プロローグ① 誕生日という良い日に事故にあった(泣)by僕
どうも、今回が初投稿になります。川内ジャックと申します。
よく分かっていなかったり、間違っているところもあると思いますがよろしくお願いします。
また、この作品は異世界へ行くという物語ですが、バトルは無い予定です。どちらかといえば、ちょっと困ったことが起きたときに主人公たちがなんだかよく分からないまま、それでも楽しみながらギャーギャー言い合ってなんとかする様な感じの作品になればいいなーと思っていますがどうなるかはわかりません。
わかりませんが、1人でも面白いと思ってもらえれば幸いです。
やあ、みんな。僕の名前は宮町悠一(どこにでもいる高校1年生。趣味はゲームと読書)。
今日の日付は4月15日(金)。そして僕の誕生日も同じく4月15日。そう、今日は誕生日なんだ。やったね。
誕生日プレゼントで親ににゲームを買ってもらってやっていればゴールデンウィークに突入して、一気にできるから自分がこの日に生まれて良かったと毎年思う。
そして今は、現在ただ一人の僕の友だちである島村波美(どこにでもいるかは分からない高校1年生。好奇心旺盛で多趣味)が放課後にお祝いしてくれて、いま学校近くのカフェでケーキをごちそうになりました。美味しかったです。
彼女のことで補足しておくと、興味が湧いて楽しそうなことはとりあえずやってみるという性分らしく、学校でも他の人の会話にいつの間にか入っていて楽しそうにしていたり、部活でも運動部から文化部まで興味が湧いたところに突撃している。そして問題なく受け入れられるのは彼女のコミュ強だからだというのと、やはり人柄だろう。
いつも笑顔でとても楽しそうだしあんな見た目の割に礼儀正しい。
あぁ、『あんな見た目』というのは、髪の長さは肩くらいで特に問題ないが髪の色が金色なのだ。初対面ならば、
絶対ギャルだ→怖いよぅ→逃げろ。
と僕なら思うね。まあ逃げはしなかったけど……。彼女と初めて顔を合わせたのは中学のときだったんだけど、でもまあ笑顔は可愛いとは思っていたけど正直言って怖かったね。変に絡まれたらどうしようと思ってたし(いきなり「キモいんだけど〜」とか言われそうだと勝手に思っていた)、実際最初に声をかけられたときは頭が真っ白になったね。うん。
その後彼女もゲームをやることが分かったんだけど、そのゲームに苦戦しているらしく、教えながら一緒にゲームしているうちに仲良くなった。(といっても彼女は先ほどもいったように色々やっているので話したり遊んだりするのは月に数回だが。)
あと、これは内緒なんだけど、彼女は成績があまりよろしく無いので、テスト前などに勉強を教えて上げたりすることもある。
とりあえず彼女は髪の色こそピッカピカに光っているが、楽しそうなことが好きで悪い子ではないということだけ分かっておいてよ。あぁそれと、本人曰く別にギャルでは無いとのことです。僕から見れば似たようなものだが。
……で、何の話だったっけ?……あぁ。そうだ、今その彼女とカフェで誕生日を祝ってもらったんだった。僕も今日から16歳です。
で、今カフェを出て帰宅中。
「そういえば、あたしまだ聞いてなかったけど今回はどんなゲーム買ってもらったんだっけ?」
「RPG系だよ。帰ってから遊ぶつもり。なんか剣と魔法の世界にゾンビがワラワラ出て来るらしいよ」
「ナニソレ?ホラーナンデスカ?」
「特別そういうわけではないみたいだけど。そういえばホラーは苦手だったっけ?」
「ダッテ、コワイジャナイデスカ」
「僕としては、あのビクッとするのが好きなんだけど」
「悠ってなに?マゾなの?キモいんだけど〜」
うん。彼女はいきなりは言わないが、キモいとは言う。
「いやいや。違うから。僕はあの何ていうのかな。全く意識してないところから急に出てくるところがいいというか……」
「うん。分からない」
「そうですか……。じゃあもしもの話だけど、本当にゾンビが大量発生したらどうする?」
「???それ逆に聞くけどどうにかなると思ってる?」
「いやぁだからこうなんていうかさ、もちろんゲームやなんかみたいには無理でも、籠城するとか……家で」
「でもさ、そこまで食べるもの持ってる?電気止まったら冷蔵庫全滅だよ。もちろん冷食も。カップ麺もお湯ないし。」
「何かで聞いたけどカップ麺って水でも作れるらしいよ。災害が起きても食べられるように」
「だから電気止まったら水道も止まるでしょ!!いや、詳しくは知らないけど。あれ?止まるよね?もうそうなるとゾンビに食べられるか餓死かの2択だね。悠、可哀想」
「いやいや。なんかこう戦おうよ。何か武器持って」
「武器って(笑)包丁でも持って突撃するの?絶対囲まれて食べられちゃうよ。悠、ゲームオーバー。悠、ホント可哀想。てかさ、籠城はいいの?」
「やっぱりゾンビと戦ってみたいよね。1度くらいは。想像だし。うーん。海外だったら銃とかあるからなんとかなると思うんだけど。」
「なりませーん。絶対銃弾よりもゾンビのほうが数多いでーす。弾撃ち尽くして調子に乗ってた悠はゾンビに食べられました。なんか1周回って笑えてくるね」
「銃弾より多いってことはない……気は……する……かなー……?」
「いやどっちなの!」
「しばらく前に観た映画とかだといたる所に結構いてね。撃っても撃っても切り無いなってのは思った。全然減らないなって」
「でしょ。あたしも友だちに進められて観たことあるけどさー、あいつら集団で来るからね。1体倒してもその後ろからうわ~って来て、無理だと思って逃げようとしてもそっちにもゾンビ。だからゾンビが出たら〜なんて質問はね、家に閉じこもってできるやりたいことやる以外ないんだよ。あたしは……そうだなぁ、友だちとおしゃべりしつつ、悠から借りたマンガやラノベでも読んで最後の時まで過ごすよ」
「なんか悟っちゃってるね」
「人間どうにもならないなら、どうにかなる範囲で楽しいことしてた方がマシでしょ」
「でも友だちと会話してたら相手から悲鳴が上がって断末魔の声が……っていうのは、まぁ、お約束というかなんというか」
「OK。おしゃべりはやめとく。みんなごめんね」
「てかゾンビ映画観たことあるんだ。その手のものは絶対観ないと思った。良ければこれからやるゲーム終わったら貸そうか?」
「ノーセンキューでーす。映画もなんか評価が高くてその友だちもすごい勧めてくるから。あたしがこういうの苦手だって知ってるはずなのにさー。でも今まで1度もまともに見てこなかったからもしかしたら〜と思ってちょっと半泣きになって、ギャーギャー言っておかーさんに怒られながら最後まで観たけど、もう今後はいいかなって」
「そんなにかー。というか半泣きって」
「!さっきのは無し!!てか、話題変えない?あ、そうだ、さっきはあたしが誕生日お祝いしてあげたんだから次はあたしの番だからね。10月10日だからね。楽しみにしてるからね。よろしくお願いしますなんだからね!」
「話題変えない?って聞いといて自分で変えちゃうんだね。まあいいけど。誕生日は、うん、まぁ、今回みたいなケーキとかだったら……うん。それはまぁ、お返しするけど」
「わぁ、ありがとう。今日はチョコだったから次は何にしようかな〜?やっぱり10月なわけだし季節に合わせてモンブランかな~」
「別に今から悩まなくてもいいのでは?ところで、波美さんって、好きなケーキはないの?あるならそれにすれば悩まないのでは?」
「分かってないな〜悠は。毎回何にしようか悩んで考えるのが楽しいんじゃない。でもそうだな〜、あたしはケーキの中だとチーズケーキかな~。もちろん、チョコもモンブランもその他、ケーキは何でも好きだけど。そう言う悠は?」
「僕はやっぱりチョコかな」
「だよね。お子様だもんね悠は。可愛いね〜」
「美味しいんだからべつにいいでしょ。それにさっき波美さんもチョコ好きだって言ってたじゃん」
「ごめんて。うんうん美味しいよね〜チョコ好きに悪い人はいないよ。だって悠もあたしも善人だしね」
「なんか話ずれていってない?ケーキの話しからいつの間にか僕らが善人になったけど」
「いやいや、あたしほど良い人はいないよ。だってボッチの悠とこうして遊んであげてるんだからね。うん、あたし、優しい。ね?」
「いや、まぁ優しいけどさ。そもそも本当に優しいならそんなこといわないのでは?というか僕だって、ゲームや勉強を教えて上げてるんだから良い人度では僕が上だね。」
「分かってるよ〜そんなことは。だから今までのお礼も含めてお祝いしたんじゃん。いつもありがとうございます。今後もよろしくお願いしますです。」
「……あー、うん。こちらこそよろしくお願いします、です?」
「もう!真似しないでよ。恥ずかしい。あははっ」
と、そんな会話をしながら横断歩道を渡り終えたところで、すぐ目の前に1人の女の子がいることに気づいた。
そして僕は、この子のことを知っている。
この子の名前は城田姫璃(彼女もどこにでもいるかは分からない高校1年生。今の趣味は分からないが、勉強も運動もできるしそれだけの努力ができるすごい人だ)。黒のロングヘアでどこぞの金髪とは違い清楚な雰囲気で(波美さんは波美さんで明るくて賑やかな雰囲気なのが良いとは思うけど、とフォローする僕)、簡単に言えば僕と彼女は家が隣で誕生日も同じ、保育園よりも前からずっと一緒に遊んでいたという、いわゆる幼馴染ということになる。
ところで物語なんかだと、幼馴染だと言われれば「あぁそうなんだ~」でなんとなく納得しちゃうけど実際はあまり実感無いんだよねー。昔親に言われて「あぁそうなるのかー」と思ったことがあるよ。
というのは置いておいて、普通の物語なら家が隣で誕生日が同じで小さな頃から一緒だった、と聞けばなるほどこれからこの2人のラブコメか。と思うところだが、先程の説明には足りない部分がある。それは中学から現在まで会話はおろか顔を合わせる事もなかったということだ。
というのも、小学校4年生か5年生あたりでも大抵は一緒にいたわけだが(クラスもずっと一緒だった)、クラスの誰かが「悠一は女の子と遊んでいる。恥ずかしい」等と大声で言いだしたことがきっかけだった。周りの子も「そうだそうだ」と同調しだしたのもまずかったね。今思えば思春期でそういう考えも理解できるが、まだ小さかった当時の僕らは異性と一緒にいると恥ずかしいのか、と思うようになり、一緒にいると本当に少しばかり恥ずかしく思えてきて、会話も今までみたいにはできなくなり、気づけば同性の友たちとばかり遊ぶようになっていた。
それでもまだ、同じ中学校へ進学できていれば自然と元の関係に戻れていたかもしれないな、と思うが彼女は勉強がよくできたので、親のすすめで近くの偏差値高めの女子中学校へ進学した。僕はというと当時はそこまで勉強はできなかたので(まあ今もできると言うほどではないが)可も無く不可もなくという感じの中学校に進学した。
すると当然顔を合わせる機会は減っていき、たまたま会ったとしても小学生の時以上に何を話していいかが分からない。おまけに数ヶ月に1度会うくらいだから相手の変化もよく分かるというもので。つまりは、たまに聞く言葉だが、会うたびにきれいになっているのでその分緊張もしてしまう。これは仕方がないね。
また、彼女の方も同じらしく(ここでの同じというのは何を話していいか分からないということで僕が日に日にイケメンになっているということではない。なんか自分で言っていて悲しくなってきた)当たり障りのない会話をして「じゃあまた」という感じで別れるのがいつものパターンだ。彼女がどう思っているかは別れるが僕としては前みたいに自然に話したいんだがなかなかね……。
「あー、えっと、久しぶり。姫璃さん。部活の帰り?大変だね」
「あぁいえ。好きでやっていることですから気にしないでください。そう言う悠一君は……その……なにを?」
そう、姫璃さんは中学に入ったあたりから僕に対してだけか他の人にもなのかは分からないけど敬語で話しはじめてね……。なんで敬語なのかは聞いたことがないけど。
だって、もしかしたら何かしらの事情で男の人が苦手になったかもな、とか思ったわけだよ。例えばほら、しつこくナンパされたとか。もしくは痴漢にあってしまったとか。もしそうなら、なんで?なんて気軽に聞けないじゃん。そう、僕はこれでも気を利かせる男子だからね。うん。まぁ僕とは距離を取ろうとしているようには感じないからいいかなと。
そして、今姫璃さんの視線が僕の隣りにいる波美さんをチラチラ見ている。確か中学2年のときに2人は顔だけチラリと合わせた事がある記憶があるが、少し前だから忘れているかもなーと思って説明しようと思ったところで、姫璃さんが僕たちの後ろに視線を向けて目を大きく開いていく。
そして、ダンプカーみたいなあの、普通の自動車にはない重低音が聞こえてくる。
え?と思って振り返ろうとしたときには、もう、僕の意識は途絶えていた──。
というわけで、プロローグ②に続いていよいよ異世界へ行くという流れになります。
プロローグ②はこれから行く異世界はどんなところか〜みたいな説明がメインであまり面白みがないかもですが興味が湧いたらまた、読んでやってください。




