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山田は親友であり、彼氏ではない

俺の名前は山田廉太郎。


奴の親友をやっている男なんだが、彼奴は最近何故かモテる。


「最近、お前の友達の......名前、なんだっけ?えっと、前髪長過ぎくん、凄いよな。」


中学からの付き合いではあるのだが、彼奴か幼馴染意外の異性と積極的に話しているところを一度も見た事がない。


「おい!どこ触ってるんだよ、雅!」


「えー良いじゃん!減るもんじゃないし〜!」


夜桜雅は彼氏との関係を完全に断ち、元鞘に戻った。けれども、以前と違う点がある。


「お前か握ってたの俺の股間だからね!」


夜桜雅が親友に対して物凄くアグレッシブになった事だ。


「夜桜のヤツ、めっちゃ可愛いけど.........」


クラスメイト全員がドン引きするレベルのセクハラを幼馴染である男にするのだ。それも毎日授業置きの休み時間に。


「ちょーセクハラじゃーん☆雅ちゃん、嫌がってるし離れなよぉ↖」


クラスメイトは思う。良くあの夜桜に口を挟めるな、と。


「お前が退けよ」


そして何より夜桜は親友が他の異性と話している事にかなり激怒する。


「うわwwこっわwww」


転校生の千城島薫はクスクスと笑うが目の奥底は笑っていない。


「山田ぁー助けてーー!!」


何度この叫び声を聞いただろうか。


(またか........)


夜桜に後ろから抱き締められ(拘束)て足掻いているが俺は苦笑をして手を振るう。


「すまんな、親友______」


この場から逃げよう。


「_______トイレ行ってくるわ。」


断末魔が聞こえるが俺は気にしない。だって関係がないのだから。


「前髪長過ぎくんが時々可愛そうに見えてくるね......」


「中々に重いもんな(愛が)」


「可愛いけど流石にアレはなぁ.....」


男達と共に小便をしながら話をする。夜桜雅は確かに黒髪ポニーテール美少女だ。勉強、料理も出来、人付き合いも良かった(過去形)。しかし、あの合コンがあってから可笑しくなった。


(しかも最近では俺にも敵意を向けてくる.......)


嫉妬と言う形で.......


「先ず俺たちはそう言う関係じゃねーから!」


童貞とは言え俺はそっちに目覚めた訳じゃない。


「______男同士なんて許さないから。」


なんて夜桜に注意された時は彼奴との友達関係を本気で解消しようかなと考えたのは最近の話である。


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