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ジェネラル?キング?

 マズイな、仲間が来てしまうかもしれない。ほんとに何叫んじゃってくれてんだよこの豚。隠密作戦失敗じゃね~か!それならもういいよ。どうせバレるんなら派手にいこうじゃないか!俺は総長なんだぞ!えっへん!


「光剣。」


 手元に光り輝く剣を出現させると目の前のオークを斜めにぶった切る。一見すると何も切れていないように見えるが、時間差で切断面が綺麗にずり落ちる。これぞ達人の剣(自称)。ていうか上手くいきすぎて自分でもビックリ。


「走るぞ!」


 怯えたままの少女3人を引っ張り出し外に出る。物見やぐらのような建物からカンカンと金属のようなものを物を打ち鳴らす音が響き始めた。おそらく侵入者がいると伝達しているのだろう。


「飛翔!」


 光剣をブンと一振りさせ剣先から斬撃を飛ばす。距離にして20メートルぐらいあったがその勢いが失速することはなかった。



 ドカアアアアアン!


 斬撃が木造の柱を切り刻み建物を崩壊させた。これでカンカン鳴らしていた奴はお陀仏だろう。


 しかしホッとしたのも束の間、武装したオークが四方八方から走ってくる。おまけにそいつらの後方には、不敵に笑みを見せる一際大きな個体が4体もいる。なかでも肌の色が赤黒い奴は、3メートルを悠に超えている。アイツがジェネラルオークでボスだろう。


 人間では考えられぬ筋肉量をしており、腕の太さが常人の太ももぐらいある。人間の冒険者から奪ったであろう大斧が小さく見えるぐらいだ。



 するとそいつがニタニタしたまま、脇にいたオークから槍を受け取り力任せにぶん投げてきた。俺に向かってではない。少女たちに向かってだ。強固なる肩から打ち出された槍は、300キロを超えたスピードで空を切り裂き少女に迫る。


 すんでのところで掴んだが一瞬でも遅れれば最悪の事態になっていた。それを見ていたジェネラルオークは、槍が止められたことに「ほう」とでもいいたげな様子だ。


 お返しに槍をぶん投げてやると、そいつは眉をピクリとも動かさずに、脇に立っていた部下の頭をヒョイと掴んだ。そして前に差し出す。掴まれた奴は空中でバタバタしていたが俺の投げた槍がドスっと刺さり動かなくなった。


 そればかりか滴り落ちる血をペロっと舐めたかと思うと、ガブガブと共食いを始めた。アイツにとっては同族などその程度のものなのだろうか?それとも自然界では普通の事なのだろうか?身の毛もよだつような光景だった。


 そして口の周りを赤く染めたジェネラルは、溜まりきったエネルギーを発散するかのように咆哮した。豚のような獣のような金切り声のような耳障りな声だ。それを聞いた一般のオーク共も一斉に叫び声をあげ俺に襲いかかってきた。


 先ほどまでより士気が高い。心なしか動きも良くなったようだ。一方で、事態が飲み込めないまま直接ジェネラルオークの咆哮を聞いてしまった少女たちは、プルプルと震えその場で動けなくなってしまった。


 このままではジリ貧だ。俺の中で焦りの感情が芽生えてきた。これが大した実力も無いのに制止を振り切って突入した末路だろうか。こんなことならば応援を呼びに行くべきだったかもしれない・・・


 ダメもとで攻撃を試みる。


「光の波動!」


 手の平から圧縮した高密度のレーザーを放つ。



 するとジェネラルオークはドサッと地面に倒れ込んだ。





「え?」





 ・・・





 ・・・倒しちゃったかも・・・・








 あああ、何ということでしょう!レオナルド君が崖を下りて行ってしまいました。いくら彼が不思議な少年といえどもバレずに帰ってくることなど不可能です。


「え?」


 なんていうスピードでしょうか。ほとんど捉えることが出来ません。そればかりかオークの死体が3体地面に転がっています。もしかして彼ならこの不可能なミッションが出来てしまうのでしょうか?


 ・・あ・・・オークが一匹建物の中に入っていきます。このままでは・・・


「ブオオオオオオオオオオオオ!」


 バレてしまいました。早く逃げてください!!ああ、どうしましょう・・・しかも救助対象が3人もいるではないですか!


 そんな・・・少女たちを保護しながら逃げ切るなんて・・・無理です。


「!?」


 あれは・・・ジェネラルオークではない・・・・・オークキング!!なんで逃げないの!?もしかして・・・オークキングだと気付いてないのかしら??街で育った子ならば誰でも親から言い聞かされるはずなのに・・・絶対に戦ってはいけないと・・・


 私の体は無意識に崖を下っていました。なんとかして助けなければ・・・その思いだけでした。


 しかしその時私の理解を超えた現象が起こりました。なんとレオナルド君の手から放たれた光のレーザーが、一瞬にしてオークキングを倒してしまったのです。まるで時が止まったかのような衝撃でした。どんな魔法を使えばそんな芸当が出来るのでしょうか?少なくともそんな高度な魔法私には使えません。






ブックマークありがとうございます!感謝です!

ポチっとな(@^^@)


少し時間が無かったので駆け込みになってしまいました。読みにくかったらすいません。時間があるときに改稿するかもです。

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