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ーこんにちは、異世界ー


「ーうおおっ!何なんだよあれぇ…っ!」


篠宮翔(しのみやかける)はすっかり暗くなった森の中を全力で駆け抜けていた。

フードの付いた白いトレーナーと灰色のスウェットという森の中に入るにはとても似つかない服装で、後方からは木々の倒れる音が響いてくる。

すると突然木々の倒される音が止んだ。

恐る恐る後方を振り返り追っての姿を確認する。

馬のような形の何かはなぜか動けなくなったようで赤い瞳をこちらに向けてもがいている。


「ここどこだよ…」


翔はあたりを見回す、そして自分が小1時間前までいたところとは違うことを再確認する。少し前まで自分は父の仕事の関係でヨーロッパの遺跡の調査を行っていたはずだったのだ。しかし気が付いてみれば訳のわからない獣がいる森の中、一体どうなっているのだろうか。

遺跡の近くにはたしかに森があったがこの森の木々は全てが初めて目にする物ばかりであった。


「おい、そこの小僧何してやがる。この森は一般人立ち入り禁止だぞ。」


声のする方へ目をやると見慣れない服装の大男がいた。


「見ない顔だな、服装も珍しい。お前もしかしてミナミの人間か?」


なにやら自分に話しかけているらしいが何を言っているのかさっぱりわからない。訳の分からなそうな顔をしているとなにやらポケットに手を入れて何かを探し始めた。


「あったあった。これをはめてみろ。」


突然手を掴まれて指輪を渡された、はめろということらしい。恐る恐る右手の中指にはめてみる。すると指輪から眩い光がはじけた。


「うおっ!なんだこれ」


「おい、小僧俺の言葉がわかるようになったか?」


男はその光に驚きもせずに翔に話しかける。

さっきまでと違いちゃんと言っている内容が理解できた。


「あ…ああ、なんなんだこの指輪は?」


指輪について男に問いかけてみる…すると男はこちらの言葉が理解できているらしく、返事を返した。


「そいつは、イデアリングっつってな、商人や俺みたいなギルドの人間が持ってる意思疎通用の術式を組み込んだ指輪だ。それよりお前どこの国のもんだ?」

「俺は篠宮翔、日本人だ。」


「ニホン?どこだ?そんな国聞いたことないぞ。」


「え…?」


ここで翔は思った、今時どの国でもどんなに辺境の地であっても日本の国名を知らないなんておかしいと。


「悪いんだけど、ここがどこかの教えてくれねえか?」


「ここはスペルビア王国だがそれがどうした?」


翔は驚いた、なぜならそんな国の名前を聞いた覚えがないからである。自分が普通の学生であったのならそんな国があるんだ…ですんだかもしれない、しかし翔は普通の学生ではなく古代文明の研究をしている父と世界中を旅して回っているのだ、なのに一度もそんな国の名前を聞いたことがない…


「そのスペルビア王国ってのはどのくらいの大きさなんだ?」


「そんなことも知らんのか?この国はこの大陸でも3大国家と言われるくらいの規模と権力を誇る国だぞ?」


翔はその言葉を聞いて驚いた。地球上にはそんな名前の大きな国家は存在しないのだ。


「整理させてくれ、ここはスペルビア王国ってとこでこの国はこの大陸でも3番以内に入る大きさを誇ると、ってことはだ。」


深呼吸をする…



「異世界じゃねーか!」

初めまして羽柴達也です。この作品は作者の思いつきにより更新していくので次の更新がいつになるのか、またどこで終わるのかということがはっきりしていませんが読んでたみて何かリクエスト等があれば是非コメントをお寄せください。それでは今回はここで筆を置かせていただきます。

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