたべたい。」


マルセルちゃんがフランのお腹に白い光をかざす…。


さすが勇者!我が、らぶりいなむすこ!



むくっと起きるフラン。


「ありやとうございますマルセル様!イカもエビもホタテも、既に大量に焼いてあります!」


「いや、大量である必要はないけど…。」



奥を指さすフラン。そこには、既に宴会準備が整っていた。


ちゃっかり侍女軍団も席に着いていた。既に出来上がったヤツも居る。



コイツラ…。予想済みって訳かい?自分らも楽しもうって訳だな~?



「あはは、たのしそう!」


マルセルちゃんが笑って駆け出す。


まったくもう。仕方ないな!


侍女軍団はアタシとマキアス様んの恋のキューピッドでもあるしな!


「イカくうぜええ~!」


「「おおお~!!!」」




そして、その後。


アタシとマルセルちゃん以外は、全員食べ過ぎで砂浜に倒れた。



(自制って大事だぜ。くすっ。)



―――続く。


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