~第三十八話~
俺は、ラジオに参加する事になった。
参加するラジオは、蓮城麗華の
「麗華のスマイルファンタジー」と言う番組である。
俺は、麗華と一緒に、その番組の収録をやったのであった。
「じゃあ、本番行きます!5、4、3、2、1、キュー!」
スタッフが、ブース内にそう言ってきたので、ラジオの収録が始まった。
「皆さん、こんにちは、麗華のスマイルファンタジー!お送りしているのは、私、蓮城麗華です、そして、前回、私が、特別ゲストを呼んじゃいます~と言っていたのを覚えてるかな?そして、今回、特別に来てもらったのは、私が出演したドラマ、天空カイザーで一緒に共演した、レキ役の南山真琴さんです、真琴さん」
「はい、天空カイザーでレキをやらせて頂いた、南山真琴です、よろしくお願いします」
「今日は、南山さんと、一緒にこの番組をやっていきたいと思います、生放送ですので、メールでの質問を今から受け付けますね、真琴さんに聞きたいことをどしどし送ってきてね?では、一旦CMです」
麗華が、そう言う
すると、スタッフが「CM入ります~」と言ってきた。
「Okよ?真琴、噛まずに言えてたわね」
「ちょっと緊張した……」
「まあね、生だしねえ、ぶっつけ本番だし、とりあえず、頑張ろうよ?」
「わかった……」
そう言っていると、スタッフが
「CM終わります~5、4、3、2、1、キュー」
と言ってきたので、ラジオの収録を開始した。
「改めましてこんにちは、蓮城麗華です、では最初のコーナーに行きたいと思います、麗華のぶっちゃけトーク~!このコーナーは、リスナーの皆さまから麗華に言って欲しい事を募集します、今日は、特別に真琴さんもいるので、真琴さんにも言って欲しい事を募集しますね?皆さん、どしどし送って来てください、ところで真琴さん」
「何かな?」
「真琴さんは、普段使っている言葉ってあるの?」
「そうだなあ……自分の事を自分か俺って言ってるかな、少なくとも私とは、全く言っていないかと」
「へえ、そうなんですか~でも、真琴さんには、あってるかもですね~、あ、どうやらメールが来たようです、では、最初はえ~っと、ペンネーム「あっかりん」さんから、真琴さんに言って欲しい台詞、朝の目覚ましボイスをかっこよく言って下さいって書いてあります、じゃあ、真琴さん、どうぞ~」
「目覚ましボイスね……え~っと……じゃあ、「ほら、もう朝だぜ?起きろよ?」、こんな感じでいいのかな?」
「お~カッコいいですね、台詞もなかなかグッとです、じゃあ次のメール読み上げますね?え~っと……ペンネーム「まこさん大好き」さんから、真琴さんに愛の言葉を囁いて下さい」って書いてありますね、では、真琴さん、お願いします」
「愛の言葉ね……なんか恥ずかしいなあ……まあ……「お前の事、滅茶苦茶大事に思っている、大好きさ」、こんな感じ?」
「おお~、素敵ですね?まこさん大好きさんも、気に入ってくれてると思います、あ、一旦CM入ります~」
そう言って、CMになった
「どう真琴?」
「どうって?」
「結構楽しくない?ラジオってさ?」
「う~ん……確かにそうかもなあ、でも、やっぱり緊張するかも、麗華は、よく続けられるね?」
「まあ、好きだから別に嫌ってわけでもないしね?あ、もうそろそろCMあけるわね」
そう言うと、確かにスタッフが「CM終わります」と言っていた
「じゃあ次のコーナーに行きたいと思います、麗華のミニドラマ~、このコーナーは、リスナーから送っていただいた文章を繋げて、ミニドラマにしてみようってコーナーです、今日は真琴さんもいるので、真琴さんにも手伝って貰いたいと思います、ジャンルは、そうですね……コントをテーマにしとこうと思います、ランダムに選ぶので、真琴さんと私と別々のを選んで見ましょう、文字は四個を選びたいと思います、私と真琴さんで、二つの言葉を選んで繋げてみてみましょう、真琴さん、文章二つ選んでみてくださいね?」
「分かった、え~っと、どれにしようかな……よし、これにしてみよっと」
「じゃあ、私から行きます……「伝説の剣を手にした勇者が」」
「カツラだとバレバレな四十代のおっさんと」
「ありふれた居酒屋で」
「野球拳をした」
「……なんか、繋げたら凄い文章になりましたね~、というか凄い状況かと……」
「確かに……適当に選んだ文章を繋げたら、凄い事に……」
「ちなみに送ってくださった方は、ペンネーム、霧子さん、まつさん」
「こっちは、ペンネーム、まーちゃんさん、としさんでした」
「っと、時間がたつのが早いですね~、もうお別れの時間となりました、今日の特別ゲストは、南山真琴さんでした」
「どうも、南山真琴です」
「来週も、この麗華のスマイルファンタジーを、見てくださいね?では~、この番組は、ごらんの各社の提供でお送りします」
麗華がそう言ってから、スタッフが「OKです」と言った
これで、どうやら収録が終わったようである
ブースから出ると、母さんが声をかけてきた
「お疲れ様、真琴、なかなかよかったわよ?」
「そ、そうかな?」
「そうよ、麗華ちゃんもお疲れ様」
「ちょっと新鮮だったけど、結構楽しめたって感じですかね?」
「真琴、私は、これから別の収録があるけど、真琴は、どうする?」
「じゃあ、家に帰るよ、ちょっと疲れたし」
「そう、じゃあ、帰りなさいね?私は、行くわ」
そう言って、母さんは、どこかに移動した。
「あ、そうだ、真琴」
「何?」
「美鶴さんに聞いたんだけど、携帯買ったそうね?」
「う、うん、まあね」
「じゃあ、私のメアドと携帯番号教えるわ、いつでもかけていいわよ?」
そう言って、麗華から
携帯番号とメアドが書かれた紙を受け取って、俺は、家に帰る事にした。
こうして、俺の初めてのラジオ収録は、終わったのであった。




