表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
69/72

出発

少し短いですが。

 騎士団長と魔法師団長の選抜も終わり、いよいよ獣国に行くことにした。まあ、まだ宰相も決めていないし国王としての土台もフニャフニャなわけだが、獣国の国王様の手紙を無視するわけにもいかないので、お忍びで訪問することにした。公式訪問では無い、お忍び訪問だ。


 もちろん城には、俺の影分身(ドッペルゲンガー)を置いて行くし、暗黒騎士デュークとブラディウスも置いて行くことにしたので、万が一クーデターが起こっても鎮圧できるだろう。


 いざとなったらママンもいるしまさに完璧な布陣。




「ていうことで、しばらくの間、俺とシンディーはお忍びで獣国に行ってきます。」


 適当に誤魔化しながらクラスメイトに事情を説明する。シンディーのパパさんにぶち殺されそうになっていると言えたらどんなに楽だっただろうか。ちょっとした旅行だと思っている彼らは羨ましいとか私も行きたいとかぬかしおった。男どもなんか口笛でヒューヒューするもんだから若干の殺意が芽生えた。


 能天気な奴らだ。結果次第で俺の命がかかっているというのに・・・・


 まあ一番浮かれてるのは俺の横にいるニャンコなわけだが、、、、コイツは当事者なのに状況を全く理解していない。侯爵家のビアンカや辺境伯家のエマに羨ましがられて、デレデレしている。パパさんにただ俺の事を紹介すればいいと思っている。ていうか気分はスッカリお嫁さんなのだろう。


「そろそろ出発するぞ。」

「あ、うん、待ってよ~」


 まったく、、、尻尾フリフリしやがって。けしからん。





 今回は秘密の訪問なので、護衛もつけず2人ともただの冒険者ルックだ。まさか誰も一国の王と王女様が無防備で外をプラプラしているとは思わないのだろう。俺達に気が付く者は誰一人としていない。


 これぞ人間の盲点。


 30分も歩けばすれ違う人さえいなくなり人目を気にする必要も無くなった。


「獣国までどのぐらいかかるんだっけ?」

「馬車で7日ぐらいにゃ。」


 上機嫌なシンディーが蝶とじゃれ合いながら答える。


 ドラゴンになって空を飛んで行ってもいいのだが、そうすると心の準備が出来ない。それに、今から向かいますという手紙を追い越してしまう。なるべく面倒事は避けるべきだ。


「とりあえずゆっくり行こうか。」

「にゃ。」



 昼ご飯は、あらかじめメイドのルル達に用意してもらったホッカホカのご飯を食べ、夜はたき火をしながら近くの川で獲れた魚を丸焼きにして食べた。 


 水に濡れることを嫌がっていた彼女も狩りの時だけは別らしい。ものすごい反射神経で次から次にお魚さんをゲットしてきた。口にくわえた姿はまさにマニア必見。ブロマイドにして売り出したいとすら思う。


 流石はニャンコだ。



 と思っていたのだが、よく考えたらシンディーはニャンコでは無くてライオンの獣人だ。なぜ肉ではなくて魚をあんなにも喜々(きき)として狩っていたのだろうか。


 肉食動物の本能はどこに?


 それともライオンはネコ科だからお魚も好んで食べるのだろうか??


 ・・・分からない。


 よく分からないが、まあ、ケモ耳美少女が、その辺の小動物の首根っこを(くわ)えて、絞め殺すのを見てしまうのよりは全然いいので結果オーライ。


 可愛い方向への意外性はギャップ萌えだ。


 まさに萌え萌えキュン。



 ・・・


 

 ・・・ 



 おっと失礼、おっさんの萌え萌えキュンはご飯がまずくなるよな。


 うん。


 そんなこんなで1日目は何事も無く終わった。


 獣国への旅はまだ続く。

 

高評価、ブックマークありがとうございます!感謝です(^^)!!


ふう。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ