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またそれを塗りつぶす色
白にまた白を重ねた所で、
変わることはなく、
そこにあるのは白という色だけ、普通だ。
けれど前とは異なり、そこには二つの白が表れる。
塗りつぶす色と潰される色。
同じものなのに、
そうであるはずなのに、
けれどそれを誰も指さない。
誰も、誰もだ。
人というものも、
塗りつぶす自分と潰される自分、
いつしか二人に分けられる。
そこに佇むあの色はまだそれすらも知らない。
ただそこに、ただただそこに、
訪れるかも分からないそんなものを、
待ちわびながらそこで待つ。
あの少年がいつしか夢を夢見ることが出来たことを
思い浮かべて、
流れ移ろう時に身を任せる




