表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/20

1.パン屋の私と貴族の彼

恋愛モノは初めて書きます。稚拙な文章ですが広い心で見てくれると嬉しいです。

カランコロン♪


「いらっしゃいませ」


いつも通りに顔に笑顔を浮かべてお客さんを迎える。これが私の毎日の光景だ。



私の名前はアンナ。お父さんが経営しているパン屋さんで働いている。一人娘なのでいつかはこの店を継ぐ事ができるよう今は接客をしつつパンを作ったりと忙しい毎日を過ごしている。


お父さんが経営しているこのパン屋さんは小さいが味は最高だと近所で評判だ。最近では、遠くの方からうちのパンを目当てに来る人も増えてきた。







そんなある日一人の客がやってきた。その時の私は、きっと一瞬動きが止まっていただろう。入ってきた客は20代ほどの男性だった。だが驚くべきところはそこではない。


ガーネット色の瞳に整った顔、髪の色は金色で身長は190cmほどだろうか。


また、どう見ても貴族にしか見えない服装に内心驚いた。


…どうして貴族様がやってきたのだろうか。まぁお店に来たからには大切なお客様だ。しかも貴族様ときたら不興を買わないように丁重にもてなさなければ。


「いらっしゃいませ、お客様。お越しいただきありがとうございます。」


いつも以上の笑顔で挨拶をする。


「…あ、あぁ。…すまないがどのパンがオススメか教えてくれないか?」


「はい!本日はこのクルミパンが出来たてなのでオススメですよ。いかがでしょうか? 今でしたら試食も可能ですが。」


「そうか、ではいただこう」


このお店のイチオシをオススメしておく。気に入ってくれればいいが…


「…美味い」


口にあったようだ。ほっとした。


「ではこのパンを2つ買おうか。」


「ありがとうございます。では300リンになります。

ありがとうございました。またのお越しをお待ちしております。」


カランコロン♪


ふぅ、すごくカッコいい人だったなぁ。でもなんで貴族様がこんなパン屋さんに来たんだろう?


まぁ、でももう来ないんじゃないかなぁ。だってきっとここよりも貴族様のところの料理人が作ったパンの方が美味しいだろうし。でも、こんなこと考えてても仕方ないし!今日も1日頑張るぞ〜




私は知らなかった。この日以来あの貴族様が毎週やってくることになるとは気付くよちすらなかった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ