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「謙信の甥に転生! 龍馬の日本を戦国から始める」  作者: 27Be


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86/118

第86話 1537年 7歳  大宝寺との決戦だぞ

前回は、戦争準備。

今回は――

その準備が、どう使われるか。


戦は、始まる前に勝敗が決まる。

それを、形にする話。


酒田に着いた。

酒田には、まだ雪が積もっている。


大宝寺氏に降伏の使者として宇佐美を送る。

護衛として、島田、水斗、雷蔵、胤嵐、風馬、北爺をつけた。


最強メンバーの護衛に、宇佐美は感激していた。

このメンバーなら、十倍の敵が来ても撃退できる。


ほどなく、宇佐美が帰ってきた。


結果は破談。

明日早朝、大宝寺城近くで決戦することになった。


早速、赤目を飛ばす。

長期遠征になるため、人数を追加するよう指示しておいた。


赤目の人選は以下の通り。


従来の

赤目滝、霧狼、夜雀、水鬼、影牙。


追加で

黒影、毒虫。


計七人。


結果――

酒田港と大宝寺城の中間付近、

大きな湿地帯を挟んで二千人が布陣しているとの報告だった。

徴兵により集められた農民達で戦意は低そうだ。


俺達は五千人であり、数的優位にあり、精鋭である。


しかし地の利は敵にある。


湿地帯に迂闊に踏み込めば、

渡河戦のようになり、弓で削られるだろう。


湿地帯の側には細い道があり、

村人はそこを通行している。


その細い道の側には高地がある。(通行不可)


さらに、

遠回りの道には敵の伏兵がいるとのことだった。


図にすると、こうなる。                        


(    大宝寺 軍     )   ▲高地

         (細い道)    ▲高地

   湿地帯   ┃ ┃     ▲高地

         ┃ ┃     ▲高地

         ┃ ┃     ▲高地

(    長尾軍      )  

      


(遠回りの道)    (更に遠回りは可能)

   ↓          ↓

(敵の伏兵)     (物凄く時間かかる)


<進撃案の整理>


我々の進撃案は四つ。


案一、湿地帯の突破。→ぬかるみで敵の弓で削

            られ放題

案二、細い道の強行突破。→味方の数的優位が

             活かせない。

案三、遠回りの道。→道は細く待ち伏せされて

          いる。

第四、更に遠回りの道→物凄く時間がかかる。


大宝寺氏は、案二で来ると思っている。

万全の態勢で迎撃されるだろう。


得意の長駆迂回戦術は、

もの凄く時間がかかる。


――さて、どうする。


朝七時。

大宝寺氏は、大宝寺城の方向側に布陣している。


俺たちは正面で対峙した。


俺たちは横陣で並ぶ。

しかし、戦闘態勢は取らない。


三列態勢。

一列目のみ戦闘態勢。

二列目、三列目は休憩。


一時間交代で、列ごとに休憩だ。


無論、敵から丸見えである。


一時間経過。


相手から罵声が聞こえる。

気にしない。


ここで隊列を乱す者は、

後ろから十字槍で刺せと厳命してある。


二時間経過。


相手も焦れてくる。

こちらは水分補給、栄養補給。

完全にリラックスだ。


五時間経過。


昼過ぎ。

ようやく味方の長駆迂回の騎馬隊が、

敵の後方を襲った。


そう。

俺たちの作戦は、

更に遠い道を利用した長駆迂回戦術である。

昨日交渉決裂後、すぐ軽騎兵を出発させていたのだ。




<戦場の崩壊>


相手が焦れて湿地帯を攻めて来ても、

細い道を通って来ても、

削るだけだ。


敵後方から攻める軽騎兵に呼応して、

細い道には、重装歩兵を突撃させる。


敵は後方から攻める軽騎兵の対応に追われ、細い道から突撃してくる重装歩兵に十分な対応が取れない。


敵は隘路を活かしたかっただろうが、

後方から騎馬隊、正面から重装歩兵。


挟撃が成立している。


山肌に伏せられた敵の伏兵には、

軽装歩兵を突撃させる。


伏兵のほとんどは弓兵だ。

軽装歩兵で十分。


伏兵を排除してから、

重装歩兵を進軍させる。


図にするとこうなる。


①長尾軍の軽騎兵 が大宝寺 軍  の後方を攻撃する

     ↓ 

(    大宝寺 軍     )   ▲高地

         (細い道)    ▲高地

   湿地帯   ┃ ┃     ▲高地

         ┃ ┃     ▲高地

         ┃ ┃     ▲高地

(    長尾軍      )        


②細い道を 重装歩兵で突撃 して軽騎兵と挟撃      ③軽装歩兵突撃して敵伏兵を排除


(遠回りの道)    (更に遠回りは可能)

   ↓          ↓

(敵の伏兵)     (物凄く時間かかる)

              ↓

          (俺達はこれを使った)



敵は大宝寺城へ退却したかったのだろうが、

軽騎兵がすでに退路を遮断している。



降伏勧告を出す。


戦意喪失者が多数。

敵は降伏した。


味方の戦死者はゼロ。

完勝である。


なお、大宝寺氏も

後方からの騎馬を警戒し、馬防柵を用意していた。


だが――

奥妙に隠された馬防柵の出入り口を、

志村大吾が見抜いたそうだ。


そこから軽騎兵が侵入し、

敵を後方から撃破した。


こうなれば俺達の数的優位が生きてくる。

敵二千人に対して味方五千人

負けるわけがない。


俺達の完勝だ!!。


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