熱血教師!?
ドワーフのメロンちゃんに湯船を依頼してから3日が過ぎた。あの華奢な体で今頃石を削っているのだろうか?少しだけ心配ではあるけど楽しみで仕方ない。あと4日経てば・・・・ふへへへへ。
まあ、でもそれまではめんどくさいけど学校にもちゃんと行ってだな、うん。ただあれなんだよね。毎朝登校すると、気合の入った挨拶をされるのがね、、、、授業もついていけないし、というよりつまらないし。なぜかって、俺にはよく分からない魔法理論ばかりだからだ。正直、必要ないから他の事を考えて時間を潰している。唯一楽しいのは休み時間と実技だけってかんじ。
そんなこんなで、どうせ今日も特別なことなんて無いと思ってた、けれど・・・今日は違った。
突然、教室に5人組みの男達が乱入してきたのだ。あっという間に教師を押しのけ不法占拠してしまった。全員見たことが無い。ただ、俺は興奮していた。退屈な授業を潰してくれてありがとうこざいますって感謝したいぐらい。
「は~い注目!」
一番背の低い奴が大声を出した。中央にいるのでコイツがリーダーっぽい。
「あ、いたいた君がレオナルド君だよね。」
「そうです!」
「俺はさ2年生のシシドっていうんだけど、君俺の部下にならない?」
「いや~いきなりそんなこと言われましても。」
ドン!
「なるよね?」
キタ―――――----!!これは悪役決定!まったくもって怖くないけど悪ですね。教卓をドンと叩いてから笑顔で言ってくるのもまたいい。
「まあいいや。明日もう一回聞きに来るからさ、よ~く考えておいてよ。もし断ったら分かるよね?どうなるか。いくぞお前ら!」
「え?シシド様もう行くのですか?もう少し脅した方がいいのでは・・・?」
「早くしろ!」
「は、はい!」
それだけ言うと教室から出ていってしまった。時間にして1分・・・これでは退屈な授業が再開してしまうではないか・・・なんでもっと暴れてくれないんだ・・・窓ガラス割るとかさ、あるじゃんいろいろ。これじゃあ期待外れだよ。
ハア~。
・・・
シンとし教室で初めに口を開いたのはルークだった。
「どうするんだレオ?」
「いや~そんなこと言われてもな。あいつは期待外れだ。」
「なにが?・・・いや、そんなことより、レオがアイツの下につくってことは、1年生全体がアイツの傘下になるってことだ。もちろん俺達もな。すでにレオはこの学校の権力争いに巻き込まれているんだぞ!」
「ん~あんまりそういうの興味無いんだけどな。」
まあ、ぶっちゃけ不良たちの抗争なんてどうでもいいもんね・・・みんなドラマを観過ぎなんだよ。まあ、もちろんこの世界にはそんな物ないけどさ・・・ここまできたら、そのうち新人の熱血教師でも赴任してくるんじゃないか?君たちには未来がある!諦めるな!先生はお前たちの味方だって感じの人。笑
ガラガラガラ
とても慌てた表情で校長が入ってきた。今の先輩たちの件だろう。さて、どんな処分が下されるのだろうか?クラス中が注目する。
「オホン、みなのもの、とても急な話なのじゃが担任のロバーソン先生は心労のため昨日をもって退職となった。」
「「ええぇぇぇ!」」
全員がどよめいた。なにせまだ新学期が始まってそんなに日にちが経っていないのだ。プリズム石だって返却していない。心労の原因って?
あれ?みんな俺の事をなぜ見てくるんだ?それはどういう意味なの?まさか俺が心労の原因とか言うんじゃないよね?そんなん言われたら落ち込んじゃうよ?
「それでじゃ、新しい担任の先生なのじゃが・・・・どうぞこちらまで。」
校長先生が畏まってドアの方に声をかけた。すると長い金髪の、それは、それは綺麗な女性が教室に入ってきた。この学校は、教師もほとんどが男で女性はほぼいない。退職まじかのおばあちゃん先生と食堂のおばさんがいるだけだ。そのため異様な雰囲気に包まれた。10人とは思えぬ盛り上がりだった。
一方で俺は混乱していた。なぜならばそこに立っていたのはママンだったからだ。
ゆっくりしたら合格の報告に帰ろうと思っていたが・・・今日は授業参観か何かですか??再会できたことはめちゃくちゃ嬉しいけど、なんでいるのか分からない。
「レオちゃん。」
そう言いながら手を振ってくる。うん。客観的に言っても、とてもかわいい。誰も16歳の子持ちとは思わないだろう。そこらの女優やアイドルなんて比較対象にもならない。なんていうの?マイナスイオンの塊?もはや神々しい。一言で言うならしゅき♡。
「おいレオ!あの美女と一体どういう関係なんだ!」
おお、ルークよ、ママンの事を美女というなんてなかなか見る目があるじゃないか。王子だけど褒めてつかわす。
「みなさん、初めまして。フローラです。私はそこに座っているレオちゃんのママです。」
「「なにぃぃぃぃ!レオナルド!それは本当なのか?」」
「えへへへへ♡♡♡」
「いや、えへへへへじゃなくて、、、、なにデレてんだよ!」
久しぶりにママンに会えて嬉しさのあまりトロンとしてしまった。・・・おっと・・だけど聞きたいこと山ほどあるぞ?
「どうしてママン・・・母さんがここにいるの?」
「だって心配だったんだもの。」
おおおぉぉ!俺の事が心配で山奥から出てきたと?どんだけ俺の事好きなんだよ!♡ぞっこんだな♡
「それでね、私てっきりレオちゃんは王立魔法学院に入学したと思ってたから、探すのに時間がかかっちゃったんだけどようやく見つけたってわけなの。」
・・・あ~俺もなぜこの学校にいるのか分からないよ。ほんとなら今頃女の子が隣の席に座っていたかもしれないなんて・・・そんなこと考えてないよ・・・グスン。
「ふざけるな!レオナルドとあんたが重度のマザコンだということは分かったが、それでなんで俺達特待生クラスの担任になれるんだ!」
シェイクスが何か喚いている。俺がマザコンとか意味が分からないが、、、、、まあ確かに、か弱いママンに、この学校の教師が務まるのかは疑問である。下手したら襲われてしまうかもしれないし。
「コ、コラ。シェイクスや、こちらの女性をどなたと心得ておるんじゃ。こ、この方は光の勇者フローラ様であらせられるのじゃぞ。」
校長が冷や汗をかきながらママンの事を紹介した。
「「なにいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」」
「ええええええぇぇぇぇぇぇぇ!!」
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