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ガサキさん.....

「素顔、ね........」


まぁこの世界が物語なのだとしたら、読者層は2つの点について気になるのだろう。


1.何故素顔を隠すのか?

2.名前は一体なんなのか?


「前髪、上げますよ?」


まぁ過去に色々と厄介な事があり、前髪を伸ばしたとだけ言って置こう。


名前は「本当に上げますからね!」


「構わないけど、他言無用だよ?」


「承知しております。」


ガサキさんはわくわくしていた。素顔には何が隠されているのか。不細工なのか、綺麗なのか。はたまた女性であったり隻眼であったりするのか。想像は膨らむばかりだ。


「では______いざ実食!」


訳の分からない掛け声と共に優しく前髪を上へとあげていく。


「ッ..................」


ガサキさんは目を大きく開け驚きの表情を見せた。




「綺麗..........」




________まるで宝石。美少年の域を超えている。


「あぁ..........薫ちゃんが惚れる訳です。」


わたくしだって目が離せない。それ程までに彼の顔形と言うのは整い過ぎていた。


「そうですね__________決めました。」


認めましょう。


「________彼氏である事を。」


そして決定しましょう。


「此れから貴方は龍城ヶ崎家の家族となるのです。」


家族として受け入れて差し上げましょう。


「わたくしの夫となり、誠心誠意励んでくださいね?」


そう、わたくしも誠心誠意_____愛を注ぎましょう。


「ごめん、話が飛躍し過ぎてて分からないんだけど。」


「だからわたくしと婚儀を卒業後に済ませると言うお話です。今はお付き合いだけですが、将来的には結婚はしますでしょう?」


「いや、しませんけど。」


「はい?貴方は何をおっしゃっているのですか?」


「いやいや!ガサキさんこそ何言ってるんだよ!」


「ですから貴方を婿養子として迎えると「おかしいから!」何がおかしいと言うのですか!」


「逆ギレされた!?」


「はぁ、此れから夫ともなろうお人がこの調子ではいけませんね。」


抱きつき胸元へと頬擦りをするガサキさん。


(お、お胸の感触が.........)


たわわ過ぎる。


「わたしくしは貴方だけの事を考えるので貴方もわたくしだけの事を考えれば良いのです。」


「いやいや、一応仮の付き合いって事で話がつい先日纏まったじゃん!」


「仮とは真の反対、故に逆転する事実もあるのです。特に今回の様な両者が納得する結末を辿るには」


「さも自分もガサキさんに同意しているみたいに言わないでくれる!」


「あぁもううるさい!愚痴愚痴と先程から女々しい。貴方は黙ってわたくしとラブラブしていれば良いのです!」

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