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アラサーの俺がヒロインの友達に転生?ナイワー  作者: 七地潮
〜気がつけば第二の人生?〜
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神殿での出来事 1

クリスティーナのオススメの武具屋は、確かに武具屋だった。

剣や槍などの武器や、アーマーやメットのような防具ではなく、主に剣帯や矢筒にロープ、水筒や収納袋に小物入れ、採取用のハサミや重ねて仕舞える鍋と食器のセットなどなど。

野営などに必要な物や、小物が主だった。


武器屋や防具屋もワクワクするけど、こう言った普段目にしない物も見てるだけで楽しい。

今日は時間がないから、今度ゆっくり見て回りたいな。

その時はきっと兄を同伴しなきゃいけないんだろうけど…。


選んだのは、俺の髪の色と同じ色にしました。

……つまり茶色だよ。

一番無難だし、どんな色の服装にも合わせやすいしね。

兄の好きな色ってのもあるのはあるけど、もし俺の髪がショッキングピンクとかだったら、兄の好きな色はショッキングピンクになったんだろうな。

…………いやだ、ショッキングピンクの小物入れを付けた成人男性。

ん?美少女フェイスだから似合うのかも?




魔石を買って、剣帯に付ける小物入れも買ったから、残るは神殿か。

うん、絶対に居るよね、ベルアルム。

居ないわけない。

王都には神殿が、東西南北と中央の、合わせて5箇所ある。

そのうち聖水があるのは中央のみ、そして中央には7人の大神官が居る。

その中のトップが、ベルアルムの親なんだし、授業が終わって時間も経つし、確実に居る。


「おや?貴女は…キャスティーヌ様でしたよね」

おぉう、名前しっかり覚えられていたよ。

まあ頭の良い人だから、記憶力もあるんだろうね。

「お久しぶりです、ビアトゥール先輩。

年明け以来ですね」

「ええ、学年が違うと顔を合わせないものですね。

学園祭の詩の朗読は拝聴させていただきました。

詩の選び方も貴女に合っていて素晴らしかったと思いますよ」

おおぅ……聞いていたのかい、

「お恥ずかしいですわ、忘れて下さい」

いや、マジで。

「ふふふ、困り顔がお可愛いらしい」

ん?今何やら聞こえたような………いや、何も聞こえてないよ、うん。

「それで、今日は神殿にどんな御用なのですか?」

自分に対応できないことなら、専門の神官を呼んでくるから、とりあえず話してみ、って言われたので、用件を告げた。


「お守りですか。

どんな加護を付ける予定なのですか?」

「それも合わせて相談したいのです。

兄は遅い時間まで勉強していることもあるので、疲労回復できるもの、剣術の鍛錬も欠かさないので、体力回復、物理軽減、魔法軽減、軽傷の治癒、状態異常軽減、解呪や解毒、緊張してしまわないように、リラックス効果などもありますよね。

私の魔力で付与できる範囲で、最高の物を贈れたらと思っています」


チートとかあれば、簡単に色々付与できるんだけど、無いものは仕方ない。

手抜きはしたくないから、俺のできる範囲で少しでも良い物を作りたい。

こちらが真面目に説明しているのに、ベルアルムは小首を傾げて、

「ならば購入するのが早いのではないですか?

貴女はご令嬢なのですから、一般の方のように財政が厳しいわけでもありませんでしょうし、わざわざ労力を使う必要がありませんよね?」

これは『貴族なんだから金持ってるだろ、ケチケチせずに売ってる物買えや』って遠回しに言ってる?

まあ確かに貴族なら普通、手作りでプレゼントなんて考えないよね。

資金だって潤沢にあるだろうし。(無い人もいるけど》

でもさぁ……


「確かに購入するのが早いと思います。

それでも私は、大切な人には気持ちを込めた贈り物をしたいと思います。

両親からそれなりの金銭はいただいておりますが、それはあくまでも両親からのお小遣いであって、私が労力と引き換えに手にした物ではありません。

他の方から賜った物では、心を込めた贈り物とならないと私は考えますの」

あー、まだるっこしい!

ズバーっと「親の金で買うのってなんか違うくない?バイトもしてない身なんだから、手作り上等」とか言いたいよな。

………ん?魔石と小袋は買ったって?

臨機応変だよ、臨機応変。

メインはお守りなんだから、小さい事は考えない〜。


「面白い考え方ですね。

つい伯爵家のご令嬢のそっくりさんかと思ってしまいました」

うわっ、皮肉?今こいつディスった?

「付与の方法は私がお教えしましょう。

まずはどれだけの付与を与えることができるか、魔力を計ってみましょうね」

ふふふふと笑いながら作業するための部屋?に案内される。

「ビアトゥール様は付与の指南ができますの?」

「ええ、表立って神事を補佐できるようになるまでは、内での作業や神事の下準備などをしておりましたから、その一部として以前から行っておりましたよ」

跡取りだから色々勉強させられているのか。

兄やリズヴァーンもだけど、跡取りって大変だよね。


魔力を計ってもらい、一般貴族の平均値より少し高いと出たので、威力の小さいものを三つ付けるか、そこそこの威力を一つ付けるかで迷ったけど、結局机仕事でも剣を振るっても効果がある【体力回復・中】を付与することにした。

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