↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
91/141

バイト、はじめますか?

「ねぇ君、今日は生徒会の仕事がないんだけど一緒に帰らない?」


幼馴染である『夜桜雅』により呼び止められる。


「あらあら、私の旦那様は私とこの後、予定がありましてよ?」


ガサキさんがそんな事を言うが、予定など入れた覚えはないぞ。


「てかウチの彼氏だし、ちょーウチとオケるし!てか打つし!!」


『打つ』とは性行為をすることを意味する。


「あのさ、協定はどうしたの?前の会議で取り決めたよね?なんでしゃしゃりでてるわけ?あの協定に従うなら今日は私の監視日だよね。お前らは邪魔なの。だから失せてよ、盗人ども。」


夜桜雅が前に自分を庇う様に出るが、それを無視して俺は前進した。


「ごめん、俺バイト始めたんだ!」


『『『はい?』』』


三者は驚愕な表情を浮かべる。そして睨みつけてきた。


「聞いてないんだけど?」

「えぇ、もしお金にお困りなら私が払いましてよ?」

「てか働かなくてもいいよ。ウチが面倒見てあげるから?何欲しいの?」


めっちゃお嬢様学校出身の奴らがヒモになれとか推奨してくる。もちろん、魅力的ではあるが、ここで誰かを選べば刺されかねん。


「え、いいよ。自分で働いて仕事の大切さを学びたいし。」

(正確にはお前らと距離をなりべくとりたいんだ。)


仕事は飲食業に就く事になった。そう、接客業でもある。


「なら、バイト先を教えて。毎日行くから。」

「えっ?!それは流石に.............」


困る。それは大いに困る。そんなことをされれば溜まったものではない。自分が務める先は家から近い喫茶店だ。それに客もあまり来ず、ゆっくりと出来る良環境。そんな神聖な場所にこの悪魔達を招く訳にはいかない。


(先ず、母親にもバイト先は言っていない。あれは容易く自分を裏切ってくるくるからな。この最後の1年と半年は自分しか信じない。)


廉太郎には伝えようと思ったが、やめておこう。確実にあいつらのいずれかは尋問するだろうし。故に秘匿する。


(なら、雅が密かに仕掛けているGPSやストーキングはどうするのかって?そんなもの、バイトを行く前に撒き、全ての衣類を新たに買い替え、着替える。)


徹底しなければ俺は生きれない。この悪魔達の追跡。そして、京さんとの条件も守らなければならない。やる事はたくさんあるが、もう少しの辛抱だ。


「仕事場にも迷惑をかけるだろし______秘密♡」


前髪を退け、ウィンクをすると雅達は頬を紅くし、悶え始めたので撤退する事にする。よしよし、いいぞ。この顔を最大に使っていこう。俺はできる男なんだ。ここに解放戦線と行こうじゃないか。

感想、お待ちしております。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。