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京さんは策士である

母親の様子が最近、すこぶる良い.........怪しい。


「お母さん、何か良いことでもあったの?」

(百パーセント、幼馴染みくんと何かあったに違いない.......)


「ん~なにもないわよ♪」ドヤ


嘘つけ!なんだその勝ち誇ったような顔は。まるで自分がまだ私の領域にいないと言わんばかりのドヤ顔である。


「ねぇ、お姉ちゃん.......カメラはチェックしたの?」


妹の月花が耳打ちをしてくる。そうだ........幼馴染みくんがいつきても良いように家の中にもカメラが設置してあるのだ。確認しなければ.......


「ご馳走さまぁ~!美味しかったよぉ!さて、今日の宿題を終わらせますかー」


カメラをチェックする為に部屋へと戻ろう。月花とアイコンタクトを送り、母親の監視をして貰う。


「________でねぇ~、○○ちゃんと隠れんぼしたんだよ!」

(お姉ちゃんがカメラの確認をしている間はママの足止めをしないと......お兄ちゃんは月花のものなんだから。ママはお父さんと復縁すればいいんだ)


「え~ママもやりたいー」


京は笑顔で月花の話を聞いていた。しかし、脳内では反対に失笑していた。


(バカ娘達ぃwwwwwプークスクス笑)


夜桜京は用意周到であり、策士である。


(経験の差があるのよ、小娘どもwwwwはぁ、すっごい気持ちいいんだね........寝とりものに嵌まる男児諸君の気持ちがよく分かるわぁ)


ただ、隣人である親友と相対するときはアホになる。


(既に私のビジネスモデルは完成している。あんた達に私と彼の関係が露見する事はない。せいぜい月花が18になるまで恋愛ごっこにでも興じてなさい。)


すでに雅が設置した全ての監視網に細工をしていた。故に夜桜京に【敗北】と言う二文字はない。

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