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前髪くんは非童貞である

「...............この人、誰?」


私は夢でも見ているのだろうか。ホテルから前髪っちが知らない女の人と出て来た。


「か、薫さん..........こ、こ、これには色々とありましてっ、」

「色々って何かな?」ギロ


前髪っち..................これは一体どう言うこと?私と愛を育むんじゃなかったの?何でそんな女なんかといるの?外見的に言って20代に見えなくもないけど、多分この人30〜40代だよね?何でそんなおばさんといるわけ?


「ちょー意味わかんないんですけど」


するとそのおばさんが前髪っちの前へと立ち、ニヤニヤした顔でこちらを見下していた。このおばさん、殺してやろうか?


「君は、彼のクラスメイトかな?ふふ____あぁもしかして彼の事、好きなの?」


このおばさん..........ワザと言ってやがるな?舐めやがって。


「えぇ、ちょーラブですけど。そう言う貴方は一体誰なんですか?そもそも未成年をこんな場所に連れ込んで、大丈夫だと思ってるんですか?多分、大丈夫じゃないとお思うんですけど。だって前髪っち絶対嫌がってると思うし。警察に通報しますよ?」


携帯をちらつかせる。公安にビビりやがれよ、おばさん。


「あらあら、そんなに焦ってどうしたの。彼が取られるのが________そんなに怖いのかしら?」


このクソババァ...............上等だ。喧嘩に乗ってやるよ。


「ふふふ、だけど勘違いしないでね、可愛いお嬢さん。私は夜桜雅の母、夜桜京よ。」


夜桜雅の母親.................一体どういうこと?


「意味が分からないと言った顔ね。そうね。私の娘、夜桜雅が最近とても活発的だから私的に指導していたのよ。」


指導とは何を言っているんだ、このおばさん。


「分かりやすく言ってあげる____________」


悪魔的な表情と共に頬が釣り上がり、最悪な言葉を私に突きつける。


「__________________彼の『童貞』を貰ったのは『私』よ。」

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