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魔法の杖のテスター 〜それは憧れから始まったことなの。魔法使いの彼女への〜  作者: 夜朝
第6章 会えない二人、新しい出会い

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6-8

「落ち着いてください師匠。

 ここまで手を尽くしてもカケラも得られない手がかりですよ。

 先方が検知防御の術を使っているに違いありません」


「検知防御なんて解けるように解除魔法を先頭に組み込んでるわ」


「それが効いていないんだ。相当な能力の持ち主ですよ。

 それこそ七老人のひとりでしょう。

 何と言いましたっけ。ビーン?」


「ソイよ。でも、もしも七老人が動いたとなると厄介ね」


 ゆるく握った右手の親指を軽く噛んでナナカが呟く。


 だるそうにソファに寝転んだオードは七老人の住まいや別荘を調べたほうが良いと告げると、すぐに寝息を立て始めてしまった。


 魔力が底をついたか。


 ナナカは苦笑して寝室からブランケットを一枚持ってきて彼にかけた。


 彼女もあくびを噛み殺している。


 全方位を探査する魔法や、時をさかのぼる魔法は魔力の消費が激しい。


 魔法使いになってから五年経つオードにもまだできない術だ。


 それを両方実行したのだから魔力の消費はいかばかりか。


 本当ならオードの言う通り、七老人のデータを調べたかった。が……。


「私もちょっと」


 寝ましょ。と独り言を呟いた彼女は寝室へと消えていった。


 * * *


「巡れ、流れ、水の精霊よ──汝の器は我が腹の前」


 相変わらずうまくいかない水精召喚を囚われの身でもしっかり試してちょっと落ち込んでいたリッコ。

 部屋のドアをノックされて中から返事を返すとソイの涼しげな声が穏やかに聞こえてきた。


「リッコちゃん。ちょっと質問だ。入ってもいいかな」


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― 新着の感想 ―
かなりの能力を持ったソイを相手に、さすがのナナカもおつかれの様子ですね。オードも力尽きたようで…。 囚われの身となりながらも、リッコが水精召喚を試みているところに、魔法へのこだわりを感じます。でもち…
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