9.神殺し達
文章を直しました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーおい。気付け。
「............ん?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー気付いたか。我ながら、かなり寝ぼすけなんだな。
「あなたは...............?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーまぁ、無理もないか。じゃあ、良く聞け?
「は、はい」
ーーーー俺は女の子を助けて神に騙されて魔王と盟友になって俺を騙した奴以外の神を脅迫してその神を殺すのが目的だ。が、俺は2人になってしまった。そいつはどこぞの村で呑気に暮らしてる。2つの世界が危険だってのにだ。そいつはヒュドラと戦って右腕を失った。
おっと、ちなみに、俺が唯一気を許せる奴がお前の女と接触した。
まぁ、最後のは関係ないが、今のを聞いて、俺が誰か分かったか?
「あなたはつまり、僕?」
ーーーーむしろお前が俺なんだが......まあいい。目が覚めたら、大聖堂に行け。そこに、さっき言った気の許せる奴と盟友がいる。そいつ等にお前の村の惨状を聞くといい。
「盟友......って事は魔王ですよね?だったらあのヒュドラは?」
ーーーーあれは他のだ。俺は全魔王と盟友になれる程の器は無い。1人だけだ。そいつは、魔王というより魔物だが......侵略行為を嫌う奴だ。安心しろ。他に何かないか?お前は仮にも俺だからな。最低限手助けはしよう。
「僕は、あなたの神殺しをてつだわなければいけませんか?」
ーーーーまぁ、手伝った方が身のためだろうな。あの糞神は、俺の世界とお前の......この世界を、壊そうとしてるんだ。お前も、大切な人を失いたくないだろ?
「それは勿論。まぁ、これを嘘だと思ってていつの間にか死んでた。とか言うのは嫌なので、信じます。あなたは懐かしい感じがするし、元々同じだったというのも頷けるかもしれません」
ーーーーよし!そういう事だ。じゃ、俺は忙しいからもう行く。大聖堂に行けよ!お前の女に聞けば分かるだろう。
「では、またいつか」
「..........................................」
あの話が本当なら、結構危機的状況なんじゃないかな?
もう1人の僕か............。
「あ、コン。気が付いたんだ!」
「ん?あぁ、ディーネ。村がどうなってるのかは大体わかるから。遅くなってごめん。さぁ、僕の胸に飛び込んできな!」
「............ど、どうしちゃったの?えぇと、それじゃあ、お言葉に甘えて」
あ、あれ?本当に来たよ。
まぁ、良いんだけど。
「あ、ディーネ。誰かと会った?」
「いろんな人と会ったけど......コンを助けてる時に知らない人と会ったよ」
「詳しく聞かせてくれないかな......?」
ディーネが言ってるのが、気の許せる奴?だったら、大聖堂に行こう。
村の惨状。盟友。そして神殺し。
何だか少し、面白くなってきたかも。
「ここが、大聖堂か......。ディーネ、一応逃げる準備はしておいてね」
「うん」
ディーネには事情を説明してあるから大丈夫。
扉を開けると、2人以外は誰もいなかった。
「お、久しぶりぃ。そっちも、目が覚めたんだな」
「あ、あの時の......。あの時はお世話になりました」
さて、あの人が言ってた事の信憑性が少し上がった。
「僕の命の恩人だそうですね。ありがとうございました」
「おぉ、あいつと違ってちゃんとお礼を言えるのか..............................。それより、だ。俺の事は、て.............。あ、ブイさんとでも呼んでくれや。
で、こっちが..............................」
「やあ、少年少女。私は、ザンデ・ガウド・アルミリスだ。我が盟友の頼みで、君達を手伝うことにした。気軽にアルと呼んでくれ」
本当に魔王だ。約250年前に初めて存在を確認された、孤高の王。
元々魔神の側近だったけど、ある時を境に姿を消したっていう.........
「まぁ、君達になら見せてもいいかな。私の姿を............」
そう言って、コートを脱いだ。
「ん?」
「え?」
僕もディーネも驚いた。250年生きた魔王の姿は僕らと変わらない程幼かったから。
「これは軽くコンプレックスなのだぞ。長命種だから仕方ないのかもしれないが............」
「おまけに精神年齢も低くなる時があると来た」
「だ、黙れ!ガキとか子どもとかちっこいとか言うな!」
「じゃあ、ロリ」
「ろ、ロリ?何だそれは。侮辱しているのは分かるが......それもお前達の世界の言葉か?」
2つの世界の危機。本当かもしれない............。
全く分からない言葉の筈なのに知ってる気がする......これは............
「子ども。もしくは子どもみたいな体型って事ですか?」
「お、流石元別世界の人間の片割れ。少しなら記憶があるらしい」
今のは思いついた事を言っただけなんだけど............そっか。全部かは分からないけど、本当なんだ。
「では、あなた達は僕の手伝いをしてくれるんですね?」
「あぁ、事が起きるまではな」
「私個人としても君たちの事を気に入った。ブイと同じく、事が起こったら手伝えなくなるかもしれないが............それまでは手伝おう」
事............多分、神殺しの事だろうけど、それまでは僕のやる事を手伝ってくれる。か......。
「では、6人で今後の事を話し合いましょうか」
僕がそう言うと、大聖堂の扉が開いて2人が入ってきた。
「お兄ちゃん!」
「遅くなってしまい、申し訳ございません。コン様」
それは、血筋からして弱いはずのない妹と、
既に強いことが証明されてる執事だった。




