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チート魔術師と神を斬る男  作者: 化原優介
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14. 旅路〜4日目

「え、人魔大戦の後、魔神を眠りにつかせたのってアルさんなんですか!?」


アルさんとコンの看病をしていて暇だったからアルさんの話を聞かせてもらったのは良いけど............まさか、アルさんがそんなに凄いなんて......。


「あの時は苦労した......。私は長命種なだけで不死族やその末裔では無いからな............。しかも、この容姿だから、馬鹿にされて............いや、そのお陰で魔神を眠りにつかせることが出来たとも言える。当時、魔神の側には優れた能力を持つ魔王しか立つことを許されていなかった。長命種の魔族は、魔族には珍しく戦闘を好まいないから立ってはいなかった。だが、戦闘をしないからと言って強くない訳では無いからな。長命種は魔神を消して戦闘を無くそうと考えた」


人族と魔族だけじゃなくて、魔族同士も戦ってたんだ............。

私達ウンディーネ族は、中立を貫いてたらしいから情報もあまり入って来てないし。それが原因で、私はあんまり外の世界を知らないから。


それにしても、何で長命種は戦いを好まないんだろう?

聞く機会があったら聞いてみよう。


「話を聞く限り、長命種皆で攻めた訳では無いんですよね?」


「そう。長命種は頭が良い方なんだ。だから無駄な戦闘はしない。ま、確実に魔神を消す為に1人だけ魔神の側近として出された。それが私だ」


聞こうと思ってた事、先に言ってくれた。

確実にかぁ............でも、1人だったら、失敗したらそこで終わりなのにどうするつもりだったんだろう?

あ、他の魔族より偉いんだったね。


「私は長命種の中ではせいぜい中の上程度の力しか持ってなかったが、それでも魔王達は簡単に消すことができた。だが、魔神は違った。魔王達は数分とかからず消す事が出来る。なのに魔神は消せない。攻撃力も防御力も魔力量も全て、魔神は別次元だった。結局は、魔神の慢心で眠りにつかせることは出来たが、消しは出来なかった。

あの時私が消せなかったのは3人だ」


「さ、3人ですか?それってやっぱり.........不死族ですか?」


「そうとも言える。魔神は勿論のこと、人狼型の不死族の王。そして..................旅をして魔神の本拠地にまで来ていた馬鹿な人だ」


「人族、ですか?」


あの時代に、1人で魔神の本拠地に行けるって無理だよ。

コンが言うには、勇者でも行けなかったらしいのに。


「いや、闘族だ。それも、すぐそばにいる、な」


「え!?セルベーーーーーー」


「あまり大きな声で言うな!あいつ、私の事を覚えていないらしい


「そ、そうなんですか?」


まさか、セルベアさんがあの時代でそんな事してたなんて.......。


「ちなみに、ある意味消せなかった魔王が別に1人いる。その魔王は格闘戦では1番強いと言われていたんだが、セルベアに負けて食われた。腹が減ったと言う理由でな。あの時は笑えたぞ?潜入で疲れていた私の心を癒してくれた」


「あれ?アルさんはセルベアさんの事が好きなんですか?」


セルベアさんに聞こえないように(耳が良いから意味無いと思うけど)アルさんに聞いてみる。


「ん?あぁ、当時はそうだったな。だが、今では他に思い人がいるからな。まぁ、私の上から目線な態度で失敗に終わるだろうが............」


「そうなんですか?」


誰の事なんだろう?コンならわかるかなぁ?

アルさんには内緒で聞いてみよ。


あれ?ブイさんがこっちに来てる。

今日は武器の作成のためにずっと座ってるって言ったのに。


ーーーーーーーーまさか!?


「魔族のご登場だ!戦いの準備をしろ!準備が終わるまで俺が持ち堪える!」


「ま、待て!私も行く!単独行動はするな!」


ま、魔族......って、やっぱり、敵だよね?

セルベアさん達もいるから大丈夫だよね?


「ディーネ様、大丈夫です。魔王本人が現れたのなら兎も角、下級魔族です。心配要りません」


「は、はい。.....すぅ〜.......はぁ〜..............。よし!私はレーラちゃんに準備をさせます。その間、セルベアさんはこの馬車を守護してください」


「かしこまりました」


ーーーーーーこう言う時こそ、冷静に。的確にだよ。ディーネ............


そうだよね。冷静に、的確に。

セルベアさんには支持を出した。アルさん達はしばらくは大丈夫。そもそもあの2人だけで倒せる。

でも、念には念を入れて、レーラちゃんの安全確保を。


「レーラちゃん、念のため準備するよ!」


「でも、あの2人だけでーーーーーー」


「いいから早く!これは遊びやお稽古じゃないの。分かったら早く、ね?」


「......うん!」


よし、私も杖は何時も持ってるから大丈夫。

戦局は......うそ!?

あれって.........トロール!?

勇者ですら戦闘を避ける魔物だよね!?


......冷静にしなくちゃ。


............うん。流石に戦い慣れてる。けど、数が多い。

............トロールが約20体。頭が狼の魔物が5体。それと、ゴブリンも50は超えてる。


「セルベアさん、トロールを1人でなら?」


「愚問ですね」


「では、ブイさんとアルさんにゴブリンの殲滅を頼んでください。狼の魔物は私達でやります」


「承知致しました。では、ご武運を」


うん。レーラちゃんの準備も終わってる。


「レーラちゃん、聞いてたと思うけど、私達はあの狼が相手だからね。お稽古とは違うけど、お稽古を思い出しながら確実に行くよ?」


「うん!任せて!」


良かった、怖がってない。怖がったのは私だけかぁ。しっかりしなきゃ!

レーラちゃんに強化魔法を1通りかけて............っと。

次は......魔物の動きを遅くする。


「あ、動きが遅くなったよ!」


「うん。今がチャンスだよ!」


セルベアさんも順調。アルさんとブイさんも。

レーラちゃんも何とか対抗できてる。


よし、この調子で行こう!

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