初任務
問1.空欄にはいる言葉を埋めなさい
( )年に能力者の存在が確認された。6人の能力者を中心にアトラスが建国された。
太平洋に沈んでいたアトランティス大陸を浮上させ能力者移民政策を行ったことで第( )次世界大戦がおきた。
歴史のテストに集中できない。
「先生、気分が悪いので保健室へ行ってもいいですか?」
「九条くん昼から下界で初任務でしょう?大丈夫なの??」
先生が手元の端末を操作しながら心配してくれる。
「ちょっと緊張しているかもです。」
「第3保健室があいているわ。…九条くんなら任務は心配ないけど。先生勉強でも1番を目指せると思っているわよ。」
そう言われながら部屋からでる。教室から「俺も!」という声が聞こえたが、先生に注意されたのか笑い声が聞こえる。第3保健室に向かわず先輩のところへ向かった。
先輩は転移装置のある部屋で任務の準備をしていた。
「集合時間には早いぞ。」今回の任務リーダーになるレイトさんに言われた。
「ていうか授業だろまだ。」ヒートさんにいじられる。
今回の任務は3人1組で言われている。
「最年少メンバー様は授業受けなくていいんのかよ。」
2人は成人しているが同じ学校に通ったこともあるので話しやすい関係だ。
「下界に転移したら俺の言うことはしっかり聞けよ。」レイトさんに言われ、
気合いを入れ直す。
「今回の任務は移民勧誘だ。」2人は何度もこの任務をこなしているらしい。
正直、任務レベルは低いがはじめはみんなここから始めると説明されている。
「先輩の言うことは絶対だからな。」ヒートさんにも言われた。
「わかってますって。けど転移する場所に能力者なんてほとんど居ないんですよね?」
「あぁ。けど能力が覚醒する前のやつらや霊力が多いやつらを捕獲するのが任務だからな。」
「下界なんて雑魚しかいねぇけどぜってぇ1人は連れ帰るぞ。」
「勧誘って聞いてるんですけど?」
「ことばのあやだろ。気にすんな。」
「まじめちゃんでいいね。」
3人で昼ごはんを食べて転移装置を起動した。