カオリ姫とダンポコワールドへの門
「俺はアデュー! チートニートスペシャリストの魔眼勇者だ。よろしく!」
チートニートスペシャリスト略してCNSというVRMMO〈チートニートオンライン〉の何でも屋の俺、艶色麻佑はある日とある黒髪の美少女に異世界への門の前に召喚させられた。周囲は雲に囲まれていて白い門だけがデカデカとそびえているぜ。
どうやらここがダンポコワールドの入り口らしい……。
つまり、ここは現実と異世界の境界線の場所か。
その白い門の前で、俺とその美少女カオリ姫は話す。
ん? 何かスースーするな……てか俺、裸じゃね?
「つかお前も裸じゃん!」
「どもども、裸のカオル姫です。ブイ!」
そのダンポコワールドって異世界から来た美少女・カオル姫はさりげなくブイサインをしてる。黒髪ロングの巨乳だ。流れる絹のような黒髪は艶やかで妖艶。俺の艶やかさには……ちょっと勝ってるか? いや、俺も負けてないはず!
まー、スゲーカワイイな……。
そんな美少女カオル姫に見とれてる俺は言われた。
「まぁ、ここは精神世界のようなものだから。肝心な所はもやっとしてるでしょ?」
「……ほえ? 確かにそうだな。上も下もハッキリ見えないな。つか見たいけど見えないな……魔眼の力を使ってるのに見えない」
「まぁ、私には見えてるけどね!」
「うほっ! 隠せ!隠せ!」
俺は地面の雲で股間を隠した!
ヤベーヤベー……アソコがカタツムリだってバレる所だったぜ!
「凄い防御力の股間のようですね。流石は魔眼勇者!」
「そうビビるなよ……俺のアソコは一度もムケてないから防御力が……て、防御力関係ねーし! つか、スグにエクスカリバーになるしな! チートニートスペシャリストなめんなよ!」
「特に舐めたくはありません」
「そーゆー意味じゃねーし!」
「じゃあどうゆう意味ですか?」
「……もうこの話はやめだ。とりあえず異世界行くんだろ? 早く行こうぜ! 俺は本物のチートニートスペシャリストとして、この魔眼を使いこなす勇者になって大英雄になるんだからな!」
そう宣言する俺にカオル姫は言う。
「そうです。その魔眼で私の世界の魔物を発見し、魔王を駆逐して下さい」
「魔物を駆逐……?」
どうやらカオル姫の世界には人間に偽装した魔物が多くいるらしく、裏で人間社会を支配しているらしい。その裏で暗躍してるのが魔王。その魔王はダンジョン内にいるが、最近は人間社会にもその支配体制を拡大しようとしてるようだぜ。何故なら、その大陸には一つの理由があったからだ。その異世界ダンポコワールドは……。
「……チートポイントランキングが全てを支配する、ランキング世界だって!?」
「はい。数多いる魔王達は自分達のチートポイントを稼ぐ為に、人間社会に進出してそのポイントを稼ごうとしています。それにより人間達は魔王のランキング争いに巻き込まれているのです」
「マジか……最近アイドルとかでもランキング社会だし、ランキングって大事なんだな」
ダンポコワールドって異世界も、この俺の世界とやってる事の根本は変わらねーか……と思う。
やっぱ、知能がある生命体の考える事はどこの世界でも変わらねーようだ。
なーら、俺にも出来るはずだな。
このチートでニートなスペシャリストの力でもな!
「で、異世界ダンポコワールドへはどーやって行くんだ? ここの扉開ければいいのか?」
「本当に来てくれるんだね? ありがとうです! ブイ!」
その笑顔のカオル姫は俺の心を撃ち抜いた!
うひょー!
俺の人生はどうやら最高のアクセルを踏み出したようだな!
「やっぱ黒髪ロングは最高だぜ! さーて行こうか異世界・ダンポコワールド! この魔眼勇者アデューが無双してやるぜ!」
「では行きましょう! どーぞ! どーぞ!」
その流れる黒髪の香りを感じながら、俺はカオリ姫の名を呼ぶ。
「ちなみに私はカオリでいいですよ? 姫とか恥ずかしいですから」
「オッケー、カオリ。じゃあ行くか。あばよ現代!」
俺は振り向かず、雲の彼方の現代に手を振り進む。
そうだ……ここからが新たな人生の始まりだぜ。
こっから俺の人生は……。
「あれ? 床が無い?」
「後は落ちるだけです。なので手間はかかりませんよ」
「手間はかかりませんよって……このままじゃ地面に落ちて死んじまうぞ! 死ぬ手間はかかりませんよって事じゃ仕方ねーし!」
俺は焦りながら、空中でつかまる場所を見つけた!
「つ、つかまる所無いからゴメン!」
「あん! アデュー君ったら! エッチ!」
「男がエッチじゃなきゃ、人類は滅亡だぜ! 行くぜダンポコワールド! 俺様がチートニートスペシャリスト・魔眼勇者のアデューだ!」
カオリのオッパイを揉んだまま、俺はランキングが支配する世界。
異世界ダンポコワールドにようやく到着した。
この調子で魔王達をとっとと倒してカオル姫の処女ゲット!
やったるぜ! アデュー!




