~第三十七話~
季節もすっかり冬になっていて、寒く感じる頃
学校も始まり、休日の日、俺は、行く所が出来た。
それは……ケータイショップである。
何故、ケータイショップに行くのかと言うと
俺も、携帯を持ってみたくなったし、母親の美鶴母さんが
「真琴も携帯があった方が便利よ?それに連絡するかもしれないしね?今日は、学校休みでしょ?ちょっと買いにでも行ってきたら?」と、言ってきたからである。
バイト代も出たので
俺は、山野辺商店街にある、携帯ショップに行く事にあしたのであった。
山野辺商店街に辿り着いて
携帯ショップの中に入ると、店員が「いらっしゃいませ」と言ってきた
俺は、店内を見渡していると
「あれ?南山さん?」
そこにいたのは、俺と同じクラスで
クラス委員長の西崎綾香さんだった。
「あ、委員長」
「ちょっと……委員長はないでしょ?ここは、学校じゃ無いんだしさ?」
「確かにそうだった、じゃあ、西崎さんは、何故ここに?」
「何故って、ここは携帯ショップよ?だから、やる事は、決まってるじゃない、私は、携帯の機種を替えに来たのよ、そう言う南山さんは?」
「自分は、携帯を買おうかと……あ、そうだ、西崎さん、おすすめのって教えてくれない?」
「私のおすすめね……まあ、ここに展示してある会社のは、CUとTERFOONよ、ちなみに、私は変えようと思っているのは、CUのこれね」
そう言って、西崎さんが指さしたのは、ピンク色の携帯だった。
「それって、使いやすい?」
「まあ、ネット回覧、デコメール、写メールとか出来るから、使いやすいかな、基本料金も安めの設定だしね、南山さんは、どういったのにするの?」
そう言われて、俺は、考える
確かにいろいろあった方が
便利そうだが、そんなにごちゃごちゃしたのは、必要ないので
「シンプルで使いやすい奴かな」
「使いやすいやつね……じゃあ、これね」
そう言って、指さしたのは、ラクラクフォンと書かれた携帯だった。
「動作も簡単で、余計な機能がついてないから、これがいいかもね?それにする?」
どうしようかと、迷ったが
「うん、これにするよ」
そう言って、俺は、そのらくらくフォンを手にとって、購入した
色々な色があったが、シルバーにした。
購入したので、外に出る。
これからどうしようかな……と迷っていると
携帯を買い換えたのか、西崎さんが、お店から出てきた。
「南山さん」
「あ、西崎さん、教えてくれてありがとうね」
「いえいえ、あ、そうだわ、ついでに操作方法も教えとくわね?」
そう言って、西崎さんは、携帯の操作方法を分かりやすく教えてくれて
最後に
「じゃあ、私の携帯番号と、メアドも教えとくわ、いつでも電話やメールして来てね?じゃあ、私は、用事があるから、じゃあね、南山さん」
そう言って、西崎さんは、離れて行く。
俺も、家に帰る事にして、家に戻ると、美鶴母さんがいた。
「お帰りなさい、真琴、携帯は買えたかしら?」
「うん、買えたよ」
「じゃあ、私の携帯番号とか教えとくわ、何かあった時に必要だしね」
そう言って、母さんは、携帯番号とメアドを俺に教えてきた
こうして、俺に、新しく携帯が加わった。
次の日、俺は、いつもと違う場所にいた。
その場所とは……
「はい、もうすぐ本番が始まりますから、よろしくです」
そう言ったのは、番組のアシスタントの人だった
「じゃあ、頑張ろうか?真琴?」
「は、はあ……」
そう、俺は、山野辺放送局にいるのである。
なぜ、その場所にいるのかと言うと……事の始まりは、こうだった。
学校が休みの休日、俺は、いつものように起きて、朝ご飯を取っていると、母親の美鶴母さんが、こんな事を言ってきた。
「あ、そうだ、真琴」
「何?」
「実はね?麗華ちゃんが、真琴を呼んでほしいって言っていたのだけど、真琴、今日は、何か用事ある?」
麗華ちゃんと言うのは、俺が以前
ドラマの天空カイザーで一緒に共演した
蓮城麗華の事だと思う。
その麗華が、俺に何の用なんだ……?と、思ったが
今日は別に予定は、何も入れてないので
「用事はないけど、一体その麗華が、自分に何の用なの?」
「何か、手伝ってくれると助かるとか言ってたわ、真琴、朝食を食べ終わったら、一緒に行きましょうか?」
「……何の用かわからないけど、わかった」
そう言って、俺は、母さんと一緒に、出かける事にした。
向かった先は、山野辺放送局という場所で、以前に来た事があった。
その建物の中に入り、母さんの後をついていくと、三階に向かった。
三階に辿り着くと、収録ブースがあって
そこに母さんと一緒に入ると、中にいたのは
麗華と、数人の男女だった。
「麗華ちゃん、真琴を連れて来たわよ?」
「ありがとうございます、美鶴さん、真琴、久しぶり」
「久しぶり……で、一体なんの用で呼んだの?」
「実はね……私がやっているラジオに出演して欲しいの、前回の放送で言っちゃたのよね「来週は特別ゲストをお招きして、お送りします」って、だから真琴に来てもらったの、真琴、参加してくれない?」
麗華がそう言ってきたので、俺は、迷った。
あきらかに断る雰囲気じゃあない事はわかってたし
断ったら母さんに何言われるかわかったもんじゃないし・・・・・・
「解ったよ・・・・・・今回だけだよ?」
「ありがと、出来れば毎週私と一緒に出演してくれると、助かるんだけどね?」
「それはちょっと・・・でも、自分が出演してOkなの?」
「あ、それは大丈夫よ?皆、了承しているしね?」
「じゃあ、真琴が参加してくれる事になったから、打ち合わせ、始めましょう」
「私は、見学するわね?真琴、頑張るのよ」
母さんがそう言っていた。
こうして、俺は、ラジオに出演することになったのだった。
ちなみにラジオのタイトルは「麗華のスマイルファンタジー」というらしい
一年も続けていて、結構長く放送しているらしかった。
俺は、その中に入って、スタッフさん達と打ち合わせをした。
数十分打ち合わせをして、ブースの中に入る。
ブースの中は、収録に使うマイクが用意されていて
マイクに向かって、話すみたいであった
なんかアフレコみたいだな・・・・・・と思う
麗華と俺は、向かい合わせに座って、用意された台本を見る
「真琴、初めてだろーけど、リラックスして話せばいいからね?」
「うん、そうしてみる」
そう話していると、スピーカーから
「もうすぐ本番の収録を始めます、二人とも、準備いいですか?」
と言ってきたので
「こっちは、Okです、真琴は?」
「あ、自分もOkです」
ちょっと緊張はしていたが、問題はないと思ったので、そう言った
「じゃあ、本番収録始めまーす、5、4、3、2、1、キュー」
こうして、俺と麗華のラジオ放送が始まった。




