プロローグ
昔から書いてみたかったものを書いてみます!誤字脱字等あれば教えていただけると嬉しいです!!
それはとある日のことだった。
朝起きて、ご飯を食べて、お母さんのお手伝いをする日だった。
いつも通り大きな畑でお手伝いをしている時、大きな塊が目に映った。
「あれはなんだ……?」
ふと誰かがそんなことを言った時、その塊は低い唸り声をあげながら動き出した。植物の魔物だった。
本来この国は魔族の領土とは遠く離れている。そのため魔力が非常に薄く、滅多に魔物が生まれることはない。ただ稀にこのようなことがある。
こういう時に対処するのは騎士の仕事だった。
だがしかし、逃げる周りの人とは反対に、その子どもは魔物に向かって動き出してしまう。
「こんなざっそー僕でも倒せるもん!」
そうして勇敢かはたまた無謀か、周りに格好つけたかった子どもは自分よりも遥かに大きな魔物に近寄り、くわをぶつけた……。
だが効果は無いに等しく、次の瞬間蔦のようなもので身動きを封じられてしまう。
「うわぁ!!…………や、やだ!やめて!食べないで!!殺さないで!!」
そのまま口元へ運ばれ食べられる瞬間、世界に閃光が走る。
「おいコラチビ、何進んでエサになろうとしてんだ」
「やっ!…………え?」
遅れてやってくる音とともに、いつの間にか片手で担がれていた。
その男は薄い黄色の髪に青い目、そして白い服に身を包んでおり、もう片方の手で剣を握りしめていた。
助かった安堵と、死にかけた恐怖に子どもは泣き出してしまう。
「聞いてんのかチビ……って泣くんじゃねえよ!?」
「だっで!だってぇ!!」
「だぁもうめんどくせえ!!」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「泣き止んだかよ」
「うん……ありがとう」
「んでなんでチビはあれにちょっかいかけてたんだ?」
あれとは魔物のことだろう、子どもは自分が倒せると思ったこと、そして格好つけたかったから近づいたことを話す。
「あのなぁ……馬鹿かお前……」
「バカじゃねーし!バカって行った方がバカだし!」
「なんでもいいけどよぉ……よく聞け青二才」
その男は格好の付け方を教える
「格好を付けるには信念と実力がいる。自分がどうなりたいか、どう見られたいかをイメージできて、それを叶える実力があって始めて格好をつけれんだ。それをすっ飛ばして走り出せばただ死ぬだけだ、覚えとけ。」
「……うん。」
「分かったら二度とこんな真似すんな。こんなことしても周りに迷惑かけるだけだ。今のも俺じゃなきゃ死んでるからな」
「……はい。」
「じゃあなチビ、これに懲りたら危ねぇ真似はしないこったな。」
いかに自分の行動が愚かだったか、自分に何が足りなかったかを突きつけられた。そうして男は旅立とうとするその時。子どもは男に質問をする。
「おじさんみたいになるには、どうすればいいの?」
その男は答えた。
「俺は最強だからそりゃあ無理だな。だが騎士養成学校……この国だとサクリウムつったか?に行けば魔物くらい狩れるようになるだろうよ。」
「ほんと?強くなれる?」
「あぁ。ただ今から鍛えてねえと入れねえか死ぬだけだかんな。神術でも剣を振るでも筋肉つけるでもいいが、鍛えとけよ。」
こうして大事なことを教わった子どもは、ふと名前を聞いてないことに気がつく。
「ありがとう。そういえばおじさん名前は?」
「俺か?俺は…………アロニスだ。おまえこそなんてんだ?」
「僕はアトス」
「まぁ俺はチビって呼ぶがな」
「なんで!」
そんな会話をしていると日が暮れてきてしまった。
「そろそろ帰らねえと心配かけるぞ、チビは早いうちに帰れ帰れ」
「わかった。ありがとうアロニス」
「ガキの分際で呼び捨てにすんじゃねーよ。じゃあな。」
そうして一瞬の間に男はいなくなってしまった。
こうしてアトスは命を救われたおじさんに憧れて、最も危険な職業。騎士を目指すのであった。
アトス
捨て子、物心着く前に現お父さんとお母さんに拾われて3人暮らしをしている。
母は村で行っている農作業を手伝っており、父は近くの山で狩りをしている。




