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救いはない

(どうしよう................俺に救いないじゃん.......)


え、これ予想以上に俺詰んでない?仲間いないじゃん、これ。


(廉太郎は先ず戦力にはならないし、頼みの綱の司おじさん............うん)


あんな精神が疲弊したおじさんをこれ以上巻き込む訳にはいかない。


ピローン♪


携帯からメッセージ受信音が鳴る。


「か、母さん..................」


司おじさんから聞いた話のせいでもう恐怖の対象でしかない。京さんこそが最も恐るべき相手であると思ったが、真に恐怖する相手は最も近くにいた。


『何してんのww早く帰っておいでww京ちゃん持ってるから』


もうこのメッセージだけで寒気がして来た。手持ちの金額、七千八百五円。司おじさんに会う為にかなりの出費をしてしまったのだ。この残金では家出は出来ない。


(いや、でも最終手段として上京してホストになるって選択肢もあるにはあるけど............)


学歴はどうする。ホスト卒業後は?この顔だっていつまでも若い訳じゃないし。


(とは言え芸能人、モデルになる訳にもいかない。そんなことしたら余計にストーカーや変態が増える事は目に見えている。)


だから、この状況を抜け出すにはどこか地方の、誰にも見つからない場所でひっそりと暮らすしかないんだ。


(よし.................決めた。)


高校卒業するまでは現状維持。それまでにバイトをしながら貯金を貯めよう。そして卒業と共にこの町から、家から出てやる。


(それにバイトと言う口実があれば雅達とあまり関わらずにすむ、うん!そうだ、これしかない!!)


俺は天才か!?天才だ!!勝ったな!!がっははは!!!

【負けヒロインを攻略しろッ!!】も読んでくれると嬉しいです。

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― 新着の感想 ―
[一言] 油断するんじゃない! いや、これは油断じゃなくて現実逃避? 強く生きてくれ......。
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