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ついていけないよ!

「えええええぇぇぇぇぇママンは勇者だったのおおおおぉぉぉぉぉ???」


 な、な、なんだって!?それは事実なの!?開いた口が塞がらないよ!!


「え、おいなんで息子のレオナルドがそんなに驚いてるんだよ!」

「だって・・・」


 俺はずっと山奥でつつましく暮らしてきたんだ。そんなこと一言も聞いてない!!


「レオちゃんには何も伝えてないから。それにそんな呼び名どうでもいいじゃない。大事なのは肩書や見栄じゃなくて心よ!夢を諦めないで!あなたたちなら何でもできるわ!自分を信じるの!」


 おおいぃぃ、まさかの熱血教師ポジションなのか??ドラマの観過ぎなんだよ!




 その後ママンの噂は早速1年生を中心に広まったようで次々に挨拶に来るものが現れた。


「光の勇者フローラ様!お初にお目にかかります。1年1組代表のファーマンです!レオナルドさんの舎弟をやらしてもらってます!以後お見知りおきを!」

「同じく1年2組代表ツービンです。」

「1年3組代表サードンです。」

「1年4組代表フォードです。」

     ・

     ・

     ・


 片膝を着きながら俺の舎弟たちがママンに挨拶をした。うん、ていうかいつも挨拶してくるけどアイツら分かりやすい名前してるんだな。覚える気なかったから知らんかったわ。1組の奴はファースト、2組はセカンドじゃなくて(ツー)、3組の奴はサードって覚えとけばなんとかなるな。4組以降も同じだ!ははは。


「まあ、レオちゃんたらもう舎弟なんか作っちゃってるのね。」

「いや、、なんか勝手になっちゃったんだよ。」

「ううんいいわ、その調子よ!強い雄には人って引き付けられちゃうものなの。もちろん女の子からもね。」

 いや・・・ここ男子校ですから・・・ていうか目立ちすぎて気まずいよ。


「もういいから・・・とりあえず帰ろうよ!」

「そうね。とっておきのもの見せてあげるからついてきて。」

「う、うん。」


 なんだろうか。そういえばいくら勇者?とはいえママンはお金なんかたいして持ってないだろうし、俺が借りている家に2人暮らしになるんだよな。ちょっと狭くなるけど、またママンとムフフな生活が出来るなら、まあなんでもいっか。これからは俺がお金を稼ぐ事も出来るし。


 そんなことを考えながら門の外まで一緒に歩く。


「え?」

 なにこれ??

「じゃ~ん、レオちゃん専用の馬車です!急いで手配してみました♡」

「えええぇぇ!」


 目の前にはとても豪華な装飾を施した大きな馬車が一台。馬の毛並みもツヤッツヤで、キューティクルができている。顔もどこか上品で凛々しい馬だ。こんな馬を買うお金がどこにあったんだ??


 よく分からないままママンと一緒に乗り込むとフッカフカの椅子が設置してあった。もうグニョンってお尻が沈み込んで、まるでママンのお胸のようだ。・・・おっと失礼。でもこれなら長時間移動しても体は痛くならないと思う。


 ってあれ?そんなことより、勝手に進み始めたけどどこ行くの?


「ママン?俺が借りてる家は向こうだよ?」

「ふふふふ、それは着いてからのお楽しみよ!」


 んん?どこかに寄り道でもするってことかな??もしかして16歳にもなってママンと放課後デート?それは嬉しいけど・・・・恥ずかちぃ。


 揺られること15分。連れられてやってきたのは、予想に反して何もないだだっ広い土地だった。学校からそんなに離れていないし、城にも割と近いから立地は良いけど。


「ママン?ここは何?何も無いみたいだけど・・・・」

「うふふふ。ここわね、その昔ママが当時の国王様から頂いた土地なの。」

「ええ!」


 それはすごい、国王様から土地を貰うなんて!



「それだけじゃないのよ。ついてきて。」

「?」


 腕を引かれるようにして外に出てみると、ぐるりと囲い込むように立ち入り禁止のロープが張ってあった。しかも中心部にどっしりと鎮座(ちんざ)する大きな石には、どこかの神社で見たような太いしめ縄がされていた。お祓いでもされていたのだろうか?


 するとその時、ママンが笑いながら大きな石をヒョイと持ち上げた。


「え?」


 なにそのゴリラパワー☠☠☠

 見なかったことにした方が良いのかな?ああ、分かったぞ。この石、発泡スチロールで出来てるんだろ。ハハハ、そうだ、そうに決まってる!だってママンは、か弱い女性なんだから。異論は認めない!


 え?発泡スチロールなんて存在しないんじゃないかって?あるんだよ!もし無いなら俺が作る。いや昔作ったような気がする(確信)。だからここにあっても何ら不思議ではない!

 

 ・・・なんか地面に置くときにドシーンってなったけど気のせい、気のせい。


 そんなことより・・・・どかした石の下、、、


「ややややや!!なにこれ!!」


 薄い膜のようなものがかかっていて見づらいけど、、、、地下へと階段が続いている。


「ここわね、ダンジョンなの。」

「え?」


 どゆこと??ここ街中だよ?ダンジョンあったらやばくない?


「・・・つまりダンジョンがある土地を貰い受けたってこと?」


 え?それ(だま)されてね?そんな土地に価値なんてないじゃん。だって危なっかしくて誰も近寄らないでしょ。


「そうよ。」


 いやいやいや、えっへんじゃなくて・・・なぜ誇らしげなんだい?


「今は結界を張ってるから入れないけど、ここから出てくるものは全て私のものよ。モンスターもお宝もね。まあ、ママはそんなのに興味無かったから詳しい確認はしてないんだけど、おそらくそんなに難易度が高いダンジョンじゃないと思うわ。」

「!?」


 おお、そういうことか、全ての所有権を独占できるというわけか!日本で言うと金鉱みたいな?すっげ~~莫大な利権の山じゃん!


「前から入学祝でレオちゃんにあげようと思ってたの。今日からここはレオちゃんのダンジョンよ!男の子なんだから冒険してみるといいわ!」

「ええええぇぇぇ!」

「ついでにこの上にお屋敷を建ててしまいましょ!後でレオちゃんの希望も教えてね。」

「えええぇぇぇぇ!」


 ママン話についていけないよ~!家は貧乏だったんじゃなかったの!?もしかして俺のために多額の借金をしてこの土地を購入してくれたのか!?そうか?そうなんだな?おおお、なんてことだ、国王様から貰ったとかいう変な嘘まで吐かしてしまって申し訳ないよ。やっぱり冷静に考えてもモンスターが湧いてくるような土地なんて誰も欲しくないもんな。借金してなんとか買えたのがこのいわく付きの土地だったんだね。でもママンの想いだけはちゃんと俺に伝わってるよ!


「ママンありがとう!」


 しゅきしゅき、だいしゅきホールドしたい♡


「うふふ。レオちゃんが喜んでくれるならママなんでもするわ。」

「えへへへへ///」




 その後、仲良く俺が借りている部屋まで帰った。どうやらママンは宿屋に泊る予定らしかったが、もちろん俺についてきた。新築する家についても話さなくてはいけないし、ちょうどいい。完成までおそらく一緒にここに住むだろう。えへへへ♡♡♡



昨日も評価とブックマーク、ポチポチしていただいてありがとうございます!ぐへへへへへ。

ポチっとな(@^^@)


今日は少し急ぎ気味でまとめたので改稿するかもしれませんが、、、、なぜかレオナルドのマザコンに拍車がかかってますね・・・・笑


ああ、そういえば今日からオリンピックのチケット申し込める?みたいですね。

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