表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「謙信の甥に転生! 龍馬の日本を戦国から始める」  作者: 27Be


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

53/125

第53話 1536年 6歳  装備を作ったぞ

前回まで武芸大会でスカウトしていました。

今回はその続きで、

「じゃあ、どう戦うの?」というお話です。

説明多めですが、後で効いてきます。

※今回は戦闘はない。

だが――ここを飛ばすと、後の戦いが分からなくなる。


俺は軍の装備を、一から作り直した。


兵科は七つある。

重装歩兵、軽装歩兵、軽騎兵、重装騎兵、長弓兵、親衛隊、遊撃隊。


装備の系統は整理している。


重装歩兵・重装騎兵・親衛隊は同一装備


軽騎兵と遊撃隊は同一装備


軽装歩兵と長弓兵は同一装備


まずは、重装歩兵から説明する。


通常の足軽は、三角錐型の兜だ。

だが重装歩兵は違う。円筒形のフルフェイスとした。


もちろん、完全に塞いではいない。

目、耳、口――必要最低限は開けている。


鎧も通常とは別物だ。


一般的な鎧は、鉄板を加工した「さね」を紐で繋いだ札甲。

札の形と大きさは、せいぜい四種類。


だが重装歩兵は違う。

厚みと形を分けた五十種類の札を作らせた。


目的は一つ。

可動域を殺さず、防御範囲を広げるためだ。


鎧の弱点は決まっている。

肩、脇、股関節、喉。


そこを、札と鎖帷子を併用して覆った。

これで、突きにも袈裟斬りにも耐えられる。


敵が狙える場所は――

目、耳、口だけになる。


重量は十五キロ。

これが、我が軍で最も重い。


例えば、五メートルの槍を持つ敵と対峙したとしよう。


重装歩兵の武器は、一・五メートルの片手十字槍。

加えて、盾と半弓を持たせている。


二十〜三十メートルの距離から半弓を撃つ。

敵が堪らず距離を詰めてくれば、防御力で受け止める。


一・五メートルまで近づいた時、敵はどうする?

長槍を捨て、刀で白兵戦に持ち込む。


だがこちらの十字槍は、刀より長い。

白兵戦でも、こちらが有利だ。


軽騎兵は十キロ、長弓兵は五キロ。

軽さを重視し、防御は薄い。


だが軽騎兵は、

重装歩兵より長い二・五メートルの片手十字槍と半弓を持つ。


近づこうとすれば矢が飛ぶ。

無理に詰めれば、十字槍で首、足首、股を引っかけられる。


奇襲でもない限り、接近は困難だ。


遊撃隊は、状況に応じて重装騎兵にもなる。


敵陣に風穴を開け、

そこへ軽騎兵を流し込む。


そのため、重装騎兵の馬には

着脱可能な装甲を装備させた。


代償もある。

全力で動けるのは、最大三十分。


それ以上は、馬も人も限界だ。


鎧の内側には革を貼った。

長時間着ることを前提にしている。


結果、価格は通常の三倍。


従来の鎧:一貫


重装歩兵:三貫


重装歩兵は三千人。

九千貫。


軽騎兵と長弓兵は二貫。

二千人で四千貫。


合計五千人。

一万三千貫。


安くはない。

だが、俺はこう考えている。


戦争とは、

どれだけ多くの戦場を経験したかで軍団の強さが決まる。


歴史を見れば分かる。

強い軍は、将の質だけではない。

戦いの数をこなしている。


だから――

この軍団は、年中戦場にいることになる。


それを前提に、装備を作った。

今回は装備の説明回でした。

少し堅めですが、

この装備が今後どう使われるか、

楽しみにしてもらえたら嬉しいです。


作品のレビュー(感想)をいただけると励みになります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
何故すぐ銃を作らないのか? それか語られる時を楽しみに待ってます
今回のような理屈っぽい解説、好きです。 納得できる話であれば、ですが。 本作はその点本格派だと感じています。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ