始まる前の話
四の月、一旬、四の日。
俺は目を覚ました。
今日は学校の春休みの最終日。本当は家で
一日中のんびりとすごすつもりだった。
……つもりだったが今日が
在校生の登校日だったことに気付くと、
俺は少しあわてて学校へいく準備をした。
◇ ◇
「はよー、ブロウ」
「ああ、おはようございます」
その後、準備を10分で済ませた後、(早いだろ)
学校へダッシュで行き、20分ほどで
校門に着いたら、偶然先輩がいた。
ナグウェル=ナギシロ
先輩の名前だ。去年、同じ班でお世話になった。
頭を軽く下げ、挨拶を返すと、
「そんなに堅苦しくしなくていいっつーの。
もっと気楽に接してくれよな」
と、やっぱりこんな感じに返ってきた。
接しやすいので、この先輩は
他の同学年からも人気が高い。 なので、
「……………………いいなぁ」
「……………………………ずる」
羨ましそうな目で見られる。
「先輩、早くホールに行きましょう」
「ん、ああ、そうだな、急ぐか」
そういうと、先輩は走って昇降口へむか……
「きゃっ」
「あ、ごめん。怪我なかった」
どうやら、女生徒とぶつかったようだ。
忙しい人だ。
◇ ◇
そしてその後、二階のホールに行くと
案の定、全校生徒が集まっていた。
各々、前の班で集まったり仲良しグループで
集まったりしてちょっとごちゃごちゃしている。
本来なら、ちょっと、じゃあ済まない(と思う。他の生徒はそう思わない)が、済んでしまう。
理由は簡単だ。
全校生徒(二学年)、28人。
全教員 (校長含め) 7人。
これがここ、私立オルネスト学校の実情だった。
別に年々生徒数が減っているわけではなく、
元から少ない……らしい(俺は去年転校してきたから知らない)。
ここの校長が趣味でこんな田舎に作った……らしい。
物好きだ。もっとも、こんな田舎に転校してきた、
ブロウ=グラキリアスもそこそこ物好きだろう。
まあ、そんなことはともかくとして
俺もこの、ごちゃごちゃとした中に入ろうとしたら、声をかけられた。
「ちょっと、そこの君。こっちに来てくれない?」
先生だった。
この学校で数多い女先生(半分以上の4人)、たしか
「…………………………………………………保健室の先生、どうしたんですか?」
「…………私の名前、忘れたのね。悲しいわ」
「ごめんなさい」
とりあえず謝っておいた。学校にきてから一年はたつのに忘れてしまったのは失礼だろう。
しかし一回も保健室を使っていないのでしょうがない(ということにしておこう)。
「まったく、転校生でも、先生の名前くらい覚えてくださいね」
先生が少し呆れたように言った。甘んじてうけy
「……………………………………………………………………………………… ……………………えーと、名前なんだっけ?」
俺の気持ち、返してくれ。三倍返しぐらいで。
「……ごめんなさいね、でもあなたってほら、保健室一回も使っていないから仕方ないじゃない。」
言い訳しないでほしかった。
「とにかく、君、ちょっとついて来てくれない?」
断る理由はとくにないし、話は後から聞けばいいしな、とちょっと考えてから、
「別に構わないですよ。」
そういって俺は先生についていった。
こんな小さなことがきっかけで俺の生活が変わることも知らず。
「えっと、黒髪黒目の男子ってこの子……だよね?」
作者の水鏡良芽です。
誤字脱字がある駄文かもしれませんが
もしよければ今後もよろしくお願いします。
こんなベタなことしか書けず、すいません。




