表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スキル《絶対殺すマン》持ちの俺は、死ねない少女と旅をする  作者: 日並うたたね


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
26/31

第26話 銀の叡智

今___会長って言ったか!?


ウィル「カーティス!? もしかしてお前........魔法協会の会長だったりすんのか!?」


俺もスピカもかなり驚いていたが、それ以上に目の前にいるキリムの方がビックリしている。

彼はまるで、信じられないといった表情でカーティスを見つめていた。


キリム「え!? もしかして_______このおふたりに何も話してないんっすか!?」


カーティス「そういえば.........すっかり話すのを忘れていたな」


キリム「はぁ......わかったっすよ。では、ボクが代わりに説明するっす!」


すると、キリムは目をキラっとさせながら、カーティスに向けて左腕を伸ばす。

_______一体なにが始まるんだ?


キリム「うぉっほん! この方の名はカーティス・エルドラード! 魔法協会の若き会長にして、マナポルタを発明した超絶天才発明家! そして........」

「"銀の叡智"と呼ばれる、世界最強の魔法使いっす!」


キリムの左手は小刻みに揺れていた。

その表情は、やり切った感で満ち溢れている。


ウィル「銀の........叡智」


スピカ「す、凄いですね! なんだかものすごぉぉぉく! かっちょぃぃ響きです!!」


キリム「っすよね、そうっすよね!? この方の伝説を上げれば、本当にキリがないんっすよ。まずは.........」


カーティス「キリム」


カーティスはため息をつきながら頭を抱えている。

なんか、これだけでもこのふたりの関係性がよくわかるな。


カーティス「紹介してくれるのはありがたいが、少々大げさすぎるな」


キリム「いやいや! これでもかなりセーブしたんすよ!?」


カーティス「はぁ........それより........特別渡航手形の件、任せてもいいかな?」


キリム「いや.......でも流石にそういったものをぽんぽん出すのは.......」


うつむくキリムに近づくと、カーティスは耳元でなにかを囁いた。

すると、キリムの表情がみるみる明るくなってゆく。


キリム「ま、まぁ仕方ないっすね! 今回は特別っすよ!!」


そう言うと、キリムはカウンターを飛び越えて奥の方へと消えていった。


ウィル「一体......なにを言ったんだ?」


カーティス「ふふ。ちょっとね」


スピカ「それにしても、カーティスさんってすっごく偉い方だったんですね!」


カーティス「肩書きだけだよ。それに、普段は面倒ごとばかり押し付けられるんだ。だから_______今回は何も言わずにフィールドワークに赴いたというわけさ」


ウィル「やっぱり........報告しなかったのはわざとだったんだな」


カーティス「ふふ。まあね」


ホントに掴みどころがないなこの男は________


あれ?

ちょっと待てよ。

カーティスは協会の会長なんだよな?

ってことは、ミリートで酒場のおっちゃんに聞いたあの話........


ウィル「なあ!? .........ユークラテス大陸には、ユニークスキルを1度だけ変更できる神殿があるって聞いたんだけど、本当なのか!?」


俺が尋ねると、カーティスは少し驚いた表情を見せた。


カーティス「なぜ、君がそんなことを知っているんだい?」


スピカ「ミリートの酒場の店主さんから聞いたんです。 魔法協会の会長さんも、そこでスキルを変更して会長になれたって言ってましたよ」


カーティス「ミリートの酒場.......なるほど。そういうことか」

「それにしても、なぜそんなことを聞くんだい?」


ウィル「俺たち、自分たちのスキルを変えるために旅に出たんだよ! 少し........厄介なスキルを持っててさ」


カーティス「厄介.......君たちにとってなにか不都合があるスキルなのかな?」

「だとすれば........それはかなり不思議だね」


スピカ「不思議というのは.......どういうことなんでしょうか?」


カーティス「神からの恩恵であるユニークスキルは、プラスに働くことはあってもマイナスになるものはないはずなんだ。少なくとも、私は聞いたことがない」

「それに、一部の例外を除けば大して特別な力を授かるわけでもないんだよ。"疲れが若干取れやすい身体"とか"食べ物の消化が少し良い"とかね。大抵の人が持っているスキルなんてその程度のものなんだ。

「それなのに、君たちはわざわざスキルを変更したいという。しかも_______その表情を見るに、とても必死なようだ。その理由がとても気になってね」


ウィル「それは........」


そうだ、カーティスには俺たちのことをなにも説明できてない。

自分たちの持ってるスキルのことも、異世界から転生してきたこともなにもかも。

事情を説明する前にスピカに相談しようと思ったけど、結局まだだ_______

くそ、一体なにから話せばいいんだ.......


カーティス「もしかすると........」


カーティスはなにか覚悟を決めたような表情で言葉を続けた。


カーティス「それは、君たちが異世界から来たこととなにか関係があるのかな?」


.......


え?


俺はとっさにスピカの顔を見た。

スピカは首を何度も横に振っている。


じゃあ______


ウィル「どうして.......」


カーティス「やはり.......そうだったのか」


一体______

カーティスは何を知ってるんだ?


カーティス「場所を変えよう。詳しい話はそこでしようか」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ