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公認魔幻語使い(マジスタ)の日常生活  作者: ハル
◆第二巻 未来の古代人たち
53/157

リーダーの資質

 やがて、軽い電子音がして、シャトルリフトが停止した。そして、扉が開く。

 クリスたちが降りると、そこは、昇降ホールらしく、ちょっとした広場になっていた。その奥には左右に伸びる通路が見える。


「あれ? 扉が隣にもう一つあるわよ。あれも同じもの?」


 パルフィが後ろを振り返り、シャトルリフトの扉がもう一つ隣にあることに気がついて、レイチェルに尋ねる。


「そうよ、きっとこの辺りは人の移動が多かった区画なのね。私はこの辺は、あんまり来たことはないんだけど」

「へえ」

「さ、行きましょ」


 レイチェルが先頭を切って走り出す。五人も後ろをついていく。

 昇降ホールを抜け通路に出て、一同は立ち止まった。


「どっちかな?」


 クリスたちは左右に伸びる通路を見比べるが、どちらもかなり奥まで続いているようだ。


「ちょっと待って」


 そう言って、レイチェルはベスに尋ねた。


(ベス、武器庫はどっち?)

(左に曲がって通路を真っ直ぐ行き、右側4つ目の扉です)

(分かった)


「こっちよ」

「あいよ」


 レイチェルが先導して、また一同は走り出す。


「しかし、でかいところだな」

「離れると迷ってしまいそうですね」

「全くだぜ」

「私も、あまり来たことがないところは迷うわよ」

「へえ、そうなんだ」


 さらにしばらく通路を下り、いくつかの扉を越えて、もう一つの扉が右側に見えてきた。


「ここよ」

「おう、ようやくか」

「待て、油断するな。敵が先回りしているかもしれんぞ」


 ミズキが、刀の柄に手をかけつつ、皆に注意を促す。

 その言葉に、クリスたちも身構えた。グレンが、レイチェルにうなずきかける。


「開けるわよ」


 レイチェルが、扉横のID認証パネルに掌を当てた。すると、電子音がして、扉が滑るように開いた。


「誰もいないようだな」


 ミズキが入り口に立ち、気配を探るように中を見たあと、脇にどいて道を譲った。

 レイチェルが入り、そのあとクリスたちが順番に後に続く。


「ふーん、何かごちゃごちゃといろいろ置いてるわね」


 武器庫は司令室よりはかなり小さい部屋だったが、それでも、棚や台などがところ狭しといくつも設置され、様々な種類や形の武器が保管されていた。


「そうね、あたしもここに来るのは研修のとき以来だから、何がどこにあるか分からないわね」


 そう話す間も、レイチェルは棚や台の武器を確かめながら奥に進んでいた。


「それにしても、これが旧文明の武器なんだねえ」

「剣も盾も見あたらねえな」

「魔道士の杖も水晶玉もないわね」

「うむ。なかなか面妖な代物ばかりだな」


 レイチェルが奥まで行って目当てのものを探している間、クリスたちは興味深そうにあたりを見回していた。剣や弓、槍などこの時代の一般的な武器や防具の類はほとんど何もなかった。


「へえ、これなんだ? ただの箱にしか見えないが……」


 グレンがそばの棚からひょいと、黒くて細長い小型の装置を取って、物珍しそうにいろんな方向に回転させながら眺めた。

 その弾みで、何かのボタンを押したらしく、ピッと音がして、小さな明かりが点灯した。続いてピピピと装置が作動する音が聞こえる。


「何だ? 急に動き出したぞ?」

「え? あっ、ダメよ、それ!」


 レイチェルがものすごい勢いで駆け戻って、グレンから装置を引ったくり、慌てた手つきで操作盤を押す。ピッという音がもう一度して、明かりが全部消えた。


「はああ。よかった……」


 レイチェルが膝に手をついて腹の底から安堵のため息を漏らす。


「ええと。何だか分からんが、す、すまん」


 グレンが罰が悪そうに謝った。


「と、とりあえず、危ないから、何も触らないでね」

「あ、ああ」

「まあ、でも、これが探していたものだったからちょうど良かったわ」

「それ、何なの?」

「爆弾よ」

「爆弾って、さっき言ってた、爆発を起こす装置のことかい?」

「ええ。作動させてしばらくすると、大爆発を起こすのよ」

「えっ、そうなの?」

「じゃあ、今危なかったのね」

「まあ、すぐに爆発するわけじゃないけど……」

「もう、グレン、あたしたちを殺す気?」

「いや、悪かったって」


 レイチェルは、4つほど爆弾を棚から取り出して、ハーフローブの両側のポケットに2つずつ入れた。


「これでいいわ。行くわよ」

「もういいの?」

「ええ」

「えっ、それだけでこの基地が破壊できるの?」

「これで破壊するのは、エネルギーを作るところよ」

「機関部ってところだね」

「そうよ。次は機関部に行くわね。そこで、これを仕掛けて、基地から逃げるわよ」


 ポンポンと軽く両側のポケットを叩いた


「まあ、何にせよその小箱四つで、このでかい基地が破壊されるってんだからな。とてつもねえ話だぜ」

「全くだな」

「じゃあ、さっきのリフトに戻りましょ 」

「了解」


 一同は、武器庫を出て、もと来た道を走り出す。


 しかし、


「やべえな、後ろからくるぞ」


 レイチェルの後ろを走っていたグレンが、後ろを振り返りながら言った。


「えっ?」

「7体、いや、8体か……」


 ミズキも、気配を感じるらしく、刀に手をやった。

 すぐに、ガシャッガシャッと機械兵の走る音であろう、金属音が背後から聞こえてきた。


「やっぱり、そのまま行かせてもらえるほど甘くはなかったわね……」

「どうする?」

「余計な戦闘は避けたいわね。時間もあまりないし。基地から出るのも時間が掛かるから……」

「それなら、このまま先を急ごう。どうせ、さっきのリフトに戻るんなら、もうすぐだよ」

「では、私が殿しんがりを務めよう」

「おお、頼むぜ」


 ミズキは少し速度を緩め、一番後ろに下がった。

 だが、


「いかん、みんな急げ!」


 ミズキが後方から叫んだ。


 言わせも果てず、光の玉が背後から次々と飛んでくる。後ろから追って来る機械兵がフォトンガンを撃ってきたのだ。照準が定まっていないようで、次々と脇を飛んで行く。だが、徐々に追いついてきたせいか、照準が合い始める。何発かは、ミズキが弾き返した。


「やべえ、みんな、走れ!」

「はいっ」

「うん」


 クリスたちもスピードを上げる。

 やがて、右手に昇降ホールが見えてきた。そこを曲がればリフトのはずである。


「あれを、右だったな?」

「そうよ」


 だが、もうすぐで昇降ホールに差し掛かるところで、グレンが叫んだ。


「気をつけろ、前から来るぞ!」


 その言葉通り、今度は通路前方から数体の機械兵が現れた。


「まずいわね……」

「挟み撃ちか。仕方ねえ。前はオレが食い止める、クリスたちはレイチェルを守って、先に箱部屋に乗ってくれ」

「分かった」

「ミズキは、後ろから来るやつを頼む!」

「了解だ」


 グレンは、一人猛然と前方の機械兵に突っ込んで行き、昇降ホールを通り過ぎたところで、ぶつかり合い、猛烈な勢いで剣を奮った。

 ミズキは、昇降ホール手前で止まり、通路を振り返って、剣を構え直す。後ろから来る敵を、そこで食い止めようというつもりだ。

 クリスたちは、グレンが機械兵を押しとどめている間に、右に曲がり、シャトルリフトに向かった。ホールは無人だった。


「レイチェル、先に乗っていつでも出せるように準備してて。僕たちはここから二人を援護するから」

「分かったわ」


 クリスたちはリフトの少し手前で立ち止まり、通路を振り返って、グレンとミズキを援護するべく呪文を唱え始めた。

 レイチェルはリフトに駆け寄り扉のボタンを押す。しかし、瞬時に開くはずの扉は、ピクリとも動かなかった。


(えっ?)


 きちんと押せていなかったのだろうかと、何度もカチカチと押すがなんの反応もない。その代わりに、リフト到着の電子音が聞こえてきた。


(おかしい。私たちが降りたときのままにしてあったはずなのに)


 基地には他に誰もいないのだから、自分たちが乗って来たリフトはここに停止したままのはずなのだ。それが、到着音が聞こえたということは……。


(いけない、誰か乗って来たんだわ!)


 クリスたちに知らせようとしたときにはすでに遅かった。

 扉が開く。

 そして、中にいたのは機械兵たちの一団だった。

 そのうち先頭の一体が、左手をレイチェルに向け、いきなりフォトンガンを撃った。


「キャアァァ」


 レイチェルは、すんでのところでこれを躱す。あらかじめ誰かが乗っていると予測がついていなければ、胸を貫いていただろう。

 その叫びにクリスたちが振り返った。


「レイチェル!」


 リフトから出てきた機械兵の一団に火の玉をなげつけ、逃げて来るレイチェルに駆け寄り、後ろにかばう。

 機械兵たちは全員リフトから出てきて、光の剣を出し攻撃体制に入る。その数、8体。

 

 レイチェルの叫びはグレンにも聞こえていた。


「ちっ、援軍か。うりゃあっ」


 目の前の機械兵に渾身の一撃をくれて反転し、クリスたちを加勢すべく駆け出した。


「ミズキ、ここは頼む」

「承知!」


 ミズキも同じように、大きな技を使って相手をひるませ、その隙に、グレンを追いかける機械兵に斬りかかった。機械兵たちはグレンを追うのをやめ、再びレーザーソードを構えて、ミズキと戦い始める。

 一方、クリスたちは機械兵にジリジリと押し込まれつつあった。クリスとパルフィが激しく呪文を撃っているが、接近戦の苦手な魔道士と幻術士だけで8体の機械兵と戦うのはどうしても不利である。クリスたちはもう一つのリフトの前を過ぎ、横の壁近くまで追い詰められていた。


「どりゃあ。どけどけどけ!」


 グレンが猛烈に剣を振り回しながら、強引に機械兵とクリスたちの間に割り込んだ。


「グレン!」

「ここはオレが引き受ける。お前たちは先にリフトに乗れ!」

「分かった。レイチェル!」

「ええ。こっちのリフトに乗って!」


 もう一つのリフトの扉のそばにいたレイチェルが、ボタンを押して扉を開け、中に飛び込んだ。


「いいわよ!」

「みんな乗るんだ!」


 ルティ、パルフィ、クリスがレイチェルの後に続き、リフトに乗った。


「パルフィ! 金縛りの呪文だ!」

「えいっ」


 リフトの中からパルフィが呪文を唱える。魔方陣がリフト前に浮かび上がり、機械兵が硬直した。



「今だ、グレン、ミズキ!」


 だが、クリスがそう叫んだ瞬間


「やべえ、援軍だ!」


 隣のリフトの扉が開いた音が聞こえたと思ったら、多数の機械兵が現れた。20以上はいるように見える。それが、クリスたちのリフトに押し寄せた。


「ちっ、次から次からゾロゾロと出てきやがって」


 グレンは、レイチェルのリフトには向かわず、今降りてきた敵に斬りかかり、彼らに近づかせないように激しく剣を振るった。だが、そのグレンも多数の機械兵に押し寄せられ、徐々に囲まれつつあった。


 クリスもリフトを降りて、炎の玉を撃ちまくる。

 パルフィは金縛りの呪文を維持するので一杯だった。


「は、早く、もう呪文が持たない」


 ここで金縛りの呪文が解けてしまえば、目の前の機械兵と後から来た援軍が一気にリフトになだれ込んで来るのは明白である。


 そのとき、


「グッ、くそっ」


 といううめき声が聞こえて来た。

 グレンが肩を切られたのだ。


『ヒール』


 ルティが、回復呪文を飛ばして事無きを得たが、グレンが押されているのは明らかだった。


 一方、ミズキも不利な戦いを強いられていた。いくら戦闘力に差があるとはいえ、多勢に無勢である。だんだん、取り囲まれようとしていた。そして、ミズキが捌ききれない兵は、リフトのほうにも向かってくる。


「だめだ、これ以上は無理だ」


 ミズキが激しく切り結びながら、叫んだ。


「ああ。クリス、先に行け!」


 グレンも、背中越しに叫ぶ。


「何言ってるんだ。二人とも早く来るんだ!」


 火の玉を投げつけながら、クリスが叫び返す。


「いいから早くして……、お願い……」


 パルフィが必死の表情で、最後の力を振り絞って呪文を維持する。だが、呪文が緩んできたのか、魔法陣の中の機械兵は、ギリギリと不吉な音を立てながら、動こうともがいている。


「クリス。オレたちはいい。先に行くんだ!」

「しかし……」

「だめ、呪文が切れる……」


 パルフィが必死になって呪文を維持しようとするが、魔法陣の光がだんだん弱まってきて、それにつれて凍り付いていたように身動きが取れなかった機械兵の動きもギシギシと激しくなっていた。


「グレンの言う通りだ。私たちは後から追いつく。行ってくれ!」

「早く行け、バカ野郎っ!」

「……っ」


 それを聞いて決断したらしい。クリスがリフトの中に飛び込んで、叫んだ。


「レイチェル、扉を閉めろ!」


 その剣幕に驚いて、レイチェルが慌ててボタンを押すのと、金縛りの術が解けるのがほぼ同時だった。術が解けて動けるようになった機械兵が、リフトに殺到しようというところでシャッと扉が閉まる。


「だめよ、レイチェル、扉を開けてっ!」


 金縛りの呪文で疲労困憊のパルフィが、よろけながらも必死にレイチェルにすがった。

 ガンガンとリフトの扉を殴る音が響く。それと共に、リフトが揺れ出した。


「早く出すんだ!」


 クリスの怒号とも聞こえる激しい声が、リフトに響いた。


『機関部!』


 レイチェルが叫ぶ。その声に反応して、リフトが動き出した。ガンガンと扉をたたく音が小さくなり、すぐに聞こえなくなった。


「な、なにやってんのよ? グレンとミズキを見捨てる気なの?」


 パルフィが泣き叫んばかりに、クリスの腕を掴んで詰め寄る。


「……」

「何とか言いなさいよっ、クリス!」

「……二人が作ってくれたチャンスだ。今の間に先に行くんだ」

「ちょっと、待ってよ、そんなこと……」


 信じられないことを言われたかのように、パルフィが立ち尽くす。


 あの様子では、いかにグレンとミズキが達人であっても、どうしようもない。最後は何十もの兵士に取り囲まれて、リフトの中からは二人の姿が見えないくらいだったのだ。


「今、僕たちまで死んだら、だれがこの国を守るんだ?」

「そ、そんな……」

「グレンもミズキも優れた剣士だ。今は、二人が無事に生き延びることを信じて先に進むしかない……」


 かつてないほど厳しい表情でクリスが絞り出すように言った。

 パルフィももう何も言わなかった。

 ルティもレイチェルも悲痛な表情でうつむいている。無言のシャトルリフトの中で、ただ機械の駆動音がするだけだった。



◆◆◆◆


 一方、グレンとミズキはホール中央で、背中合わせで戦っていた。すでに4体を倒し、残りは30体ほどになっていた。


 二人は数では負けるが、機械兵よりも強い。そのせいか、すぐに機械兵は遠巻きにグレンとミズキを取り囲んだまま、仕掛けて来なくなった。不思議な膠着状態となっていた。

 とは言っても、二人とも無数のかすり傷を負っており、疲労が蓄積し、マナも切れかかっていた。魔道の技がなければ機械兵の鉄の鎧は貫通できない。しかも、まだ機械兵は何十体もいるのだ。


「大丈夫か、ミズキ?」

「ああ、問題ない。おぬしはどうだ?」

「オレも、まだまだいけるぜ」

「そうか……」


 二人はともにそれが強がりだとは分かっている。次にこの人数に襲いかかられたら、無事では済まないだろう。


「しかし、まずいことになったな……」

「うむ。これで、クリスたちは前衛なしで戦わなければならない」


 だが、二人が心配していたのは、自分たちではなく、クリスたちのことだった。本来なら、敵を受け止める誰かが前衛にいて力を発揮する魔道士と幻術士である。それが、グレンとミズキが共にここに残ったために、次に敵と戦うときは、クリスとパルフィが矢面に立たなければならないのだ。しかも、レイチェルを守りながら。


「オレたちがここで死ぬのはどうでもいいが、あいつらには何としてもベルグ卿を止めてもらわなければならねえ」

「だが、もはや皆を信じるしかないな」

「だな。まあ、あいつらなら何とかしてくれるだろう」


 しばらくの沈黙のあと、グレンが言った。


「……それにしても、やはりクリスはいいリーダーになりそうだな」

「ああ」

「オレたちを助けるために、戻って来やがったらぶん殴ってやろうかと思っていたが、ちゃんと察してくれたようだ」

「あくまでも我らの目的は、アルトファリアを守ること。仲間を見殺しにしたくないからといって、その大儀から目を背けるような奴ではないことは承知していた。それでこそだ」

「最後まで見届けられねえのが残念だが、それも仕方ねえな」

「……皆、無事に機関部とやらにたどり着けるだろうか?」

「さあな。今はそう願うしかあるまい」


 そのとき、鎧を着た兵士が歩くような音がして、今度は通路の両側から新たな機械兵が多数やって来るのが見えた。


「また来やがったぜ」

「どうやら援軍の到着を待っていたらしいな」

「けっ、慎重なこった」


 それと同時に、グレンとミズキを取り囲んでいた他の機械兵も赤い目をさらに光らせ、剣を構えて包囲を狭めて来た。これでとどめを刺そうという意図が感じられる。


「どうやら、ケリをつける気らしいな」

「ああ。さすがにこの人数では分が悪いが、致し方あるまい」


 二人は、剣を構え直す。


「む、これは……!?」


 そこで、ミズキが何かに気がついたように声を上げた。


「どうした?」

「今来た奴らは、司令室の前で戦ったやつだ。何体か、私の技を受けた跡がある」


 ミズキの言うとおり、何体かはすでにダメージを受けていた。中には損傷が激しく、片手が取れていたり、肩が破損しているものもあった。


「なんだと? ということは……」

「……機械兵も、数に限りがあるということか」

「へっ、それを聞いちゃ勇気百倍ってもんだ」

「ここで数を減らせば、クリスたちの元に行く数も減るだろう」

「だな。どうする、最後は派手に行くか?」

「よかろう。旧文明の兵士と戦って散るのは悪くない」

「よし、行くぜ」

「応!」


 二人は、剣を構え自ら機械兵の一団に突っ込んで行った。




【次回予告】

グレンとミズキを見捨てるという苦渋の決断をしたクリスたち。そして、機関部まであと少しのところで、新たな敵が現れる。



「グレンたちと戦ってここに来たのか?」


「でも、これだと時間稼ぎにならないわね」


(どうか幸せになってくれ……)



次回『公認魔幻語使い(マジスタ)の日常生活』第二巻「未来の古代人たち」

第二十二話「再戦」をお楽しみに。


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