魔石それは国やギルドの収入源である
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魔石それは魔力石のことであり、魔力が溜まっている石である。この石は、地球で言う電池のようなものである。
この魔石を燃料にして動く道具を魔力製品(魔石製品とも言う)と呼ばれ、国民の生活の質を向上させる担い手となり、この国にとって重宝される存在に至っている。
何故突然この説明をしたのか…それは先程ダンジョンギルド長であるカルベさんから魔石をもっと送って欲しいと連絡があったからだ。
魔石は、先程も言ったように魔力製品の燃料として使われるため需要が大きく商会が最も手に入れたい商品である。更にこの国に使われている魔力製品は、外国にも存在しているため、外国の輸出項目の中にも魔石が載っている。
つまり魔石は、商会や国にとって必ず利益を生んでくれる商品である。しかし、この魔石を手に入れる方法は、冒険者ギルド又はダンジョンギルドから購入するか魔石が産出するダンジョンを所有するかのどちらかである。
さぁ…遠回しに説明をしていたが、簡潔にまとめると…ダンジョンギルドにとって魔石は、貴重な収入源と言うことだ。
そのため、大量に送ってくれと連絡があったのだ。
ちょうどこの連絡を受けたのが第1ダンジョンの第10層目を攻略し終えたところだった。
実は、この第10層目の景品なのだが…全て魔石であった。
そのため、どのように選別しようか考えていたが、この連絡を受けて、この階層にある魔石を全てダンジョンギルドに送ることにした。
おかげでこの階層の景品を全て収納するのにかかった時間は20分と一番早く次の階層に移動することが出来た。
ちなみに魔石は、自分の拠点でも産出し、使用しているので必要な物である。そのため、今回のように階層にある全ての魔石をギルドに転送することは少なかったが…
さて、第1ダンジョンを攻略開始して約8ヶ月たったが、ようやく依頼を含めた全てのダンジョンの攻略が完了し、クルネスの町に帰ってきたところだ。
約8ヶ月のうち、半分は第1ダンジョンと第2ダンジョンを攻略完了するのにかかった日にちだから結構大変だったよ。
ちなみに攻略したダンジョンは、合計2万5800個でこの内2万個のダンジョンはダンジョンギルドに売却することになっている。
尚、ギルドに放置されていた大量の依頼の紙だが、合計で12万6500個あったみたいだ…もちろん全て完了したが…(どんだけ溜まっていたんだ…)
あっ!そうそう。1つ嬉しい誤算があった。今回の依頼で8ヶ月と結構時間がかかってしまったのだが、それによってクルネスの町では俺のスケルトンの認知と信頼が向上していた。これはこの町に店を開くために編成した調査隊とダンジョン以外の依頼を受け持って貰うために町に配置した遊撃隊のおかげである。特に遊撃隊の活躍が大きいだろう。クルネスは、商会を中心に形成された都市であるため、遊撃隊が狩った魔物を常にギルドから購入することができる。また、常に遊撃隊がいるため都市の防衛にも繋がり商会や町の人から頼もしい存在になっていった。
そのため、俺がこの町に戻ってきたとき町の多くの人が、俺たちを出迎えてくれた。ふむふむ…これが英雄になった気分か。
「これはこれは、モナカさんではありませんか~!この度はありがとうございました」
冒険者ギルドの中に入ると冒険者ギルド長のアモスさんが声を掛けてきてくれた。
「いえいえ、こちらもおかげさまで結構な利益がでましたよ」
「それはそれはとても良かったです。あっ!そう言えばダンジョンギルド長のカルベさんも大変喜んでましたよ」
「そうなんですか!依頼受けていて良かったです」
「もうすぐここにカルベさんも来るのでお待ちになってはどうですか?」
「そうですね。お言葉に甘えさせていただきます」
「どうぞどうぞ。ところでダンジョンはどうでしたか?」
「いや~それがですね…」
俺は、アモスさんにダンジョン攻略中にあった出来事を話した。すると…
「それはそれは、お疲れさまです。あっ!そう言えば今日フロンスギルド長のキリンさんが帰ってくるんですけど、一緒に家に戻って見て貰ったらどうです?」
フロンスギルドとは、地球で言う質屋や買取専門店のこと。(どちらかと言うと質屋に強い部分がある)
もちろんこの世界でも民間の質屋や買取り専門店も存在しているが、フロンスギルド直轄の質屋も存在しており、そこに骨董品を持っていく人も少なくはない。
尚、骨董品は骨董品の査定経験年数50年のベテランであるギルド長自ら査定してもらえるため信頼性があるとのこと。
ふむふむ…なるほど。骨董品が結構増えていて保管場所に困っていたから、フロンスギルド長に来てもらい査定してもらった方が確かに良いな。しかし、せっかくの帰省なのにお願いしてもいいのかアモスさんに聞いてみると…
「あぁ!彼なら問題ないですよ。骨董品の依頼が入ったらすぐその場所へ飛んでいくような奴ですから。それにモナカさんの骨董品の保管場所に案内されたら反対に彼は興奮して休まず仕事しますよ」
とのこと。
それじゃ、お言葉に甘えてお願いしよう。
数分後
「いや~遅くなって申し訳ない。モナカさん、この度は本当にありがとう」
アモスさんと世間話をしているとダンジョンギルド長のカルベさんが入ってきた。
「いえいえ、カルベさん、こちらこそありがとうございました」
「先程、ダンジョンの査定が終わりましたので、貨幣袋の方に貨幣を送っておきましたよ」
「それはどうもありがとうございます」
それからはフロンスギルド長のキリンさんが来るまで3人で世間話をした。
このとき、俺はカルベさんとアモスさんにとあるお願い事を依頼をしたのだが、「モナカさんのお願い事となれば早急に行う必要がありますね」っと快く引き受けてくれた。
そしてフロンスギルド長のキリンさんと合流後俺はカルベさんとアモスさんにお礼を言って外に出て、遊撃隊の一部を残して拠点に戻った。




