第一話 双子はゲームを買いに行くそうです
前の作品を消して書き始めました。
前作読んでくれてた方はすみません。内容思いつかなくなってしまったので…。
この作品は続くように頑張りますので、よろしくお願いします。
平等、平和、平均…『平』その言葉が付くものは大体がまやかしだ。
特に、平和…これは、人々が望み…その先にたどり着いたまやかしの言葉。
人が求め過ぎた故に現れた『まやかし』。
差別やいじめ、言葉があれば無くなる事はない物。
だが、一番『平』その言葉を嫌っているのは誰か?
答えは否、人間だ。
人は平和、平和と言いながら、本当に平和になると飽きてしまう。飽きるとまた、理由を付けては『争』を始める。
ここに、そんな現実に気づき、閉じこもってしまった『子供』が二人。その二人は双子であった。
二人は、ゲームと言う世界に閉じこもり、可笑しすぎる人間の社会を否定する。
まずは、そんな二人の今を見てみることにしよう。
◾️◾️◾️
「暁〜そのゲームの充電器貸して」
「は?自分のあるじゃん。それ使えば?」
「無くしたんだもん」
「じゃあしらね。鈴買ってくれば」
「ニートにその仕打ちはないでしょ。外無理。太陽大嫌い」
「太陽無かったら人類全滅してるけどな」
「元々それなら存在してないんじゃない?」
「かもな」
ゲームとケータイそれからコンセントにパソコン。ニートを思い浮かばせる部屋。
そんな物で埋め尽くされた六畳間の部屋には、小さなベットが二つと、机が二つ。
その小さなベットの上にまで広がるそのゲーム達は、年代を感じさせるものから新しいものまで、随分と揃っている。
そこにいる二人の少年少女。名を暁と鈴と言う。
この少年少女…双子は、世界に絶望しこの狭い部屋だけに閉じこもり…諦める。
だって、そうするしか無かったから。
気づいたところで、まだ十二、三の子供に、何かが変えられるわけもなく。ただ、その世界を傍観するしか無い。
たとえ言ったとしても、異常者扱いされ、施設に入れられるのがオチだ。
二人は賢かった。
ただ、賢すぎた。
そうするしか無かった二人には、もう
閉じこもり、諦めるしか無かった。
「暁」
「なんだ?」
「今日ゲーム発売日」
「だな」
「どっちが買いに行く?」
「…これ一人一個までしか変えないらしい」
「つまり…二人共外に出ろと」
「そうゆうこった」
「…はぁ」
二人共ゲームの誘惑に、負けたらしく大人しく着替えて外に出た。
時刻は午前四時。早すぎる程の時間だが、ニートに慣れてしまい、時間感覚のおかしい二人には関係ない。
さっさと買って帰ろうと、二人は歩みを早めた。
「…まだ開いてないな」
「だね」
時刻は午前六時。店が開くのは午前九時。あと三時間何をしようと二人は考えた時、鈴が眠いと言った為、双子は開店時間まで店前で眠る事にした。
それが、この世界にいる最後の時間になるとは知らずに。




