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みんなは意外と忙しい

______先ず最初に説明するけど、毎日全員につきまとわれている訳ではない。


すでに忘れている人もいる様だが、夜桜雅は生徒会に所属している。故に放課後、彼女と帰る事は少ない。千城島薫は彼女の父親が経営する広告塔でもある為、仕事で忙しい日が多い。主にファションモデル、そして俳優としてだ。龍城ヶ崎玉藻の前、またはガサキさんは習い事で忙しい日が多い。主に花道、書道、茶道の三道、そして薙刀術である。


「今日は一人で下校か?」


親友である山田に背後から話を掛けられる。


「うん、そうだね。なんだか久々って感じ。」

(とは言え、後で京さんと逢引(強制)をしなければいけないけどさ。)


だが、京さんと会う際は周りに警戒しなければならない。先ず幼馴染の家には行っていけない。雅の妹、月花ちゃんがいるからだ。あの子を一言で表すならマセガキである。もちろん、可愛い容姿を誇るが将来は小悪魔系になるであろう腹黒さを秘めている事は確かだ。


「お兄ちゃん!今度ね、月花と二人だけで遊ぼ?」

「ん?別にいいけど。」

「そっかぁ!よかったぁ!遊んでくれなかったらこの写真.........うんうん、なんでもない!楽しみー!」


などと数日前、脅しを掛けてこようとしてきたのだ。末恐ろしい子である。もしかしたら一番警戒しなければいけない相手かも知れない。まったく『小学生は最高だぜ!』などとふざけていられないレベルに危険度が増して来ている。


「じゃあ今から直帰?」

「うん、そうしたいけど................」

「あぁ夜桜の母さんね。まぁ、うん、楽しんでこい!」


肩を叩かれるとそのまま歩き去ってしまう山田。許すまじ。とは言え、京さんが務める会社の近くまで行き何処かで落ち合わなければならない。


(_______そしてあのふざけた条件だ。)


んあぁ最悪。確かに京さんは美人だよ..........だけど歳考えて!!?僕17歳!!夜桜京41歳ですよ!!!


(あの人絶対に俺と再婚する気満々だし、どうすんの?ウチの母なんてアテになんねぇーし、叔母さん達は叔母さん達でケイトと結婚させようとしてるし______俺、詰んでない?)

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