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「謙信の甥に転生! 龍馬の日本を戦国から始める」  作者: 27Be


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82/116

第82話 1536年 6歳  揚北衆の処置だぞ

前回のお話では、

論功行賞で盛り上がる中、

自来也がとんでもないお願いをしてきました。

俺は、邸宅へ向かった。


四天王――

柿崎、宇佐美、甘粕、直江。


その四人が、今回謀反を起こした

竹俣清綱、色部勝長、中条藤資

この三人を、すでに呼び出していた。


俺が上座に座る。

その背後に四天王。


下座には、三人。

驚くほど悪びれた様子もなく、堂々と座っている。


竹俣

「若様は戦が上手いですな。完全に裏を取られましたわい」


色部

「若様の武器にはたまげました。

 儂らの弓も槍も、まるで通らぬ」


中条

「それに、十字槍と変わった形の弓。

 あれは、えげつない」


竹俣

「要は、儂らは若様に完敗しました。

 首を取るなり、好きなようにしてくだされ」


「……なぜ、反乱を起こした?」


竹俣

「若様の佐渡ヶ島の国人の扱いが、あまりにひどすぎたんじゃ」


竹俣

「儂らは前々から、長尾為景様の強引さには反発しておった。

 そこへ持ってきて、佐渡の一件じゃ」


竹俣

「腹を立てておるところに、上杉定憲が来てな。

 軍を起こそうと言ってきたのじゃ」


俺は、静かに言った。


「……お前たちは、誤解している」


三人の視線が、俺に集まる。


「俺は、本間氏に最新の鉱山技術を学ばせるために、

 一度、佐渡を落としただけだ」


「きちんと学べば、分家の本間は鉱山のある地へ転地させる」


「本家の息子には、商売を教えるつもりだった」


<誤解>


揚北衆の三人は、唖然としていた。


竹俣

「……儂らは、若様を知らなすぎた」


竹俣

「今からでは遅いだろうが……

 どうか、若様に仕えさせてくだされ」


三人は座り直し、

床に額を付けて平伏した。


宇佐美

「若様。

 この三人の処置、どうされますか?」


俺は、少しだけ間を置いた。


「反乱を起こした者を、無条件で許すことはできない」


三人の肩が、わずかに強張る。


「だが――

 一つの罰は、一つの功で相殺する」


「後日、命じる。

 それまで、待機しておけ」


三人は、深く頭を下げた。


――この判断が、

後にどんな結果を生むか。


それを知る者は、

まだ誰もいない。

ここまでお読みいただき、ありがとうございます!


今回は戦の後の話ですが、

実は「国をどう回すか」が一番見える回でもあります。


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