『新しい兵器』
「マックス、東洋の暗殺部隊が手に入ったぞ」
「え?なんで?」
思わず素が出た。
「貴族達が処罰されて雇い主がいなくなったから俺が雇った」
「お前……素直にすげぇよ」
アインは王に鉄鋼兵団の完成と新しい装備を備えた中隊の仕上がりを王に伝えた。
王は
「ご苦労。ところで我が王国でも新しい鉄の兵器と武器の開発を行っていてな、それをお前に授けたいと考えている」
「はっ!ありがとうございます!」
「後のことは研究部に出向き聞くが良い」
アインはその足で研究部に出向いた。
「アイン中隊長、お疲れ様」
「おー、ヨーゼフ、新しい兵器と武器があるって?」
アインは王国で顔が広く、その人柄で人気があった。
「ああ、これが次世代の兵器、大砲だよ。火薬と言う物を使って鉄の玉を押し出すんだ」
「火薬?」
「ああ、簡単に言うと爆発する魔法の薬だね」
「なるほど、薬のおかげで爆裂魔法を唱えなくてもいいってことだな。効果は?」
「それを依頼したいんだ。理論上、城壁にも穴を開ける威力があると思ってるよ」
「そいつはすごい!で、武器の方は?」
「これさ」
ヨーゼフはボウガンを目の前に出した。
「なんだこれ?」
「ここに専用の矢をセットしてここの引き金と言うものを引くんだ」
ヨーゼフは木製の柱にボウガンを発射し、矢は柱にしっかりと突き刺さる。
「……研究長、危ないじゃないですかぁ」
ヨーゼフの部下が文句を言う。
「ごめんごめん、で、どう?石の矢尻でこの威力なんだ。鉄にしたらもっと強くなると思うよ」
「こいつは……大発明だよ!ヨーゼフ!こんな簡単に矢が撃てたら訓練も少なく済む!」
「だろう?とりあえず20個あるから使って訓練してみてくれ。それなりにコツがいるからね」
「わかった。あとで部下に取りに行かせるよ」
その頃ハンスは王と謁見していた。
「ハンスよ、お前の魔法部隊には期待している。アインと共に励め」
「はっ!」
「アインの中隊は実験部隊だ。足りない部分はお前の魔法で補ってやるがよい。お前の中隊に魔道具をいくつか授けよう。」
「はっ!ありがとうございます!」
「王国の倉庫にある魔道具を好きなだけ使うがよい。期待している」
アインは鉄。ハンスは魔法。
鉄と魔法が揃った瞬間であった。




