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俺の非日常な日々  作者: 零堵
~二年目~
62/83

~第六十二話~

季節もすっかり夏に近づき、暑く感じる頃

俺は、いつものように学校へと向かっていた。

通学路を妹の亜季あきと二人で、歩いていく。

二人で歩いていると、なんか視線を感じるので、辺りを見渡してみると、ジロジロと見ている男達がいた。

なんで見てるんだ? と思いながら、よく観察すると、視線の先が、どうも亜季に集中しているらしく、亜季の姿を見て、赤くなったり、ため息をついたりしているのを発見…・・・亜季、なんか異様にもててるんだな……と、実感してしまった。

そう思っていると

「お姉ちゃん? 一体どうしたの?」

そう聞いてきたので

「なんか、視線を感じるからね……亜季、結構もてるでしょ?」

「う~ん……そうかなあ……でも、確かに、男の人に告白とかされるけど……」

あ、されるんだ……

「でも、私、一番好きな人いるから、断わってるよ?」

「そ、そう……」

何で、俺の方を見ながら、顔を赤らめて言うのでしょうか? マイシスター様?

そう思いながら、通学路を歩いていき、通っている高校、山野辺高校に辿り着く。

昇降口で、妹と別れて、三階へ向かった。

俺のクラスは、三年一組だったので、三年一組に行く。

教室内に入り、自分の席について、鞄から教科書や筆箱、ノート類を机の中に入れて、一息ついていると

「おっはよ~まこ?」

そう話しかけてきたのは、同じクラスで親友の、栗谷美鈴くりやみれいだった。

「おはよう」

「まこ? 今日さ? 暇?」

「暇って?」

「いや、学校終わったら、カラオケに行かないかな?って思ってね? でね……一緒にどう?」

「一緒にって……他に誘ってるのいるの?」

「うん、前に私達、バンドやったでしょ?」

「あ、うん」

そうなのであった、前に、バンドを組んだ事があるのである。

ちなみに、俺は、ベース担当でもあった。

ちなみにバンド名は、四人のバンドで、バンド名は、頭文字から取って「FOURMフォーム」となったのである。

「みっきーと美咲に声かけたらさ?Okだって?まこは、どう?」

そう言って来たので、俺は、考える。

まあ、たまにはいいかもな……と思ったので

「あ、うん、いいよ」

「じゃあ、決まりだね? 学校終わったら、行こう?」

「りょ~かい」

そう言って、美鈴は、自分の席へと戻っていく。

そうか……カラオケか……あれ? そう言えば俺って、歌って結構上手だったっけ? と思ったが、最近歌ってなかったので、上手いかどうか分からなかった。

まあ、なんとかなるかな……と思うのも事実であった。

そして、HRが始まって、授業が始まる。

授業内容は、担任の翠先生が不真面目なのか「あ~だる……今日は自習でいっか~……」とか言ってきて、プリントが配られたので、それをやる事になった。

うん……本当に大丈夫なのか? こんなんで……

まあ、出された物はしょうがないか……と思ったので、即効で終わらす事にした。

授業があっという間に終わって、放課後

帰る準備をして、教室内を見てみると、一緒に行く事になった。

みっきーこと、有栖川美紀子と、美鈴の姿が、見当たらなかった。

先に行ったのか……? と思ったので、教師を出ると

「まこ、丁度よかったです」

そう言ってきたのは、隣のクラスの汐崎美咲しおざきみさきだった。

「丁度よかったって……?」

「美鈴とみっきーが先に行くって行ってましたので、私が、まこを誘いに来たんです、じゃあ、行きましょう」

「あ、うん……」

そう言って、何故か腕を組んできた美咲と一緒に、カラオケ店に行く事になった。

あとで、何で腕を組むの? と聞いたら

「だって、まことくっついていたいですから……」

と、赤い顔で言って来る。

あ~そんな顔をされても、困るんだが……と思いながら、外に出て、カラオケ店へと向かったのであった。

二人で山野辺市の街中を歩く。

ちなみに制服姿なので、他人から見たら「仲の良い女子生徒が手を握りながら、歩いている感じ」と多分、見えるのだろう。

普通に考えて、手を握りながら歩くとか、あまりしないと思うのだがな……

そんな感じに思いながら、山野辺駅周辺に辿り着く

カラオケ店を探していると、カラオケ店「デカ・カラ」と言うお店の前に

同じ制服姿の二人を見つけた。

「まこ~こっちだよ~」

そう言ったのは、同じクラスで親友でもある、栗谷美鈴くりやみれいだった。

「ここのカラオケ店で歌うのか?」

「うん、それにしても……」

「な、なに?」

「美咲と手なんか繋いじゃって、仲いいんだね?」

「あ……」

「はい、私とまこは、とっても仲良しですよ!」

なんか……美咲が凄い勢いでそう言っている。

うん、何でそんなに力説する必要があるんだ? と思うのだが……

「じゃあ、全員揃ったし、中に入ろうか?」

そう言ったのは、同じクラスで、演劇部員の有栖川美紀子ありすがわみきこ通称、みっきーだった。

「そうだね、じゃあ入ろう~」

そう言って、四人で、カラオケ店「デカ・カラ」に入店する。

内装は、結構広く、空気清浄機を使っているからか、結構さわやかなそよ風が吹いていて、空気が澄んでいた。

店員に部屋を決めさせて貰って、部屋の中に入る事にした。

部屋の番号は、105となり、隣から音漏れがしてるのか、少し歌っている声が聞こえてきた。

「ここのカラオケ店は、ワンドリンク制だから、勝手に私がドリンク選んだけど、別にいいよね?」

みっきーがそう言ったので、俺達は、別にいいよ? とOkした。

「じゃあ、最初に誰から歌う?」

「じゃあ、私からでいいかな?」

「じゃあ、私は、曲を選んで次に入れるわね? まこと美咲は、どうする?」

「まこはどうします?」

「そうだなあ……」

結局、最初に歌うのは、美鈴で、次に歌うのはみっきー、三番目に美咲で、最後が俺と言う順番になった。

「じゃあ、いっくよ~まず最初の曲いってみよ~!」

そう言って、マイクのスイッチを入れて、音楽が流れ出す。

美鈴の選んだ歌は、知ってる歌だった。

「これって、連城麗華れんじょうれいかの曲?」

「うん、まこは知ってるでしょ? 一緒に競演した事もあるしさ?」

「まあ、知ってるけど」

美鈴が歌ったのは、前にドラマとかで競演した事のある人物、連城麗華の曲だった。

普通に歌を聴いてると、さすが美鈴と言うか、結構上手だった。

まあ、前にバンド組んだ時に、ボーカルやってたしなあ……

歌い終わって、点数採点を設定したのか、評価は百点中、85点だった

うん、結構いい点数なんじゃないか?と思

「く~、九十点は行きたかったのになあ~」

「いや、充分いい点数じゃん、じゃあ、次は私の番ね?」

そう言って、今度はみっきーの番になった。

みっきーが選んだ曲は、ロック調の曲だった。

しかもかなり上手く、ちょっとカッコよく歌っている。

みっきーが歌っていると、店員が部屋の中にやって来て、飲み物を持ってきた。

飲み物は、コーラにサイダー、オレンジジュースにココアとなっていた。

うん……どれを飲めばいいんだろうか……と悩んでしまう。

みっきーが唄い終わると、点数が75点と表示された。

「うん……まあ、こんなもんかな?」

「それより、みっきー? 一体何を飲めばいいのよ?」

「そうそう、全員ばらばらだしさ?」

「そうね……じゃあ、皆がこれがいいと言うのをいっせいに指ささない? 被ったら、どっちかゆずるかにしてさ?」

「賛成、じゃあ、そうしましょう」

そうなったので、俺達は、飲み物を指さす。

ちなみに俺が選んだのは、ココアだ。

結局誰も被る事は無かった。

みっきーがコーラで、美鈴がサイダー、美咲がオレンジジュースを選んだからである。

飲み物も飲み終わり、次は美咲の番になった。

「じゃあ、次、私が行きます」

そう言って、美咲が選んだ曲は、意外な事に演歌だった。

しかもめっちゃ拳を効かせて上手に歌っている。

歌が終わって、点数が、八十点と表示された。

「こんなものかなって感じかな……次は、まこの番ですよ」

そう言われたので、俺も歌う事にした。

俺が選んだ曲は、前から歌っている曲で、CMで起用された歌を歌った。

歌い終わって、点数を見てみると、70点と一番低かった。

「そろそろ時間だし、最後は四人全員で歌おっか?」

「賛成~」

そうみっきーが言ったので、俺達四人で歌って、お店を出ると、もう外は、真っ暗だった。

制服のままだったので、警官とかに補導されるのはまずいと思ったので、駅前で皆と別れて、家に帰る事にした。

家に帰ると、妹の亜季あき

「お姉ちゃん、お姉ちゃんの教室に行ったけど、いなかったけど、いったい何所に行ってたの?」

そう聞いてきたので

「ちょっと友達とカラオケ店に行ってたの」

「ええ~私も一緒に行きたかったよ~お姉ちゃん……」

「ご、ごめんね? 次は、一緒に行こうか?」

「うん、約束だからね? じゃあ、ご飯出来てるから、一緒に食べよう?」

「うん、分かった」

そう言って、俺は、亜季と一緒に夕御飯を食べる。

食べ終わって、自分の部屋に入り、明日の準備をして、風呂に入って、寝る事にした。

こうして、今日の一日が終わりになった。


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