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アラサーの俺がヒロインの友達に転生?ナイワー  作者: 七地潮
〜気がつけば第二の人生?〜
22/112

前期が終わって冬休みに突入だよ

12月の末から冬休みだ。

この国は12月頃から雪が降り始め、年明けくらいからはかなり大量に降る。

2月頭くらいまで降るので、その間が冬休みとなっている。


12月は授業がほぼ無く、冬休みに入る前にあるテストのための準備期間のような感じかな。

全ての授業の試験があり、1日一教科で、教科によってペーパーだったり実技だったり。

科目によっては2日間かかるものもあるので、テスト期間は二週間に渡る。

試験結果が発表されたら冬休みだ。


サクサクと試験も終わり、トータル的な成績で言うなら、三年の女性トップは勿論クリスティーナ、次点がスカーレット、俺?俺は一桁には引っかかっているよ?

男性のトップは勿論王子だ。

ペーパーテストも実技でもトップ。

ぶっちぎりだったのは、他がモブだからか?

三人娘は箸にも棒にも引っかからないっすね。


四年のペーパーテストのトップは神官の息子。

そんな彼とは未だ接点が無く、廊下ですれ違うくらい。

五年は勿論アルバートなのだが、実技はリズヴァーンがトップだっそうだ。

同じ学年のモースディブスは、ペーパーテストも実技も三位だったそうで。

二年のヤスハルが中間辺りなのは、留学生な分、不利な点があからそんなもんだと思う。


王子ルートしか進めてないから知らないんだけど、神官の息子さんは俺との接点はないけど、クリスティーナとは出会いイベくらいは終わってんだろうか?

成績良いんだから、神官の息子、教師、王子ルートだと思うんだけど、実技もトップならオールマイティで、王子、兄、用務員ルートか?

それとも全てのパラメータマックスのリズヴァーンルートか?

しかしなぜリズヴァーンルートが一番難しいんだろう?

とりあえず王子ルートは潰れているようなんだけど、他の人と幸せになって欲しい……俺のせいで選択肢減ってしまったみたいなもんだからね。



帰宅したらいつものように兄が絡んで……かまってくる。

「さすがキャシー、なかなかの成績だね」

「そんな、お兄様には敵いませんわ。

トータルで主席なんて、私の鼻も高いです」

「そうかい?キャシーにそう言ってもらえると、頑張ったかいがあるな。

でも体術の実技だけはリズに敵わなかったんだよ」

悔しそうな顔をする兄だけど、それは体格的にも仕方ないんじゃないかな。

俺の家族、俺もだけど皆平均より少し小柄なんだよね。

兄も男性の平均身長180センチより少し低く、体も薄い。

リズヴァーンは逆に背が高く、190センチはあるし、筋肉もある。

そんな体格差があるんだから、なかなか勝てないのは当たり前なんじゃないかな。

逆にあの体つきで兄が体術2位って凄いと思う。

因みに女性の平均身長170センチより、俺は10センチほど低い……チクセウ。


「リズヴァーン様はズルイですわ、だってお兄様より背がお高くていらっしゃるのですから、ハンデが有っても良いと思いますの」

「…………キャシー…それは僕の背が低いと言いたいのかい?」

「そうではありません、リフツリーみたいにニョキニョキしているだけです。

私は他の方より背が小さいので、お側にいると、とても威圧感を感じます。

体の大きな方は、他の方への配慮が必要だと思いますわ」

リフツリーとはとても高く育つ木で、まぁ『うどの大木』みたいな意味。

それに30センチの身長差って、見下されてるようでイラッとする。

こうね、元男のプライド的にもね。


「そうか、リズは威圧感があるか」

「ええ、そうですわ。

私にはお兄様程の身長の方が好みです。

……リズヴァーン様は、大きくて少し怖くも感じますし」

これも本音だけど、ちょっとだけだからね。

「そうか、リズは怖いのか」

機嫌の良くなる兄に、『ちょっと怖いんだけど、憧れの君でもあるんだよ(キャスティーヌの)』とは言えない。

「そうだね、リズは少し強面でもあるし背も高いから、女性から見れば威圧感があるかも知れないね。

……でも中身はとても良い奴なんだよ」

おや?自分が悪口言うのは良いけど、他の人が悪く言うのは気に入らないのか、フォローしている。

「勿論存じていますわ」

ヘタレだけどね。

きっとそんな部分も知っていて、ギャップ萌えなのか?

「だってお兄様の親友の方なのですもの」

笑顔を向けると、可憐な笑顔が返ってくる。

恐るべし美少女フェイス、妹の俺より笑顔が可愛いなんて、一番ダメージ有るわ。


そんなこんなで、冬休みに突入である。

この時にはまさかこの休み中にあんなことになるとは、思ってもみなかった………。

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